ChatGPTの新しい「学習モード」を試してみました!
この記事の内容
- ChatGPTに新たに追加された「学習モード(学習サポートモード)」の概要と特徴を紹介します
- クイズ作成・難易度調整・フィードバックなど、具体的な活用例を実際に試した結果とともに解説します
- AIの弱点であるハルシネーション(誤情報生成)に対して、学習モードがどのように対処しているかを確認します
- 通常モードとの違いや、学習目的での実用性についての所感をお伝えします
学習モードとは?
OpenAIのChatGPTに、新たに「学習モード(学習サポートモード)」が追加されました。このモードは、ユーザーのあらゆる学びをサポートすることを目的としており、次のような用途が想定されています。
- 宿題の手伝い
- テスト勉強
- 新しいテーマの調査
AIを学習に活用するうえで長らく課題となっているのが、ハルシネーション(事実とは異なる回答を生成してしまう現象)です。誤った情報を教えられては学習に支障をきたしてしまうため、この問題への対処が重要です。OpenAIがあえて「学習サポート」を謳う機能をリリースしたということは、ハルシネーション対策についてある程度の自信があるということでもあるでしょう。
実際に試してみた
YouTubeチャンネルの伸ばし方を聞いてみた
まず「YouTubeチャンネルの伸ばし方を教えてほしい」と質問してみました。しかし返ってきた回答は、通常モードとほぼ変わらない一般的なアドバイスでした。学習モードならではの特徴があまり感じられなかったため、より適した使い方を探ることにしました。
クイズ作成機能を使ってみた
次に「練習用のクイズを作成してください」と依頼してみました。すると「どんな科目・テーマのクイズを作りましょうか?」と確認してきたので、「Azure基礎」を指定してみました。
4択クイズを自動生成してくれており、内容も実践的なものでした。誤答を選ぶと「惜しい」といった反応が返ってきて、正解と合わせて丁寧な解説も提示されます。
問題へのフィードバックにも対応
出題された問題に対して「この選択肢は適切ではないのでは?」と指摘してみると、AIは素直にそれを認め、問題点を整理したうえで新たな出題パターンに改善してきました。このような双方向のやりとりは、AI学習サポートならではの強みを感じる部分です。
難易度の調整も可能
「難易度を超高難度にしてほしい」とリクエストすると、より専門的な問題を出題してくれます。たとえばAzureのポリシー設定に関する実践的な問題が出され、その解説も的確なものでした。専門知識が問われるシーンでも、AIが正確に対応できるケースが多い印象です。
ハルシネーション抑制の取り組み
学習モードでは、AIが知らないことに対して「知らない」と明確に答える姿勢が見られました。たとえば、一般的には知られていない人物名を尋ねたところ、憶測で情報を作り出すことなく「一般人です」と正直に回答しました。
また、質問の意図や目的をきちんと確認し、情報が不足している場合はユーザーに問い返すなど、安全策(ガードレール)がしっかり機能している印象です。通常モードではWeb検索なども行いますが、学習モードでは根拠のある範囲での回答に制御されているようです。
まとめ
ChatGPTの「学習モード」は、誤情報を教えないことを意識した設計になっており、クイズ作成・難易度調整・フィードバックへの柔軟な対応など、学習をサポートする機能が充実しています。
AIとの対話を通じて一人で学ぶよりも効率よく知識を深めたい方には、非常に有用なモードだといえるでしょう。学習のお供として、ぜひ一度試してみてください。