【Bicep入門#14】Azure Resource Explorerを活用してリソース定義を確認しよう
この記事の内容
- Azure Resource Explorerとは何か、その概要を解説します
- リソースグループやリソースをJSON形式で確認する方法を紹介します
- ネットワークインターフェイスのIP設定など、深い階層のプロパティへのアクセス方法を説明します
- Azureポータルから見えないプロパティがResource Explorerで確認できるという重要な利点を紹介します
- Bicepでリソースを記述する際にResource Explorerをどう活用するかを解説します
Azure Resource Explorerとは
Bicepを学ぶうえで、ぜひ参照してほしいツールがあります。それが Azure Resource Explorer(resources.azure.com)です。
Resource Explorerは、Azureのリソースをディレクトリ形式で階層的に参照できるツールです。各リソースの情報をJSON形式で確認できるため、Bicepでリソース定義を書く際の参考として非常に役立ちます。
Resource Explorerでできること
サブスクリプション・リソースグループの参照
Resource Explorerでは、サブスクリプションを選択してその中に存在するリソースやプロバイダーの一覧を確認できます。リソースグループをたどっていくと、自分が作成したリソースグループが表示されます。
リソースグループを展開すると、グループ作成時のプロパティとして名前、ロケーション、プロビジョニングステートなどが確認できます。これらは自分で書くプロパティではありませんが、どのようなプロパティが存在するかを把握するのに役立ちます。
リソースのJSONビュー
リソースを選択すると、そのリソースの情報がJSON形式で表示されます。たとえば Microsoft.Compute の Virtual Machine を選択すると、仮想マシンのすべてのプロパティがJSONで確認できます。Azureポータルの「JSONビュー」とほぼ同じ内容が、こちらからも参照可能です。
利用可能なアクションの確認
Resource Explorerでは、各リソースに対して呼び出せるアクション(Export、Move、Delete など)も確認できます。
深い階層のプロパティも確認できる
Resource Explorerの特に便利な点が、ポータルのJSONビューでは表示されない深い階層のプロパティまで確認できることです。
たとえば、ネットワークインターフェイス(NIC)のIP設定を確認したい場合を考えてみます。AzureポータルのNICのJSONビューでは、ipConfigurations の詳細が表示されないことがあります。
一方、Resource Explorerでは以下のような階層でたどることができます。
ipconfig1 まで展開することで、そのIP設定に対応するJSONビューが表示されます。ここでは以下のようなプロパティが確認できます。
name(設定名)typeproperties.privateIPAddress(プライベートIPアドレス)properties.publicIPAddress.id(パブリックIPアドレスのリソースID)
このように、ポータルから直接見えないプロパティもResource Explorerではすべて確認できます。
Bicepを書くときにResource Explorerが役立つ場面
BicepやARMテンプレートでリソースを定義しようとしたとき、「このプロパティの名前は何だろう?」「どんな値を設定すればいいだろう?」と悩む場面が多くあります。
Azureポータルのリソースによっては、JSONビューで表示されない構成情報が存在します。そのような場合にResource Explorerを参照すると、必要なプロパティがすべて確認できます。現時点では、Resource Explorerで見えないプロパティには遭遇したことがないとのことで、Bicep学習において非常に信頼性の高いリファレンスとして活用できます。
まとめ
Azure Resource Explorer(resources.azure.com)は、Azureリソースの構成をJSON形式で階層的に確認できるツールです。Bicep入門において以下の場面で特に役立ちます。
- リソース定義に必要なプロパティ名や値の確認
- ネットワークインターフェイスのIP設定など、深い階層の構成情報の参照
- Azureポータルのリソース画面では表示されないプロパティの確認
Bicepでリソースを書く際に「どんなプロパティが必要か分からない」と感じたときは、ぜひResource Explorerを開いて確認してみてください。