【Windows 10 ゼロから入門 #2】電源のオン・オフ・再起動を正しく理解しよう

この記事の内容

  • Windows 10 の起動からサインインまでの基本的な流れを解説します
  • シャットダウン・再起動・スリープ・休止状態の違いと使い分けを説明します
  • 電源とスリープに関する設定画面の確認方法を紹介します
  • 「高速スタートアップ」の仕組みと、トラブル時に注意すべき再起動の正しい方法を解説します

Windows 10 を起動する

パソコンを使い始めるには、まず電源ボタンを押して起動します。電源ボタンの場所はメーカーや機種によって異なりますので、お使いのパソコンで確認してください。ボタンには電源マーク(○に縦線が入ったマーク)が付いていることが多いです。

電源ボタンを押してしばらく待つと、Windows 10 が起動し始めます。その後、マウスを動かしたりキーボードを操作したりすると、サインインの画面が表示されます。


サインインとは

パソコンにログインすることを、Windows 10 では 「サインイン」 と呼びます。以前は「ログイン」と呼ばれていましたが、現在はサインインという名称が使われています。

サインイン画面では、Microsoft アカウントの ID が表示された状態になっています。パスワードではなく PIN(暗証番号) を入力してサインインするのが一般的な操作です。


電源を切る(シャットダウン)

パソコンの使用を終えるときは、次の手順でシャットダウンします。

  1. 画面左下の スタートボタン をクリックします
  2. 表示されたメニューの下部にある 「電源」 をクリックします
  3. 「シャットダウン」 を選択します

シャットダウンを実行すると、すべてのアプリが終了してパソコンの電源が切れます。使い終わったときは、必ずこの手順で電源を切るようにしてください。電源ボタンを長押しして強制終了するとデータが壊れる場合がありますので、スタートボタンからのシャットダウンを習慣にしましょう。


再起動

スタートボタン → 電源 のメニューには、シャットダウンのほかに 「再起動」 という選択肢もあります。

再起動は、Windows 10 の動作がおかしくなったときや、ゼロからきれいに起動し直したいときに使います。トラブルが発生した際には、シャットダウンではなく 再起動 を選ぶことが重要です(詳しくは後述の「高速スタートアップ」の項目で説明します)。


スリープと休止状態

パソコンによっては、電源メニューにシャットダウン・再起動に加えて 「スリープ」「休止状態」 が表示される場合があります。それぞれの違いは以下のとおりです。

状態説明向いているシーン
スリープ電源は入れたまま省電力状態にする短時間の中断(すぐに作業を再開したいとき)
休止状態作業状態をディスクに保存して電源を切る長時間の中断(1〜数日作業を休むとき)

スリープは再開が速い反面、電源を消費し続けます。休止状態は電力消費が少ないですが、再開時にディスクからデータを読み込むため少し時間がかかります。短時間の中断であればスリープ、長時間の中断であれば休止状態が適しています。

なお、休止状態はデフォルトでは表示されない場合があり、設定で明示的に有効化する必要があります。通常はあまり意識しなくて大丈夫です。


電源とスリープの設定を確認する

スリープに移行するまでの時間などは、設定画面から変更できます。

  1. スタートボタンをクリックし、「設定」 を開きます
  2. 「システム」 をクリックします
  3. 左側のメニューから 「電源とスリープ」 を選択します

この画面では以下の設定ができます。

  • 画面の電源を切るまでの時間:何もしない状態で何分後にディスプレイをオフにするか
  • スリープ状態にするまでの時間:何もしない状態で何分後にスリープに入るか(「なし」にすることも可能)

使い方に合わせて適切な時間を設定してください。

また、同じ画面に 「パフォーマンスとエネルギー」 という設定もあります。

  • 右(パフォーマンス重視):処理速度を優先する。常に電源につないで使うデスクトップパソコンに向いています
  • 左(省電力重視):バッテリーの持ちを優先する。外出先でノートパソコンをバッテリー駆動で使うときに向いています

詳細な電源設定

さらに細かい設定をしたい場合は、「電源とスリープ」画面内の 「電源の追加設定」 から確認できます。ここでは以下のような設定が可能です。

  • 電源ボタンを押したときの動作(シャットダウン・スリープ・画面オフなど)
  • スリープボタンを押したときの動作

【重要】高速スタートアップに注意

Windows 10 には 「高速スタートアップ」 という機能が既定で有効になっています。これは、シャットダウン後の次回起動を速くするために、一部の起動処理をスキップする仕組みです。

この機能が有効な状態では、「シャットダウン → 電源オン」という操作は完全な再起動にはなりません

パソコンの調子が悪いときに「シャットダウンして電源を入れ直せばゼロから起動するはず」と思っても、高速スタートアップが有効だと期待どおりの動作にならない場合があります。

完全に再起動したいときは、必ずスタートメニューの「再起動」を使ってください。 再起動を実行すると、ハードウェアの初期化も含めて本当にゼロから起動し直されます。

高速スタートアップをオフにしたい場合は、「電源の追加設定」内にある 「現在利用可能ではない設定を変更します」 を有効にした上で、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外すことで無効化できます。ただし、これは仕組みを理解した上で変更することをおすすめします。初心者の方はそのままでも大丈夫ですが、調子が悪いときは「再起動」を選ぶという点だけ覚えておいてください。


まとめ

今回は Windows 10 の電源操作について解説しました。

  • 起動:電源ボタンを押して起動し、PIN を入力してサインインする
  • 終了:スタートボタン → 電源 → シャットダウン を選択する
  • スリープ・休止状態:短時間の中断はスリープ、長時間の中断は休止状態が適している
  • トラブル時:シャットダウン後に電源を入れ直すのではなく、必ず 「再起動」 を選ぶ
  • 高速スタートアップ:既定で有効になっており、シャットダウン → 電源オンは完全な再起動にならないことを覚えておく

電源の操作はパソコンの基本中の基本です。正しい操作を身につけることで、トラブルを防いだり、問題を解決したりする力につながります。ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。