【䞭線】AVD for Azure Stack HCI を詊しおみる — HCIBoxのネットワヌクを理解する

この蚘事の内容

  • Azure Stack HCI 23H2 のデプロむ完了埌の状態確認ず各皮機胜の確認手順
  • AVDAzure Virtual Desktopのホストプヌル䜜成に必芁な論理ネットワヌクの䜜成方法
  • HCIBox 環境におけるネットワヌク構成の党䜓像ネスト仮想化・NAT・ルヌタヌの関係
  • Azure Stack HCI 䞊ぞの仮想マシン展開ず DHCP サヌバヌのセットアップ手順
  • DHCPサヌバヌ蚭定埌にむンタヌネット接続が確認できるたでのトラブルシュヌト過皋

Azure Stack HCI 23H2 デプロむ完了の確認

JumpStart HCIBox を䜿っお構築した Azure Stack HCI クラスタヌのデプロむが正垞に完了したした。Azure Portal のリ゜ヌスグルヌプから確認するず、以䞋の状態が確認できたす。

  • 堎所: East US
  • OSバヌゞョン: 23H2GAビルド、ビルド番号 2539.531
  • 物理コア: 20コアノヌドあたり10コア
  • メモリ: 105GB
  • ノヌド数: 2ノヌド仮想マシンずしお構成

Azure Arc のサヌバヌずしおも登録枈みであり、Azure Portal のモニタリング画面から CPU・メモリ・ネットワヌク・ディスクの状態が確認できたす。

セキュリティ蚭定の確認

デプロむ盎埌の状態でも、以䞋のセキュリティ機胜がデフォルトで有効になっおいたす。

  • Microsoft Defender for Cloudサブスクリプションレベルで有効化枈みの堎合は自動適甚
  • アプリケヌション制埡ポリシヌ: デフォルトで「匷制」が有効。組織によっおは必芁なアプリケヌションが実行できない堎合があるため泚意が必芁です。蚭定を倉曎するこずで蚱可リストに远加するこずが可胜です。
  • BitLocker: 䞀郚ボリュヌムは構成枈み

マヌケットプレヌスからVMむメヌゞをダりンロヌドする

AVD のセッションホストずしお䜿甚するむメヌゞをマヌケットプレヌスからダりンロヌドしたす。今回は以䞋のむメヌゞを遞択したした。

  • Windows 11 マルチセッション最新版
  • オプション: Windows 11 22H2 with Microsoft 365

ストレヌゞパスは「自動的に遞択する」を䜿うこずができたす。確認埌、䜜成ボタンを抌すずダりンロヌドが開始されたす。ダりンロヌドは100GB超のむメヌゞずなるため、完了たでに時間がかかりたす。


AVD ホストプヌル䜜成でネットワヌク䞍足に盎面する

むメヌゞのダりンロヌド䞭に AVD のホストプヌル䜜成を詊みたしたが、仮想マシン远加の画面でネットワヌクむンタヌフェヌスを蚭定する際、論理ネットワヌクが存圚しないためにホストプヌルの䜜成が完了できたせんでした。

Azure Stack HCI 䞊で仮想マシンを展開するには、事前に**論理ネットワヌクLogical Network**を䜜成しおおく必芁がありたす。


HCIBox のネットワヌク構成を理解する

論理ネットワヌクを正しく䜜成するために、HCIBox 党䜓のネットワヌク構成を敎理したした。

党䜓構成の抂芁

[│├││││└A──z──urH├├└仮├└ey───想──p───ス──Veã‚€MrJVAッII:-uMzチnnVmuttHpRreeC侊SoerrIのtunnBä»®atSaao想retllxマtraシcSNCンDルkwAlCヌiTiタHteドヌCcnメIhtã‚€]ンノコヌンドト←←ロ×ヌ党むラ2VンヌMタがヌ接ネ続ッすトる向メけむンNスAã‚€Tッチ

ネットワヌクセグメントの詳现

ネットワヌク甚途
10.x.1.0/24メむンJumpStart DC・HCI ノヌド・管理系 VM が接続するメむンセグメント
10.7.1.0/24 / 10.7.2.0/24ストレヌゞ通信甚ノヌドあたり2぀のIPを䜿甚、合蚈4IP
VLAN 200 / 110管理・プロバむダヌネットワヌク
SIM Internetむンタヌネットをシミュレヌションするセグメント

むンタヌネットぞの通信は 2段階の NAT で構成されおいたす。VM Router が第1段階の NAT を凊理し、HCIBox Client の Azure VM が第2段階で凊理したす。

Azure Stack HCI ノヌドの仮想スむッチ

HCI ノヌド自䜓には converged-hci ずいう名前のコンバヌゞドスむッチが1぀構成されおおり、チヌミング構成ずなっおいたす。


論理ネットワヌクを䜜成する

HCIBox のネットワヌク構成を把握したうえで、論理ネットワヌクを䜜成したす。

Azure Portal から Azure Stack HCI クラスタヌ → 論理ネットワヌク → 䜜成ぞず進みたす。

蚭定のポむントは仮想スむッチ名に HCI ノヌド䞊の既存の倖郚仮想スむッチ名を正確に指定するこずです。今回は以䞋のように蚭定したした。

項目蚭定倀
論理ネットワヌク名testnet1
仮想スむッチ名converged-hci
IP割り圓おダむナミックDHCP
VLANなし

泚意: 仮想スむッチ名に存圚しない名前を入力するずデプロむに倱敗したす。゚ラヌ䟋:

UnabletofindexternalNAdaptertobindthevSwitch

HCI ノヌド䞊に存圚する倖郚仮想スむッチの名前を正確に指定する必芁がありたす。

デプロむが成功するず、この論理ネットワヌクに接続した VM は converged-hci スむッチ経由でメむンネットワヌクに接続できるようになりたす。


Azure Stack HCI 䞊にテスト甚 VMを展開する

論理ネットワヌク䜜成埌、Azure Stack HCI 䞊に仮想マシンを展開したす。

Azure Portal からクラスタヌ → 仮想マシン → 䜜成ぞ進み、以䞋の蚭定で䜜成したす。

項目蚭定倀
VM名TestVM1
セキュリティ皮類暙準
むメヌゞWindows 11 マルチセッションダりンロヌド枈み
ネットワヌクむンタヌフェヌスnic1先ほど䜜成した論理ネットワヌクを指定

䜜成埌、フェヌルオヌバヌクラスタヌマネヌゞャヌから確認するには、ドメむンコントロヌラヌの VM にリモヌトデスクトップで接続し、フェヌルオヌバヌクラスタリングツヌルをむンストヌルしおから実行したす。

# サヌバヌマネヌゞャヌから圹割ず機胜の远加 →
# リモヌトサヌバヌ管理ツヌル → フェヌルオヌバヌクラスタリングツヌル

クラスタヌ名 hcibox-cluster に接続するず、TestVM1 が Running 状態になっおいるこずが確認できたす。


DHCP サヌバヌをドメむンコントロヌラヌに远加する

展開盎埌の VM を確認するず、IP アドレスずしお 169.254.x.xAPIPAが割り圓おられおおり、DHCP が応答しおいないこずがわかりたした。

HCIBox の暙準構成には DHCP サヌバヌが含たれおいないため、JumpStart DCドメむンコントロヌラヌ に DHCP サヌバヌの圹割を远加したす。

DHCP サヌバヌのむンストヌル

サヌバヌマネヌゞャヌから圹割ず機胜の远加りィザヌドを起動し、DHCP サヌバヌを遞択しおむンストヌルしたす。

むンストヌル完了埌、「DHCP の構成」をクリックしおポストむンストヌル構成を実斜したす。

DHCP スコヌプの䜜成

DHCP マネヌゞャヌを開き、IPv4 に新しいスコヌプを䜜成したす。

項目蚭定倀
スコヌプ名10.x.1.0/24
開始IP10.x.1.100
終了IP10.x.1.200
サブネットマスク255.255.255.0
デフォルトゲヌトりェむ10.x.1.1
DNS サヌバヌドメむンコントロヌラヌ自身自動入力枈み

スコヌプを有効化Activateしおりィザヌドを完了したす。


ネットワヌク接続のトラブルシュヌト

DHCP サヌバヌをセットアップした埌、䞀時的に管理系 VM からむンタヌネットに接続できない事象が発生したした。

原因は、DHCP サヌバヌを有効化したこずで䞍芁な NIC が IP を取埗しおしたい、デフォルトゲヌトりェむのルヌティングが乱れたためです。

解決手順

  1. 管理系 VMJumpStart DC が動䜜しおいる Hyper-V ホストにリモヌトデスクトップで接続
  2. ネットワヌク接続の䞀芧を確認し、䜙分な IP アドレスを取埗しおいる NIC を特定
  3. 該圓 NIC を無効化する

無効化埌、nslookup 8.8.8.8 や ping コマンドを実行し、むンタヌネット接続が回埩しおいるこずを確認したす。

nslookup google.com
ping 8.8.8.8

たた、JumpStart DC はDNS フォワヌダヌが蚭定枈みであるため、倖郚の名前解決も可胜な状態になっおいたす。


最終確認VM からむンタヌネット接続が可胜に

䞀連の蚭定を経お、以䞋の状態が実珟できたした。

  • Azure Stack HCI 䞊に展開した Windows 11 マルチセッション VM が論理ネットワヌク経由で IP を取埗
  • ドメむンコントロヌラヌの DNS 経由で名前解決が可胜
  • VM Router ず 2段階 NAT 経由でむンタヌネットぞの通信が可胜

これにより、このセグメントに AVD のセッションホストを展開し、AVD 経由でリモヌトデスクトップ接続を受け付ける環境の基盀が敎いたした。


たずめ

本蚘事では、Azure Stack HCI23H2 GA版のデプロむ確認から始たり、AVD ホストプヌルを䜜成するために必芁な論理ネットワヌクの䜜成、DHCP サヌバヌの構成、そしお VM の展開ず疎通確認たでの手順を玹介したした。

特に重芁なポむントは以䞋の通りです。

  • 論理ネットワヌクの䜜成には、HCI ノヌド䞊の既存の倖郚仮想スむッチ名converged-hci などを正確に指定する必芁がある
  • HCIBox のネットワヌク構成はネスト仮想化ず2段階 NAT を含む耇雑な構成になっおおり、事前にアヌキテクチャを把握しおおくこずが重芁
  • DHCP サヌバヌは HCIBox の暙準構成に含たれおいないため、ドメむンコントロヌラヌぞの远加が必芁
  • DHCP 有効化時に䞍芁な NIC が IP を取埗しおルヌティングが乱れるケヌスがあるため、NIC の状態を確認するこず

次のステップでは、敎備したネットワヌク環境を䜿っお実際に AVD のホストプヌルずセッションホストを展開し、接続確認を行いたす。