胡田が使っているClaude Codeの仕組みをプラグイン化しました

この記事の内容

  • Claude Codeはセッションをまたいだ記憶保持が苦手という課題を、3つのファイルで解決する方法を紹介します
  • プロジェクトごとに overview.md / status.md / log.md の3ファイルを作成し、文脈を軽量に維持する仕組みです
  • この仕組みをプラグイン「claude-workspace」として実装し、4ヶ月・120日以上・10以上のプロジェクトで実運用してきました
  • ObsidianのVaultと組み合わせることで、人間とAIが共通の「第2の脳」として活用できます
  • プラグインはnoteの記事にて販売中で、購入者限定のDiscordコミュニティも用意されています

Claude Codeを使っていて困ること

Claude Codeを日常的に使っていると、次のような問題に直面することがあります。

  • 昨日の続きをどこまでやったかがわからなくなる
  • セッションが切れるたびに同じ説明を最初からやり直す必要がある
  • 複数のプロジェクトを並行していると、プロジェクトAの話をしているのにBの設定を触られる

CLAUDE.mdcompaction などを使ってうまくやっている方もいるかもしれませんが、それでも「今まで何をやってきたか」「今から何をやるか」を Claude Code が完全に把握し続けるのは難しいところがあります。

Claude Codeには永続的な記憶がなく、本当に重要なことだけを記憶に刻む動きはあるものの、「このプロジェクトの最新状態を把握した上で続きをやりたい」という要件を満たし続けるのは、なかなかの課題です。


解決策:プロジェクトごとに3つのファイルを使う

この課題を解決するために、プロジェクトごとに以下の3つのファイルを作成する手法を採っています。

ファイル名役割
overview.md目的・ゴール・スコープ・関係者など、ほぼ変わらない情報
status.md現在のプロジェクト状態(Claude Codeが作業のたびに自動更新)
log.md日々の時系列の記録を追記していく

overview.md:プロジェクトの全体像

プロジェクトが何のために始まったか、どうなったら完了か、関係者は誰かといった「ほぼ変わらない情報」を書いておきます。これを見ればパッとプロジェクトの概要がわかる状態にしておきます。

status.md:現在値を常に最新化

最も重要なファイルです。Claude Codeが何かするたびにこのファイルを自動更新します。「このプロジェクトの現在値はここ」という情報がここに集約されます。

10個のプロジェクトを並行していても、status.md を10個読むだけでそれぞれの現在状態が瞬時にわかります。

log.md:時系列の記録

日々の作業ログをどんどん追記していきます。より詳しい文脈が必要なときはここを参照します。


「思い出して」の一言で文脈が復元される

この3ファイル構造を導入すると、Claude Codeとのやりとりが大きく変わります。

導入前:

ClaudeAPI

導入後:

ClaudAePIstatus.mdlog.md

コンテキストウィンドウを無駄に消費することなく、必要な情報だけをピンポイントで読み込む動きを実現しています。


使えば使うほど賢くなる仕組み

この構造の優れた点は、知識が蓄積・継承される点にあります。

  • 並行プロジェクト間の情報連携:隣のプロジェクトの情報も参照できる
  • 完了プロジェクトのノウハウ継承:終わったプロジェクトで得た知見を汎用的な知識ライブラリとして保存し、新しいプロジェクトに反映できる
  • プロジェクト作成から蓄積まで一貫:プロジェクト作成時に3ファイルが自動生成され、作業を進めるたびに更新・蓄積されていく

Obsidianとの組み合わせで「第2の脳」に

このプロジェクト管理フォルダをObsidianのVaultに設定することで、さらに強力な環境が実現します。

  • 人間が直接読み書きできる
  • Claude Codeも同じ場所を読み書きする
  • 複数のデバイス間でリアルタイム同期しながら使える

どこで人間が書いても、どこでClaude Codeが動いても、同じVaultを参照するため、「人間にもAIにも分かりやすい共通の情報基盤」として機能します。

Obsidianを使っていない方でも、Claude Codeだけで動かすことはもちろん可能です。


プラグイン「claude-workspace」について

この仕組みを実装し、4ヶ月・120日以上・10以上のプロジェクトで毎日実運用した結果、安定して動作することを確認しました。

この仕組み全体を「claude-workspace」というプラグインとしてまとめ、noteにて有償販売しています。

プラグインに含まれるもの

  • プラグイン本体
  • 10個のスキル
  • フォルダ構造のテンプレート
  • 使い方ガイド
  • 継続的なアップデート(1コマンドで最新版に更新可能)

インストール方法

コマンドを2つコピーペーストするだけで1分以内にインストールできます。インストール後は自然に話しかけるだけで使えます。

#Claude

購入者限定コミュニティ

購入者限定のDiscordサーバーを用意しており、以下のサポートを行っています。

  • 導入方法のサポート
  • バグ報告の受付
  • フィードバックをもとにしたプラグインのアップデート

まとめ

Claude Codeの「セッションをまたいだ記憶の欠如」という課題を、プロジェクトごとに overview.md / status.md / log.md の3ファイルで管理するシンプルな仕組みで解決できます。この仕組みをプラグイン「claude-workspace」として実装し、120日以上の実運用で有効性を確認しています。

コンセプトを理解して自分で実装することも可能ですが、すぐに使える形で入手したい方はnoteの記事からプラグインを購入できます。Obsidianとの組み合わせでさらに強力な「人間とAI共通の第2の脳」として活用できますので、ぜひ試してみてください。