【簡単!】LoRAを使った画像生成の手順!ダウンロードからプロンプト記述まで【Stable Diffusion Web UI】

この記事の内容

  • Stable Diffusion Web UI で LoRA(追加学習データ)を使う方法を解説します
  • 公開されている学習済み LoRA データをサイトからダウンロードする手順を紹介します
  • ダウンロードしたファイルを正しいディレクトリに配置する方法を説明します
  • Web UI 上で LoRA を選択し、トリガーワードを使って画像を生成する流れを解説します
  • プロンプトの工夫でクオリティを高めるコツについても触れます

LoRA とは何か

LoRA(Low-Rank Adaptation)とは、既存のモデルに対して追加の学習を施すことで、狙った画像が出やすくなるように調整されたデータのことです。標準のモデルや公開されている他のモデルをベースに、特定の被写体やスタイルを高い再現度で生成できるようにするためのものです。

自分でゼロから学習させることも可能ですが、ハードルが高いため、今回は公開されている学習済み LoRA データを入手して画像生成する流れを紹介します。

なお、Stable Diffusion Web UI 自体のインストールや CPU のみで動かす設定については、以前の動画で解説していますので、環境がまだ整っていない方はそちらを先にご確認ください。


LoRA データのダウンロード

LoRA データはさまざまなサイトで配布されています。今回は公開サービス(Civitai 等)を利用します。サイトにアクセスする際は利用規約への同意やアカウント作成が必要な場合があります。

サイト内では、モデルや LoRA データをタグやカテゴリで絞り込むことができます。左上のフィルタで「LoRA」を選択すると、LoRA データのみを一覧表示できます。

今回はサンプルとして「Dragon LoRA(SD 1.5 ベース)」を使用します。このデータは SD 1.5 をベースモデルとして、迫力のあるドラゴン画像が安定して生成されるように追加学習されたものです。

各 LoRA のページには説明文が記載されており、以下のような重要な情報が含まれています。

  • 推奨される適用強度(Weight):例として 0.6〜0.7 が推奨
  • トリガーワード:LoRA の学習を引き出すためのキーワード(今回は dragon
  • 相性の良い追加プロンプト例

説明文は英語で書かれていることが多いので、翻訳ツールを活用しながら読むと理解しやすくなります。

ダウンロードボタンをクリックすると、拡張子 .safetensors のファイルが取得できます。


ファイルの配置

ダウンロードしたファイルは、Stable Diffusion Web UI をインストールしたディレクトリ内の所定のフォルダに配置します。

<StabmloedeDlLisfrfau/sionWebUI.safete>n/sors

例えばインストール先が C:\repo\stable-diffusion-webui の場合は以下のパスになります。

C:\repo\stable-diffusion-webui\models\Lora\

このフォルダはあらかじめ用意されていますので、ファイルをそのまま配置するだけでOKです。


Web UI での LoRA の適用

ファイルを配置したら、Stable Diffusion Web UI を起動(または再起動)します。

  1. 画面上部にある 花札のようなアイコンをクリックします(バージョンによってボタンの位置が異なる場合があります)。
  2. 「Lora」タブを選択します。
  3. 先ほど配置したファイル(例:dragons_v1)が表示されるのでクリックします。
  4. クリックするとプロンプト入力欄に LoRA を呼び出すための記述が自動的に挿入されます。

自動挿入される記述の例:

<lora:dragons_v1:1>

この数値(デフォルトは 1)が LoRA の**適用強度(Weight)**です。説明文に推奨値が記載されている場合はそれに従って調整します。今回のドラゴン LoRA では 0.6〜0.7 が推奨されています。

<lora:dragons_v1:0.7>

いつもの画面に戻るには、再度花札のアイコンをクリックします。


トリガーワードとプロンプトの記述

LoRA を有効にするためには、トリガーワードをプロンプトに含める必要があります。今回のドラゴン LoRA のトリガーワードは dragon です。

基本的なプロンプト例

<lora:dragons_v1:0.7>,dragon

これだけでもドラゴンらしい画像が生成されます。

応用プロンプト例

説明文に記載されている推奨キーワードを組み合わせることで、より具体的なシーンを表現できます。

<lora:dragons_v1:0.7>,dragon,flyingdragon,openmouth,breathingfire,fromside

このプロンプトでは「空を飛びながら炎を吐き、横から見たドラゴン」を指定しています。


画像生成の実行

プロンプトを入力したら「Generate」ボタンをクリックして画像を生成します。GPU がない環境では CPU のみでの処理となるため、生成に時間がかかります。

生成が完了すると、LoRA のデータが反映されたドラゴンの画像が出力されます。基本プロンプトのみでもそれらしい画像が生成され、プロンプトを工夫することでクオリティをさらに高めることができます。


著作権・利用上の注意

公開されている LoRA データには、著作権上問題のあるものが含まれている場合があります。以下の点に十分注意してください。

  • 生成した画像は自分のローカル PC での個人利用にとどめることを強く推奨します
  • インターネット上に公開・投稿する場合は、権利関係を十分に確認する必要があります
  • 大多数のケースで、無断で公開すると権利侵害になる可能性があります

まとめ

今回は、公開されている学習済み LoRA データを使って Stable Diffusion Web UI で画像を生成する手順を紹介しました。

  • LoRA データは .safetensors 形式でダウンロードし、models/Lora/ フォルダに配置するだけで使えます
  • Web UI の LoRA タブからファイルをクリックすると、必要なプロンプト記述が自動挿入されます
  • トリガーワードを忘れずにプロンプトに含めることが重要です
  • 適用強度(Weight)は各 LoRA の説明文に記載されている推奨値を参考にしましょう
  • プロンプトを工夫することで、LoRA の学習内容を活かした高品質な画像が生成できます

公開されている LoRA を活用するだけであれば操作は非常にシンプルです。ぜひ色々な LoRA を試しながら、画像生成を楽しんでみてください。