UEFI / BIOS 設定でUSBフラッシュディスクから起動する方法
この記事の内容
- WindowsのクリーンインストールなどでUSBフラッシュディスクから起動するためのBIOS/UEFI設定方法を解説します
- BIOS/UEFIに入るための正しいシャットダウン手順(Shiftキーを使う方法)を紹介します
- 起動順序(ブートオーダー)の概念と変更手順を2機種の実例で説明します
- USBデバイスをBIOSに認識させるための注意点についても触れます
- 設定後の保存・再起動の手順まで一通り解説します
はじめに
Windowsのクリーンインストールを行う際には、USBフラッシュディスクからパソコンを起動させる必要があります。そのためにはBIOS(またはUEFI)の設定で「起動順序」を変更しなければなりません。
BIOS/UEFIの設定画面はメーカーによって見た目や操作方法が異なりますが、基本的な考え方は共通しています。この記事では2機種の実例をもとに、USBフラッシュディスクからの起動設定を解説します。
BIOS/UEFIに入る前の準備:正しいシャットダウン
通常のシャットダウンではなく、Shiftキーを押しながらシャットダウンすることで、完全にシャットダウンした状態からBIOS/UEFIに入れるようになります。
Windowsの高速スタートアップ機能が有効になっている場合、通常のシャットダウンでは完全に電源が切れないケースがあります。そのため次の手順を踏むことを推奨します。
Shiftキーを押しながら「シャットダウン」をクリックする- 完全にシャットダウンされたことを確認する
- 電源を入れ、すぐにBIOS/UEFIキー(後述)を連打する
BIOS/UEFIに入るためのキー
電源投入直後に以下のいずれかのキーを連打することでBIOS/UEFI設定画面に入れます。
| キー | 備考 |
|---|---|
F2 | 最もよく使われるキー |
Del / Delete | デスクトップ機などで多い |
F12 | 起動デバイス選択メニューに直接入れる機種も |
機種によって異なるため、自分のPCのメーカー名や型番で「(型番) BIOS 入り方」と検索するのが確実です。
USBデバイスを認識させるための注意点
BIOS/UEFIの起動順序設定画面では、その時点でPCに接続されているデバイスしか表示されません。
USBフラッシュディスクをPCに挿していない状態でBIOSを開いても、USB起動の選択肢が表示されないことがあります。必ずUSBフラッシュディスクを挿した状態でBIOSに入り直すようにしてください。
実例1:起動順序の変更(富士通系 BIOS)
手順
- PCの電源を入れ、
F2キーを連打してBIOS設定画面に入ります - 左右矢印キーで画面上部のタブを移動し、「起動」(Boot)タブに移動します
- **「起動順序」**の項目に移動し、
Enterキーで選択します - 「起動装置1」に現在設定されているデバイスが表示されます(例:内蔵SSD)
- 上下矢印キーで**「UEFI Buffalo USB フラッシュディスク」**などのUSBデバイスを選択し、
Enterを押します - 「起動装置1」がUSBフラッシュディスク、「起動装置2」が内蔵SSDとなるように設定します
設定後の保存
タブを「出口」(Exit)に移動し、**「設定変更内容を保存して終了」**を選択します。
- 「保存して終了しますか?」というダイアログが表示されるので、「Yes」を選択して
Enterを押します
実例2:起動順序の変更(ASUS BIOS/UEFI)
ASUSの場合、BIOS設定画面に入るキーは**F2を押しっぱなし**にしながら電源ボタンを押す方法が使えます。
手順
F2キーを押しっぱなしにしながら電源を入れます- BIOS画面が表示されたら、上部タブから**「Boot」**を選択します
- **「Boot Option #1」**の項目に移動し、
Enterを押します - 接続されているデバイスの一覧が表示されます(例:
UEFI Buffalo USB フラッシュディスク、内蔵SSD など) - **「UEFI Buffalo USB フラッシュディスク」**を選択して
Enterを押します - Boot Option #1 がUSBフラッシュディスク、#2 が内蔵SSDになっていることを確認します
設定後の保存
「Exit」タブに移動し、**「Save Changes and Exit」**を選択します。
- 「Save configuration and reset?」のダイアログが表示されるので、「Yes」を選択して
Enterを押します - PCが再起動し、USBフラッシュディスクから起動するように構成されます
起動順序(ブートオーダー)の考え方
BIOS/UEFIの起動順序は、「どのデバイスからOSを起動するか」を優先順位として設定するものです。
- 1番目のデバイスからまず起動を試みます
- そのデバイスに起動可能なOSが見つかれば、そこから起動します
- 見つからなければ2番目、3番目と順番に試みていきます
一般的な推奨設定例:
| 順位 | デバイス |
|---|---|
| 1番 | USBフラッシュディスク(または光学ドライブ) |
| 2番 | 内蔵SSD / HDD |
この順序にしておくと、USBが刺さっていればUSBから起動し、USBが刺さっていなければ通常どおり内蔵ディスクから起動するという動作になります。
よく使われるBIOS/UEFI用語(英語)
英語表記しか対応していない古い機種では、以下の用語を押さえておくと設定変更がしやすくなります。
| 英語表記 | 意味 |
|---|---|
| Boot Order / Boot Priority | 起動順序 |
| Boot Option #1 / #2 | 起動装置の優先順位 |
| Save Changes and Exit | 変更を保存して終了 |
| Discard Changes and Exit | 変更を破棄して終了 |
| Network Boot / PXE Boot | ネットワークからの起動 |
まとめ
USBフラッシュディスクから起動するためのBIOS/UEFI設定の要点をまとめます。
- Windowsからシャットダウンする際はShiftキーを押しながらシャットダウンする
- BIOS/UEFIに入るキーは機種によって異なるが、
F2が最も一般的。DeleteやF12の場合もある - USBフラッシュディスクを挿した状態でBIOSを開かないと、USB起動の選択肢が表示されないことがある
- 「Boot」または「起動」タブから**起動順序(Boot Order)**を変更し、USBデバイスを1番目に設定する
- 設定変更後は必ず**「Save and Exit」(保存して終了)**を選択して設定を反映させる
BIOS/UEFIの画面はメーカーや機種によって異なりますが、「起動順序を変更する」という概念は共通しています。一度手順を理解してしまえば、どの機種でも応用が利きますので、ぜひ実際に試してみてください。