Tom’s GuideのJason Englandが、Computex 2026でお披露目されたMicrosoft Surface Laptop Ultraのハンズオンレビューを公開した。「これまでテストした中で最高クラスのラップトップの一つ」と評するEnglandの高評価は、Microsoftのハードウェア設計の底力を改めて示す内容となっている。
スペック一覧
項目 仕様
CPU Nvidia RTX Spark
メモリ 最大128GB LPDDR5X ユニファイドメモリ
ディスプレイ 15インチ 2880×1920 ミニLED PixelSense Ultra(最大2000ニットHDR輝度)
ポート構成 USB-C×3、USB-A×1、HDMI×1、SDカードリーダー×1、3.5mmジャック×1
重量 約2.0kg(4.5ポンド)
想定価格 $3,000〜$7,000(噂)
なぜこの製品が注目か
Surface Laptop UltraはNvidiaが今年発表したRTX Sparkチップを搭載する8機種の一つだ。RTX Sparkはローカルで大規模言語モデルを動作させることを前提に設計されており、AIエージェント機能をクラウドに依存せずオンデバイスで実行できることが最大の特徴だ。
Microsoftはこのチップを搭載するにあたり、単にスペックを埋めるだけでなく「Surfaceらしい高品質なハードウェア体験」を仕上げることに注力した。競合として16インチMacBook Proを明確に意識した製品づくりは、MicrosoftのPCハードウェアにかける本気度をよく示している。
海外レビューのポイント
Tom’s GuideのEnglandは、このラップトップを「Surface Laptopが数ヶ月筋トレを始めたような存在感」と表現している。
高評価の点:
- プレミアムな質感: MacBook Proに匹敵するビルドクオリティ。高品質な素材と重厚感のある筐体が、仕事道具としての信頼感を与えている
- ポート構成の充実: MacBook ProにはないUSB-Aポートを含む充実したI/Oは、クリエイティブ・エンジニア用途での汎用性を高めている
- 新世代のハプティックタッチパッド: 従来比30%大型化したタッチパッドに、Windows 11と統合した触覚フィードバック機能を搭載。アプリのスナップ操作やビデオ編集タイムライン上のクリップ移動など、細かい操作に合わせた振動を返す体験は、MacBook ProのトラックパッドをEnglandに「何かが足りない」と感じさせたほどの完成度と評された
- PixelSense Ultraディスプレイ: 2880×1920ピクセル、最大輝度2000ニットのミニLEDパネル。色精度と輝度の両立で、クリエイティブ作業にも十分な品質
気になる点:
- 想定価格が$3,000〜$7,000という非常に広い幅。最終的な市場価格次第では、ターゲット層が限られる可能性がある
- RTX SparkはComputex発表の新チップであり、実際のAI処理パフォーマンスや電池持ちの詳細評価はこれからの段階
日本市場での注目点
日本での発売時期・価格は2026年6月時点で未発表。噂の$3,000〜$7,000は日本円で約45万〜105万円に相当し、M4 Pro/M4 Max搭載の16インチMacBook Pro(33万〜69万円前後)を大きく上回る価格帯になる可能性がある。
競合比較では、同じRTX Sparkを搭載する他社製品(Computex 2026で8機種が発表)との価格差が日本での選択基準になりそうだ。Surfaceブランドのプレミアム性に価値を感じるビジネスユーザーや、Windows AIエージェント機能をいち早く試したい層には十分に選択肢に入る。法人向けSurface For Businessラインとして展開される可能性も高く、Microsoft 365との親和性を活かした企業導入も視野に入るだろう。
筆者の見解
Microsoftのハードウェア設計力は本物だ。Surface Laptop Ultraのレビューを読んで、その点を改めて確認した。PixelSense Ultraディスプレイの品質、ハプティックタッチパッドの革新性、充実したポート構成——これほどの完成度を一台のラップトップに詰め込める力は、そう簡単に真似できるものではない。
一方で、RTX Spark搭載の真価はオンデバイスAI処理にある。Englandのレビューでも触れられているように、Microsoft Buildで発表されたAIエージェント機能がどこまで実用的なワークフローに組み込めるかが、この価格帯を正当化できるかの核心になる。「AIが自律的にタスクを遂行する」という方向性は正しい。ハードウェアの器は十分に整った。次は、その器を埋めるソフトウェア体験が問われる番だ。
$3,000〜$7,000という価格レンジは現時点では幅が広すぎて評価しにくいが、正式価格が発表された時点で同スペックのMacBook Proや他のRTX Spark搭載機と真正面から比較できる。その勝負に、Microsoftのハードウェアチームは十分に臨める状態だと思う。
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Apple 2024 MacBook Pro 16インチ M4 Pro 14コアCPU 20コアGPU 24GB 512GB
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出典: この記事は I just tested Microsoft Surface Laptop Ultra — Nvidia RTX Spark brings life to one of the best laptops I’ve ever tried の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。