【テレワークに効果絶大】NVIDIA RTX Voiceでノイズ除去する方法(非対応GPU編)
この記事の内容
- NVIDIA RTX VoiceはRTX/Quadro GPUが公式サポート対象だが、GTX系GPUでも動作させる方法がある
- インストーラーで弾かれた場合でも、設定ファイルを書き換えることで回避できる
- 設定ファイルの編集には管理者権限が必要
- OBS Studioと組み合わせてノイズキャンセルを有効化できる
- ファンノイズなどの環境音を大幅に除去できることを確認済み(非公式手順のため自己責任)
NVIDIA RTX Voiceとは
NVIDIA RTX Voiceは、マイク入力やスピーカー出力に対してAIを使ったノイズキャンセリングを行うソフトウェアです。テレワーク中のエアコン音・ファンノイズ・環境音を除去し、クリアな音声を届けることができます。
公式には GeForce RTX または Quadro RTX 搭載のPCが必要とされています。GTX 1660 Superなどの GTX系GPUは対象外となっていますが、本記事では非対応GPUでも動作させる方法を紹介します。
公式の動作要件
RTX Voiceのセットアップガイドには以下の要件が記載されています。
- GPU: GeForce RTX または Quadro RTX グラフィックカード
- ドライバー: 指定バージョン以上のNVIDIAドライバー
- OS: Windows 10
GTX系GPUでは通常インストーラーで弾かれてしまいますが、設定ファイルを編集することで動作させることができます。
インストール手順
1. RTX Voiceをダウンロードしてインストーラーを実行する
NVIDIAの公式サイトからRTX Voiceのインストーラーをダウンロードして実行します。GTX系GPUの場合はインストーラーがエラーを出しますが、そのまま続行します。
インストーラーを実行すると、Cドライブ直下の一時フォルダにファイルが解凍されます。
2. 設定ファイルを書き換える
解凍されたフォルダ内の設定ファイルを編集します。ここで重要なのが管理者権限です。通常の方法でファイルを編集しようとしても権限エラーになるため、以下の手順で行います。
- コマンドプロンプトを管理者として実行する
- コマンドプロンプトから **Notepad(メモ帳)**を起動する
notepad C:\(解凍先フォルダ)\(設定ファイル名)
- 設定ファイルが開いたら、GPU制限に関する記述を編集する
- 編集後、上書き保存する
⚠️ 保存時は「別名で保存」ではなく上書き保存してください。
3. RTX Voiceアプリを再起動する
設定ファイルを保存したら、RTX Voiceアプリを立ち上げます。
RTX Voiceの設定
アプリが正常に起動したら、入出力デバイスを設定します。
- Input(入力デバイス): 使用しているマイクのデバイスを選択する
- Output(出力デバイス): スピーカーやヘッドセットのデバイスを選択する
ノイズキャンセルの用途に応じて設定を選択してください。
- 自分が話すときのノイズを除去したい場合 → 入力側の設定を有効にする
- 相手の音声のノイズを除去したい場合 → 出力側の設定を有効にする
設定が完了したら OK をクリックします。RTX Voiceが起動した状態になり、バーチャルマイクデバイスとして利用できるようになります。
OBS Studioとの連携設定
配信や録画でOBS Studioを使っている場合は、マイクのデバイスを変更する必要があります。
- OBS Studioを開く
- 音声ソースのプロパティを開く
- デバイスの選択で 「NVIDIA RTX Voice」 を選択する
これにより、OBSでキャプチャした音声にもノイズキャンセルが適用されます。
効果の確認
設定完了後に音声レベルメーターを確認すると、無音時にはメーターがゼロ付近を維持し、環境ノイズが除去されていることが確認できます。
実際にファンノイズの大きな環境でテストしたところ、ファンノイズが大幅に低減されることを確認しました。強いノイズに対しても効果的で、テレワークでの会議や配信に十分実用的なレベルです。
注意事項
- 本手順はNVIDIAが公式にサポートしている方法ではありません
- GTX系GPUでの動作は自己責任で行ってください
- 今後のドライバーアップデートやアプリのバージョンアップにより動作しなくなる可能性があります
- 公式にサポートされているRTX系GPUを使用している場合は、通常の手順でインストールできます
まとめ
NVIDIA RTX Voiceは、テレワークや配信でのノイズ問題を解決する非常に強力なツールです。公式サポートはRTX/Quadro GPUに限られていますが、設定ファイルの書き換えによりGTX系GPUでも動作させることができました。
手順のポイントは「管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、そこからメモ帳で設定ファイルを編集する」という点です。ファンノイズのような継続的なノイズには特に効果が高く、テレワーク環境の改善に大いに役立てることができます。繰り返しになりますが、非公式の手順となるため、試す場合は自己責任でお願いします。