Windows 11 25H2 ついに配信開始!入れるべき?待つべき?
この記事の内容
- Windows 11 バージョン25H2(2025年アップデート)が2025年10月1日(日本時間)より順次配信開始されました
- 今回は「イネーブルメントパッケージ」方式を採用した軽量アップデートで、再起動1回・200KB未満で適用できます
- 機能面での大きな変化はなく、主にセキュリティ強化とサポート期間延長が目的です
- PowerShell 2.0やWMICなど一部レガシー機能が削除されますが、一般ユーザーへの影響はほぼありません
- Blu-ray/DVDの再生不具合など既知の問題があるため、特定用途がある方は事前に確認が必要です
配信開始のタイミングと段階的ロールアウト
Windows 11 バージョン25H2(2025年アップデート)は、2025年9月30日(日本時間では10月1日)より配信が開始されました。ただし、すべてのユーザーに一斉に届くわけではなく、今後数ヶ月かけて段階的にロールアウトされていきます。
早めに受け取りたい場合
Windowsの設定で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしておくと、他のユーザーよりも早くアップデートを受け取ることができます。
アップデートを延期したい場合
逆に、アップデートを急がない場合はこの設定をオフにすることで、最大5週間まで更新を停止することができます。ただし、更新を停止するとセキュリティリスクが生じる点は十分に理解したうえで判断しましょう。
今回のアップデート方式:イネーブルメントパッケージとは
今回の25H2は「イネーブルメントパッケージ(有効化パッケージ)」と呼ばれる方式で提供されています。
この方式では、更新内容の大部分を事前にダウンロード済みの状態にしておき、今回のアップデートでは最小限の変更だけを有効化します。そのため、以下のようなメリットがあります。
- 再起動が1回で済む:従来の大規模アップデートと比べて手軽です
- ファイルサイズが非常に小さい:200KB未満のダウンロードで完了します
「軽量アップデート」と呼べるほど、適用の負担が少ない点が特徴です。
サポート期間の延長
25H2を適用することで、Windowsのサポート期間が延長されます。
| エディション | サポート期間 |
|---|---|
| Home / Pro | 24ヶ月 |
| Enterprise / Education | 36ヶ月 |
セキュリティの観点からも、定期的なアップデートの適用は重要です。特別な理由がない限り、アップデートの適用を推奨します。
機能面の変更点
新機能はほぼなし
24H2と25H2は同じコードベース上で動作しており、機能面での大きな違いはありません。今回のアップデートは主にセキュリティ強化を目的としたものです。
削除されるレガシー機能
新機能の追加よりも注目されているのが、一部の古い機能の削除です。
PowerShell 2.0 の削除
非常に古いバージョンのPowerShellが削除されます。現在主流のPowerShell 5.xや7.xとは別物であり、一般ユーザーが日常的に使うものではないため、影響はほぼありません。
WMIC(Windows Management Instrumentation Command-line)の削除
WMI(Windows Management Instrumentation)をコマンドラインから操作するためのツールです。約20年前によく使われていたツールですが、現在はほとんど利用されていません。PowerShellなどで代替できます。
これらの削除による一般ユーザーへの影響は、ごく限定的です。
既知の不具合・注意点
現時点で公式に確認されている主な不具合は2点あります。
1. コンテンツ保護されたBlu-ray/DVD/デジタルTVアプリの再生不具合
著作権保護されたBlu-rayやDVD、デジタルテレビなどの再生アプリが正常に動作しなくなる場合があります。公式でも問題として認識されています。
これらのコンテンツを日常的に利用している方は、アップデート前に最新の情報を確認してから適用することをおすすめします。
2. Windows Update Standalone Installer(WUSA)の不具合
スタンドアロンインストーラー(WUSA)を使い、共有フォルダー内の複数の .msu ファイルからアップデートを適用しようとすると、インストールに失敗するケースがあります。
主に企業の管理者やエンタープライズ環境に関係する問題であり、一般ユーザーにはほぼ影響しません。公式サイトに回避策(ワークアラウンド)も掲載されています。
Windows 10 のサポート終了も迫っています
2025年10月14日には、Windows 10のサポートが終了します。引き続きセキュリティアップデートを受け取るためにも、Windows 11への移行と定期的なアップデートの適用が重要になります。
まとめ
- Windows 11 バージョン25H2は、200KB未満・再起動1回で完了する「軽量アップデート」です
- 機能面での大きな変化はなく、主にセキュリティ強化とサポート期間延長が目的です
- PowerShell 2.0やWMICの削除がありますが、一般ユーザーへの影響はほぼありません
- Blu-rayなどの再生不具合が確認されているため、該当する方は事前に情報を確認しましょう
- 企業管理者の方は、スタンドアロンインストーラーの不具合にも注意が必要です
特別な事情がない限り、セキュリティ維持のためにもアップデートの適用をおすすめします。ご自身の利用状況に合わせて、適切なタイミングで適用を検討してみてください。