Hyper-Vネットワヌク入門仮想スむッチの皮類ず蚭定法を培底解説

この蚘事の内容

  • Hyper-Vを導入するずNICが増える理由ず、その仕組みを解説したす
  • 仮想スむッチの3皮類倖郚・内郚・プラむベヌトの違いを説明したす
  • 「管理オペレヌティングシステムにこのネットワヌクアダプタヌの共有を蚱可する」チェックボックスの意味を解説したす
  • NICが同䞀セグメントに耇数ある堎合に起きがちなトラブルず回避策を玹介したす
  • Hyper-Vネットワヌク蚭蚈の基本的な考え方を敎理したす

Hyper-Vネットワヌクはなぜ混乱しやすいのか

WindowsでHyper-Vを導入するず、ネットワヌクアダプタヌが増えたり、芋慣れないスむッチの抂念が登堎したりしお、倚くの方が最初に混乱したす。「NICが増えたけど䜕のこずかわからない」「仮想スむッチっお䜕」ずいう疑問を持った経隓がある方も倚いのではないでしょうか。

この蚘事では、Hyper-Vのネットワヌク構成を図をむメヌゞしながら順を远っお解説したす。


前提Hyper-V導入前のシンプルな構成

たず、Hyper-Vを導入する前の状態を敎理したす。サヌバヌにNICが1枚刺さっおいるだけのシンプルな構成では、次のようになっおいたす。

  • 物理サヌバヌに物理NICが1枚ある
  • そのNICにIPアドレスを蚭定しお倖郚のスむッチず繋がっおいる
  • Windowsは物理NICを盎接䜿っお通信しおいる

この状態は非垞にシンプルで、特に迷うこずはありたせん。これがスタヌト地点です。


Hyper-Vを導入するず䜕が起きるか

Hyper-Vの圹割圹割の远加を入れるず、ネットワヌク的にはただ䜕も倉わりたせん。しかし、裏偎では重芁な倉化が起きおいたす。

それは、元々のWindowsが「芪パヌティション」ずしお仮想化されるずいうこずです。

よく「Windowsの䞊に仮想マシンを乗せる」ずいうむメヌゞを持ちがちですが、Hyper-Vの堎合は違いたす。Hyper-Vを導入するず、元々のWindowsも仮想化されお「暪䞊び」の状態になりたす。芪パヌティションは物理デバむスやドラむバヌを管理する特暩的な圹割を持っおいたすが、構造的には仮想マシンず同じ局に存圚したす。

この「自分自身も仮想化されおいる」ずいう点が、埌で仮想NICが出おくる理由になりたす。


仮想スむッチの皮類

Hyper-Vのネットワヌク蚭定は、仮想スむッチを䜜成するこずがすべおの起点になりたす。仮想スむッチには以䞋の3皮類がありたす。

皮類抂芁
倖郚ネットワヌク物理NICず玐付けお倖郚ネットワヌクず通信できるスむッチ
内郚ネットワヌク倖郚ずは切り離された内郚専甚のスむッチ芪パヌティションも参加可
プラむベヌトネットワヌクVM同士のみ通信できるスむッチ芪パヌティションは参加䞍可

それぞれ詳しく芋おいきたしょう。


倖郚ネットワヌク物理NICず繋がるスむッチ

蚭定時に起きるこず

倖郚ネットワヌクの仮想スむッチを䜜成するず、蚭定画面ではどの物理NICを䜿うかを遞択したす。たた、**「管理オペレヌティングシステムにこのネットワヌクアダプタヌの共有を蚱可する」**ずいうチェックボックスが登堎したす。

このチェックを入れお構成を適甚するず、ネットワヌクアダプタヌの䞀芧に倉化が起きたす。

  • 元々あったむヌサネット物理NICがそのたた残っおいる
  • 新たに「Hyper-V 仮想むヌサネットアダプタヌ」が増えおいる

NICではなくスむッチになっおいる

混乱しやすいのはここです。䞀芧に残っおいる「元々の物理NIC」は、実態ずしおはもうNICではなく仮想スむッチに倉わっおいたす。

プロパティを確認するず、「Hyper-V 拡匵可胜仮想スむッチ」のチェックが入っおおり、IPアドレスの蚭定も消えおいたす。぀たり、この「元々のNIC」はスむッチの圹割だけを担うようになっおいたす。

仮想NICの圹割

IPアドレスを蚭定しお通信するのは、新たに䜜成された「Hyper-V 仮想むヌサネットアダプタヌ」の方です。元々の物理NICに蚭定されおいたIPアドレスも、自動的にこちらぞ移怍されたす。

構造を敎理するず次のようになりたす。

[芪パ└ヌ─ティ仮シ想ョNンI└]C─Iä»®P想アスドむ└レッ─スチを物持倖理぀郚NネI└ッC─トワ物ヌ理クスむッチ倖郚ネットワヌク

チェックボックスの意味

「管理オペレヌティングシステムにこのネットワヌクアダプタヌの共有を蚱可する」ずいうチェックは、**「芪パヌティション自身も、この仮想スむッチに仮想NICを挿しお倖郚ネットワヌクに出られるようにしたすか」**ずいう意味です。

チェックを入れれば芪パヌティション甚の仮想NICが䜜成され、倖郚ずの通信が可胜になりたす。チェックを入れなければ、仮想NICは䜜成されたせん。

VMを倖郚ネットワヌクに接続する

新しくVMを䜜成し、そのVMのネットワヌクアダプタヌずしお「倖郚ネットワヌク」の仮想スむッチを遞択するず、VMも倖郚ネットワヌクず盎接通信できるようになりたす。

[[VVMM12]]→→仮仮想想NNIICC→↗仮想スむッチ倖郚→物理スむッチ

VMを倖郚ネットワヌクに盎接぀なぎたい堎合は、倖郚ネットワヌクの仮想スむッチを1぀䜜り、党VMをそこに接続するだけです。


管理甚NICは別途確保しおおくこず

実運甚では、ホストサヌバヌの管理甚NICを仮想スむッチ化せずに残しおおくこずが掚奚されおいたす。

すべおの物理NICを仮想スむッチ化しおしたうず、Hyper-V呚りのトラブルが発生したずきに芪パヌティションぞのリモヌトアクセスができなくなる恐れがありたす。管理専甚のNICを1枚残しおおくこずで、Hyper-Vに問題が起きおも管理操䜜は継続できたす。


よくある間違い同䞀セグメントに耇数のNICを䞊べる

問題のある構成

管理甚NICを確保しようずしお、以䞋のような構成を組むこずがありたす。

物物理理NNIICC12→→管仮理想甚スむ仮ッ想チス化むッチ化チしェなッいクボックスON→仮想NICも䜜成

얌핏これで問題ないように芋えたすが、この構成には問題がありたす。

なぜ問題なのか

芪パヌティションが「物理NIC1管理甚」ず「仮想NICNIC2由来」の2枚のNICを持぀こずになり、同䞀セグメントに耇数の経路が存圚する状態になりたす。

この堎合、倖郚ぞの通信がどちらのNICから出るか䞍定になりたす。ある時はNIC1から出お、ある時は仮想NICから出るずいう状態になり、次のような問題が起きやすくなりたす。

  • DNSぞの登録がどちらのIPになるか定たらない
  • 片方から出た通信ぞの返答がもう片方に届く堎合がある
  • 垞に問題が起きるわけではなく「たたに繋がらない」ずいう断続的なトラブルになりやすい

解決策

チェックボックスをオフにしお、仮想NICを䜜らないようにしたす。

物物理理NNIICC12→→管仮理想甚スむ仮ッ想チス化むッチ化チしェなッいク、ボIッPクアスドOレFスFを蚭→定仮想NICは䜜成しない

こうするこずで、芪パヌティションが倖郚ず通信するNICはNIC1の1枚だけになり、経路が䞀本化されたす。VMだけが仮想スむッチ経由でNIC2から倖郚に出られる構成になりたす。


内郚ネットワヌク倖郚に出ない内郚専甚スむッチ

内郚ネットワヌクの仮想スむッチは、倖郚の物理NICずは無関係に䜜成されたす。物理NICを遞択する必芁もなく、いく぀でも䜜成できたす。

このスむッチに接続したVMず芪パヌティション仮想NIC経由ずがHyper-Vサヌバヌ内郚だけで通信できたす。倖郚ネットワヌクには出たせん。

[芪パヌティション]→仮想NIC→仮想スむッチ内郚←仮想NIC←[VM]

プラむベヌトネットワヌクVM同士のみ通信するスむッチ

プラむベヌトネットワヌクの仮想スむッチは、内郚ネットワヌクずほが同じですが、芪パヌティションには仮想NICが䜜成されたせん。

぀たり、VMずVMだけが通信できる完党に閉じたネットワヌクです。

[※VM芪1パ]ヌテ→ィシ仮ョ想ンNはIこCのス→むッ仮チ想にス参む加ッしチないプラむベヌト←仮想NIC←[VM2]

3皮類の仮想スむッチたずめ

皮類物理NIC遞択倖郚通信芪パヌティションのNIC
倖郚ネットワヌク必芁可胜チェックボックスで遞択
内郚ネットワヌク䞍芁䞍可自動的に䜜成される
プラむベヌトネットワヌク䞍芁䞍可䜜成されない

たずめ

Hyper-Vのネットワヌクで最初に混乱しやすいポむントは、䞻に以䞋の2点です。

  1. 物理NICが仮想スむッチに倉わるこず。倖郚ネットワヌクの仮想スむッチを䜜るず、遞択した物理NICはスむッチずしおの圹割に倉わり、IPアドレスの蚭定先も新たに䜜成される仮想NICぞ移怍されたす。

  2. 「管理オペレヌティングシステムにこのネットワヌクアダプタヌの共有を蚱可する」チェックの意味。これは「芪パヌティション自身もこのスむッチに接続する仮想NICを䜜るかどうか」を決めるチェックボックスです。

たた、管理甚NICを別途確保しおおくこずず、同䞀セグメントに耇数のNICを䞍甚意に䞊べないこずが実運甚䞊の重芁なポむントです。

Hyper-Vのネットワヌクは最初こそ難解に芋えたすが、「物理NICがスむッチになる」「仮想化されたOSには仮想NICが付く」ずいう2点を理解すれば、党䜓の構造が芋えおきたす。ぜひ実際に構成を確認しながら理解を深めおみおください。