Azure SQL Managed Instanceの無料枠がGA!無料でも結構使える!

この記事の内容

  • Azure SQL Managed Instanceの無料プランが一般提供(GA)され、本番環境でも利用可能になりました
  • 最大12ヶ月間、毎月720 VCore時間・64GBストレージ・最大500データベースが無料で使えます
  • 無料枠を使い切った場合は課金されず自動停止する、安心設計になっています
  • Azure ポータルから残り無料時間をリアルタイムで確認できます
  • 無料プランから有料プランへはいつでも簡単にアップグレードできます

Azure SQL Managed Instanceの無料プランとは

Azure SQL Blogにて「Free SQL Managed Instance Offer is now GA」という発表がありました。これはAzure SQL Managed Instanceの無料プランが一般提供(GA)されたことを意味しており、本番環境での利用も正式に認められています。

SQL Managed Instanceはすでに多くの組織で活用されていますが、これから導入を検討している組織や、まだ使ったことがない開発者の方にとっては非常に嬉しいニュースです。特に「自分専用の開発環境を持ちたいけれどコストをかけたくない」という方には最適な選択肢となります。


無料プランで提供される内容

この無料プランはGeneral Purpose(汎用)またはNext-gen General Purpose(次世代汎用、プレビュー版)のインスタンスが対象です。最大12ヶ月間、以下の内容を無料で利用できます。

項目内容
インスタンス数1サブスクリプションにつき1つ
データベース数最大500個
コンピューティング毎月720 VCore時間
ストレージ64GB
ライセンスSQL Serverライセンス込み
バックアップ自動バックアップ(最大7日間保持)

複数のデータベースを扱うアプリケーションのテストや、オンプレミスのSQL ServerからAzureへの移行検証など、幅広い用途に活用できます。


VCore時間の仕組みと利用制限

720 VCore時間とは

無料プランには毎月「720 VCore時間」という利用制限があります。これはインスタンスに割り当てたVCore数に応じて消費されます。

計算式はシンプルです。

124VVVCCCooo=rrreee720731V268C000ore31705.÷5VCore

デフォルトの稼働スケジュール

コストを節約するため、無料インスタンスにはデフォルトで「9時〜17時のみ稼働、それ以外は停止」というスケジュールが設定されています。日中の業務時間に主に使う開発者であれば、このデフォルト設定のまま効率よく無料枠を使い切ることができます。もちろん、スケジュールは変更可能です。

制限を超えた場合の動作

月の無料VCore時間を使い切った場合、インスタンスは自動的に課金されるのではなく停止します。予期せぬコスト発生を防ぐ安心設計です。

翌月にVCore時間がリセットされると、次の起動スケジュールのタイミングで自動的に再起動します。


残り無料時間の確認方法

残りの無料VCore時間やリセット日は、Azure ポータルのSQL Managed Instanceの概要ページで確認できます。

以下のような情報が表示されます。

  • Free VCore hours remaining — 残りの無料VCore時間
  • Free VCore hours renew in X days — あとX日でリセット

利用状況を常に把握できるため、突然インスタンスが停止するといった事態を防げます。


有料プランへのアップグレード

無料プランを試してより多くのリソースが必要になった場合は、いつでも有料プランへアップグレードできます。

  1. インスタンスの「設定」メニューを開きます
  2. 「コンピューティングとストレージ」を選択します
  3. 「Free offer」から「Paid offer」に切り替えます
  4. 料金の見積もりを確認してから適用します

移行前にコストを確認できるため、安心して切り替えの判断ができます。


無料インスタンスの作成手順

実際に無料のSQL Managed Instanceを作成する手順は非常に簡単です。

  1. Azure管理ポータルで「SQL Managed Instance」を検索して開きます
  2. 「作成」ボタンをクリックしてインスタンスの構成画面を開きます
  3. 画面上部に表示される「Try SQL Managed Instance for free」バナー内の 「Apply free offer」 ボタンをクリックします
  4. 「無料プランが適用されました」というメッセージを確認し、残りの設定を進めてインスタンスを作成します

まとめ

Azure SQL Managed Instanceの無料プランがGAされたことで、誰でも気軽にこの強力なマネージドデータベースサービスを試せるようになりました。主なポイントをまとめると以下のとおりです。

  • 最大12ヶ月間、毎月720 VCore時間・64GB・最大500データベースを無料で利用可能
  • 無料枠を使い切っても自動停止するため、予期せぬ課金の心配なし
  • Azure ポータルで残り時間をリアルタイム確認でき、計画的に利用できる
  • 無料から有料へのアップグレードもシームレスに実施可能

開発・テスト・学習・移行検証など、さまざまな用途に活用できる無料プランをぜひ試してみてください。