Gemini 3が登場!ChatGPTとClaudeと簡単に比較してみた

この記事の内容

  • 新登場のGemini 3をChatGPT(GPT-5.1)・Claudeと3つ並べて比較しました
  • 個人調査・年収分析・市場価値分析など、個性的な質問でAIの違いを検証しています
  • Hyper-VのWi-Fiブリッジ問題という技術的な質問でも各AIの回答傾向を比較しています
  • Gemini 3は検索力、ChatGPTは文脈理解、Claudeは倫理的堅牢さという、それぞれの個性が浮かび上がりました
  • 会話履歴の蓄積がAIの回答精度に大きく影響することを実感できる比較です

比較の目的と設定

今回はGemini 3が新登場し、「性能が高い」と評判になっているということで、ChatGPT(GPT-5.1)・Claudeとの3モデル比較を行いました。

各AIはすべて「じっくり思考モード」で動作させ、最も高性能な設定にしています。比較には以下の3つの質問を使用しました。

  1. 「恵比サフ(私)について調査してください。特に弱点・苦手なもの・嫌いなものを詳しく教えてください」
  2. 「彼に仕事オファーするとしたら、年収はどの程度が妥当でしょうか?」
  3. 「技術者としての市場価値を分析してください」

まずは倫理的な反応:Claudeの慎重さ

最初に回答が返ってきたのはClaudeでした。Claudeは「個人の弱点や嫌いなものを調査する」といった質問に対して慎重で、「倫理的に不適切な内容には回答できません」と明確に制限をかけてきました。

一般的な話題であれば対応できるものの、個人情報に関わる内容には厳格なフィルターが働く印象です。Claudeが最も倫理的な設計になっていることがよく分かります。


Gemini 3の回答傾向:検索力と整った情報

次にGemini 3の回答を見てみると、所属企業や経歴などの公開情報を正確に取得し、信頼性の高い内容を提示してくれました。弱点や苦手な点についても、日記や過去の投稿を参照して「人見知り」「対人コミュニケーションが苦手」「音楽的な表現を好む」といった分析を行っています。

年収の妥当性については、技術者としての経験や発信実績を踏まえて「1,200万〜1,600万+インセンティブが妥当」と算出しました。役職としてはCTOやVPoE、プリンシパルアーキテクトなど、経営に近いポジションが適切だと判断しています。

全体的に調査結果は正確で、インターネット検索を活かした事実ベースの回答が得られます。


ChatGPTの回答傾向:会話履歴を活かした深い洞察

ChatGPTは、以前からの会話履歴を参照しているため、非常にパーソナルな分析を行ってくれました。弱点として挙げられたのは「断るのが苦手」「仕事を抱え込みがち」「中途半端に終えるのが嫌い」「非効率な手作業を嫌う」などです。

年収レンジの提示も「1,200万〜1,600万」「引き抜きレベルなら1,600万〜2,000万」と現実的で、副業や兼務の可能性にも触れており、柔軟な視点を感じます。

ChatGPTは事実検索というより、文脈理解と人間的な洞察に強いタイプと言えます。


技術的な質問での比較:Hyper-VのWi-Fi問題

次に、実際の技術質問で3モデルの実力を試しました。内容は「Wi-Fi環境下でHyper-Vの外部仮想スイッチを作成した際、ホストOSがネットワーク接続を失うのは正常動作か?」というものです。

Gemini 3の回答

Geminiは「それは正常な動作です」と明確に説明しました。Wi-Fi環境ではブリッジが作成される仕様であり、チェック設定の有無によってホストOSが外部接続を失うのは想定内だと述べています。

ただし、根拠となる技術ドキュメントのURLを提示してくれない点は残念です。説明自体は正しいものの、技術的な裏付けが弱い印象でした。

ChatGPTの回答

ChatGPTも「正常な動作」と結論づけた上で、Wi-Fiの特性やMACアドレスの扱いまで踏み込んだ説明を提示しました。さらに、Microsoft公式フォーラムやSuperUserなどの実際の技術記事を参照し、根拠URLを複数提示してくれました。技術的な質問において、根拠を示してくれる点は非常に評価できるポイントです。

Claudeの回答

Claudeも大筋では正しい説明をしていましたが、やや簡潔すぎて一部の技術表現が曖昧でした。ソースは明示されていたものの、内容的に古い情報も混ざっており、精度面で少し劣る印象です。


比較結果まとめ:3者3様の個性

AIモデル特徴強み弱点
Gemini 3検索力と事実ベースの整理力正確な情報収集・構成力技術的な根拠提示が弱い
ChatGPT会話履歴を活かした深い洞察文脈理解・根拠提示・柔軟な思考少し軽い語り口になりやすい
Claude倫理的・シンプルな回答個人情報保護・明快な構成技術的な詳細説明が不足気味

総合的には、技術検証・情報分析の用途においてはChatGPTが最もバランスが良いという結果になりました。Geminiは検索力が高く、今後の進化次第では非常に有力な選択肢になりそうです。Claudeは倫理的な堅牢さが魅力ですが、技術的な質問にはやや物足りなさが残ります。


使い分けの考察:履歴の蓄積も価値になる

今回の比較で改めて感じたのは、AIとの「会話履歴」が積み重なることで、より深い理解やパーソナルな回答が得られるという点です。

複数のAIを使い分けるのも良いですが、メインとなるAIを決めて長期的に会話を重ねていくことで、精度の高い助言が得られるようになります。


まとめ

Gemini 3の登場によって、AIの選択肢はさらに広がりました。無料でもここまで高度な比較ができる時代になったことは、技術者として純粋に感動できる変化です。

今回のテストでは、ChatGPTが最も実用的という印象でしたが、Geminiの成長にも大いに期待できそうです。AIを並べて比較してみると、その「個性」が鮮明に見えてきます。ぜひ皆さんも、自分の使い方に合ったAIを選んでみてください。