AVDの単一プール構成でも1ユーザーへの複数デスクトップ割当が可能に!
この記事の内容
- Azure Virtual Desktop(AVD)で、1つのホストプールから1人のユーザーに複数のパーソナルデスクトップを割り当てられる機能がパブリックプレビューになりました
- 従来は同じことを実現するために複数のホストプールが必要でしたが、この制限が緩和されました
- セッションホストにフレンドリーな名前を付けられるようになり、ユーザーが複数のデスクトップを区別しやすくなりました
- Azure Portal、REST API、PowerShellのいずれかで設定できます
- 詳細な構成手順は英語版ドキュメント(2025年3月21日更新)で確認できます
機能の概要
Azure Virtual Desktop(AVD)の公式ブログに、「Multiple Personal Desktops with Azure Virtual Desktop」という新機能に関する記事が公開されました。
この機能は、1人のユーザーに対して複数のパーソナルデスクトップ(個人向けVM)を割り当てられるというものです。そして重要なポイントとして、1つのホストプール(シングルホストプール)の中でこの割り当てが可能になりました。現在はパブリックプレビューの段階となっています。
従来の課題と今回の改善点
この機能が追加される以前は、1人のユーザーに複数のデスクトップを割り当てるためには、**複数のホストプール(マルチプルホストプール)**を用意する必要がありました。ホストプールごとにデスクトップを1つずつ割り当てることはできていましたが、同一のホストプール内で複数を割り当てることはできなかったのです。
今回の機能追加によってこの制限が緩和され、より効率的に環境を構築できるようになりました。
また、セッションホストにフレンドリーな名前(わかりやすい名前)を設定できるようになったため、ユーザーが割り当てられた複数のデスクトップを簡単に区別できるようになっています。
有効化の方法
この機能を有効にするには、ホストプールの設定画面にある以下のチェックボックスをオンにするだけです。
設定の変更は、以下の方法で行えます。
- Azure Portal — ポータルのGUIから操作可能
- REST API — APIを通じてプログラマティックに設定可能
- PowerShell — スクリプトで一括設定可能
ドキュメントの参照について
パーソナルデスクトップの割り当て設定に関する詳細な構成手順は、Microsoftの公式ドキュメント(個人用デスクトップの割り当てに関する記事)を参照してください。
なお、日本語版ドキュメントは2024年12月3日時点の情報となっており、今回のアップデートが反映されていない場合があります。英語版ドキュメントは2025年3月21日に更新されており、「Assign multiple personal desktops to a user (preview)」に関する記述が追加されています。最新の情報を確認する際は、英語版ドキュメントも合わせて参照することをお勧めします。
まとめ
Azure Virtual Desktop(AVD)に、1つのホストプール内で1人のユーザーに複数のパーソナルデスクトップを割り当てられる機能がパブリックプレビューとして追加されました。
従来は複数のホストプールが必要だったシナリオを、シングルホストプール構成で実現できるようになったことで、環境設計の自由度と管理効率が向上します。設定はチェックボックスひとつで有効化でき、Azure Portal・REST API・PowerShellのいずれからでも操作できます。
この機能の活用を検討されている方は、英語版の公式ドキュメント(2025年3月21日更新)を参照しながら構成を進めてみてください。