Windows Copilot! Windows 11にAI機能が搭載されることが発表されました!
この記事の内容
- MicrosoftのBuild 2023イベントで、Windows 11向けのAIアシスタント機能「Windows Copilot」が発表されました
- タスクバーからワンクリックでアクセスでき、画面右側のパネルからAIに話しかけることができます
- 設定変更・アプリ起動・ドキュメント要約など、自然言語でPCを操作できるようになります
- Spotifyなどの外部サービスともプラグイン連携し、アプリをまたいだ操作が可能です
- 機能の提供開始は2023年6月が予定されており、Windows 11が対象となります
MicrosoftのBuildイベントで発表
Microsoftが年に1回開催する開発者向けイベント「Build」で、Windows 11にAIアシスタントを搭載する新機能「Windows Copilot」が発表されました。
Windowsにはかつて「Cortana(コルタナ)」というアシスタント機能がありましたが、今回の発表ではその後継というよりも、生成AIを活用した全く新しいアシスタントとして登場した形です。また、Bingのチャット機能に続き、Windows本体にもAIとの対話機能がやってくるという、大きな流れの一環となっています。
タスクバーからすぐにアクセスできる
Windows Copilotは、タスクバーに専用のボタンが追加されます。このボタンを押すと、デスクトップの右側にCopilotのウィンドウがスライドして表示されます。
通常のアプリを使いながら、右側のパネルでAIに質問したり作業を依頼したりできるため、作業の流れを妨げずに利用できる設計になっています。
できることの具体例
発表内の動画デモでは、以下のようなさまざまな使い方が紹介されました。
PC設定の変更
「集中しやすいセッティングにしてほしい」と話しかけると、Copilotが「フォーカスタイマーを使ってみては?」「ダークテーマにしてみては?」といった提案をしてくれます。ユーザーが「はい」のボタンを押すだけで、実際にその設定が適用されます。
ドキュメントの要約・予約
手元のドキュメントをCopilotに渡して「要約してください」「予約してください」といった指示を出すと、それに応じた処理をしてくれます。ファイルをドラッグ&ドロップで渡せるのも大きな特徴です。
外部サービスとの連携
「仕事に合う音楽を教えて」と聞くと、SpotifyのプレイリストをいくつかCopilotが提案してくれます。そこから選ぶとSpotifyアプリが起動し、音楽が再生されます。
アプリをまたいだ作業
「コーヒーショップのロゴを作りたい」という質問に対して、Adobe Expressの利用を提案してくれました。さらに、作成したロゴをTeamsで送ってほしいと依頼すると、そのまま送信まで行ってくれるデモも紹介されました。
プラグイン連携が開発者の新しい主戦場に
これまでBingチャットやChatGPTでファイルを使った作業をしようとすると、一度Webにアップロードしてから指定するなど、手間のかかる操作が必要でした。
Windows Copilotはリーチ先がOS自体になるため、ローカルのファイルをドラッグ&ドロップで渡すだけで済みます。さらに、プラグインを通じてさまざまなアプリと連携できる設計になっています。
この仕組みにより、Windows向けアプリを開発する開発者にとっては、「Copilotとプラグイン連携できること」が今後のアプリ開発における主流になっていくと考えられます。自然言語で指示を受けて処理を実行できるアプリ群が増えていくことで、Windowsプラットフォームはより一層AIに対応した環境へと進化していくでしょう。
Windows 10ユーザーはアップグレードが必要
Windows Copilotは、Windows 11専用の機能となります。Windows 10にはこの機能は提供されない見込みです。
Windows 10はすでに最後のメジャーアップデートが提供されており、サポート終了が近づいています。新機能の追加は今後行われないとみられるため、Windows Copilotを利用したい場合はWindows 11へのアップグレードが必要になります。
リリース時期
動画公開時点では、Windows Copilotはまだ利用できない状態でした。発表によると、2023年6月ごろに提供開始となる予定とのことでした。
まとめ
Windows 11に搭載されるAIアシスタント「Windows Copilot」は、タスクバーのボタンから起動し、画面右側のパネルで自然言語によるPC操作や外部サービスとの連携ができる機能です。設定変更やドキュメント要約、Spotifyでの音楽再生、Teamsへの送信など、アプリをまたいだ多彩な操作をCopilotに任せることができます。
Windows 10には提供されないため、利用にはWindows 11へのアップグレードが必要です。AI機能がOSに組み込まれるという流れは、今後の開発者向けアプリ設計にも大きな影響を与えることが予想されます。機能の提供開始後に実際の使用感も確認してみたいところです。