Visual Studio Code for the Web(vscode.dev)を使ってみた
この記事の内容
- Visual Studio Code がブラウザ上で動作する「vscode.dev」が公開されました
- URL にアクセスするだけでインストール不要で VS Code が使えます
- GitHub のリモートリポジトリをそのまま開いて編集・コミットが可能です
- 拡張機能も Web 対応のものは利用できます
- デバッグやコード実行には対応していませんが、編集用途としては十分な機能があります
vscode.dev とは
Visual Studio Code がブラウザ上で実行できるようになりました。アクセスするための URL は以下のとおりです。
この URL にアクセスするだけで、VS Code がブラウザ上でそのまま動作します。もともと VS Code はそのような技術基盤を持っていたため、比較的すぐに実現できたのだと思われます。
基本的な操作
フォルダーを開く
vscode.dev ではローカルのフォルダーを開くことができます。実際に試してみると、フォルダーを普通に開けることが確認できました。
ファイルの編集と保存
ファイルの変更・保存も問題なく動作します。普通のデスクトップ版と同様の感覚で編集できます。
検索
ファイル内検索や横断検索も普通に使えます。
リモートリポジトリの操作
vscode.dev の大きな特徴のひとつが、GitHub のリモートリポジトリをそのまま開けることです。GitHub へのサインインを求められますが、サインインするだけで自分のリポジトリ一覧がすぐに表示され、選んで開くことができます。
ファイルの変更差分も表示され、コミット操作もブラウザ上から直接実行できます。ローカルに VS Code をインストールしていなくても、リポジトリの閲覧・編集・コミットが完結します。
拡張機能のサポート
拡張機能についても、Web に対応したものであればインストールして使用できます。一度インストールすると、次回アクセス時にもインストール済みの状態で利用できます。
ただし、すべての拡張機能が Web に対応しているわけではなく、非対応のものも存在します。拡張機能の Web 対応は今後も進んでいくことが期待されます。
できないこと
現時点では以下の操作には対応していません。
- コードの実行
- デバッグ
あくまでも編集ツールとしての位置付けですが、ソースコードの閲覧・編集・コミットといった用途には十分対応しています。
どんな場面で役立つか
vscode.dev が特に便利なのは、次のような状況です。
- 複数の PC を使う環境:良いエディターがインストールされていない PC でも、ブラウザさえあればすぐに VS Code が使えます
- インストール権限がない環境:セキュリティポリシー等でソフトウェアをインストールできない場合でも利用可能です
- 手軽にリポジトリを確認したいとき:GitHub のリポジトリを素早く開いて中身を確認・編集するのに非常に便利です
リモートワーク環境が整っている場合は自分の PC で通常の VS Code を使えばよいですが、今後の進化次第では「ローカルの VS Code は不要」という時代が来る可能性も感じられます。デバッグやコード実行にも対応できるようになれば、さらに活用の幅が広がりそうです。
まとめ
vscode.dev は URL にアクセスするだけで Visual Studio Code をブラウザ上で使えるサービスです。インストール不要で、GitHub リポジトリのクローン・編集・コミットまで一通りの作業がブラウザ上で完結します。拡張機能も Web 対応のものは利用でき、今後さらに対応が進むことが期待されます。現時点ではデバッグやコード実行には非対応ですが、編集用途としては非常に完成度が高く、環境を選ばないエディターとして大変便利なツールです。