Windowsユーザーなら知っておきたいタスクマネージャーの使い方
この記事の内容
- タスクマネージャーとは何か、どんな場面で役立つかを解説します
- ハングアップしたアプリケーションを強制終了する方法を紹介します
- タスクマネージャーの起動方法を複数の手順で説明します
- CPU・メモリ・ディスクなどのリソース使用状況の確認方法を解説します
- Windowsの動作が遅いときにボトルネックを特定する方法を紹介します
タスクマネージャーとは
タスクマネージャーとは、Windowsで動作しているプロセスの一覧を確認したり、アプリケーションを強制終了したりできるツールです。一般的なアプリケーションよりもはるかに強い権限を持っており、通常の方法では終了できないプログラムでも強制的に終了させることができます。
Windowsを使っていると、さまざまな場面でお世話になるツールですので、ぜひその存在と基本的な使い方を覚えておいてください。
タスクマネージャーが役立つ場面
ハングアップしたアプリケーションの強制終了
最もよく使う場面は、アプリケーションがハングアップして操作を受け付けなくなったときです。通常はウィンドウ右上の×ボタンやメニューの「終了」でアプリを閉じますが、応答しなくなってしまった場合にはそれができません。
OS全体を再起動する方法もありますが、タスクマネージャーを使えばそのアプリケーションだけを強制終了できます。タスクマネージャーから終了できないプロセスは基本的にないと言えるほど強力なツールです。
プロセスの一覧から対象のアプリケーションを右クリックし、「タスクの終了」を選ぶことで強制終了できます。
Windows全体の動作が重いときの原因特定
Windowsの動作が遅いとき、何が原因なのかを確認する用途にも使えます。CPU・メモリ・ディスク・ネットワークのいずれかがボトルネックになっていることが多く、タスクマネージャーを見るだけでその原因をおおまかに把握できます。
また、Windowsそのものの動作が著しく悪化しているときでも、タスクマネージャーは動作することがあります。スタートメニューが反応しないような状況でも、タスクマネージャーから別のアプリケーションを起動したり、問題のあるプロセスを終了したりして対処できる場合があります。
タスクマネージャーの起動方法
タスクマネージャーにはいくつかの起動方法があります。状況に応じて使い分けてください。
方法1:タスクバーの右クリック(マウスだけで操作できる)
タスクバー(画面下部のアプリが並んでいる領域)の何もないところを右クリックすると、「タスクマネージャー」というメニューが表示されます。初心者の方にはまずこの方法をおすすめします。
方法2:Ctrl + Alt + Delete
キーボードでこのキーを押すと画面が切り替わり、「タスクマネージャー」という項目が表示されます。タスクバーが操作できなくなったときでも、この方法で起動できる場合があります。
方法3:ショートカットキー(最も確実)
このショートカットキーを押すと、タスクマネージャーを直接起動できます。他の方法が使えないときでもこのショートカットが効くことが多いため、ぜひ覚えておいてください。
プロセスタブの見方
タスクマネージャーを開くと、最初に「プロセス」タブが表示されます。
アプリとバックグラウンドプロセスの違い
- アプリ:自分が起動しているアプリケーションの一覧です
- バックグラウンドプロセス:画面を持たずに裏側で動いているプロセスの一覧です
たとえばMicrosoft Edgeは、アプリとして起動していなくても、通知などのためにバックグラウンドプロセスとして動作し続けることがあります。
リソース使用量の確認とソート
プロセス一覧では、各プロセスのCPU使用率・メモリ使用量・ディスク使用率・ネットワーク使用量・GPU使用率などが確認できます。列のヘッダーをクリックするとソートできますので、たとえばCPU列をクリックすれば「現在CPUを最も使っているプロセス」を上位に表示できます。
動作が重いときは、CPU使用率が高いプロセスを探して終了してみると、Windowsの動作が改善することがあります。
パフォーマンスタブの見方
「パフォーマンス」タブでは、OS全体のリソース使用状況をグラフで確認できます。
| 項目 | 確認できること |
|---|---|
| CPU | プロセッサの使用率 |
| メモリ | RAM の使用量 |
| ディスク | ディスクのアクティブ時間 |
| イーサネット/Wi-Fi | ネットワークのスループット |
| GPU | グラフィックス処理の使用率 |
Windowsの動作が遅いときは、次のようにボトルネックを切り分けられます。
- CPUが100%に張り付いている → CPUが原因
- メモリが使い切られている → メモリ不足が原因
- ディスクのアクティブ時間が100%近い → ディスクの速度が原因
- ネットワーク使用量が上限に達している → 通信が原因
このタブを見るだけで、問題の大まかな原因を特定できます。
CPUのグラフ表示を変更する
CPUのグラフは、論理プロセッサごとの表示に変更できます。グラフを右クリックして「グラフの変更」→「論理プロセッサ」を選ぶと、コアごとの使用状況が一覧で表示されます。一部のコアが忙しく、他のコアに余裕があるといった詳細な状況が把握できます。
詳細タブの見方
「詳細」タブでは、プロセスをより詳しく確認できます。プロセスIDや状態に加えて、列を追加することでさまざまな情報を表示できます。
列を追加するには、列ヘッダーを右クリックして「列の選択」を選んでください。追加できる情報の例を以下に示します。
- ディスクの読み取り/書き込み → ディスクが重いときに、どのプロセスがどれだけI/Oしているかを確認できます
- ハンドル数 → ハンドル枯渇が原因でアプリが動作しないときの確認に使えます
- ページプール / 非ページプール → メモリのトラブルシュートに使用されます
列を追加してソートすることで、問題のあるプロセスを素早く特定できます。
新しいタスクの実行
タスクマネージャーの「ファイル」メニューから「新しいタスクの実行」を選ぶと、プログラムを直接起動できます。
これはエクスプローラーが応答しなくなり、スタートメニューが使えない状況で特に役立ちます。「管理者としてこのタスクを作成する」にチェックを入れることで、管理者権限付きでコマンドプロンプトなどを起動することもできます。
スタートアップタブの活用
「スタートアップ」タブでは、Windowsの起動時に自動的に立ち上がるプログラムを管理できます。不要なスタートアッププログラムを無効化することで、起動時間の短縮や常時のリソース節約につながる場合があります。
まとめ
タスクマネージャーは、Windowsユーザーにとって非常に強力なツールです。まずは次の3点を覚えておきましょう。
- ハングアップしたアプリを強制終了できる:「プロセス」タブでアプリを右クリックして「タスクの終了」
- 動作が重い原因を特定できる:「パフォーマンス」タブでCPU・メモリ・ディスク・ネットワークの使用状況を確認
- ショートカットキーで素早く起動できる:
Ctrl + Shift + Esc
Windowsの調子が悪いと感じたら、まずタスクマネージャーを開いてみてください。原因の特定から応急処置まで、さまざまな場面で活躍するツールです。