iOS 27の足音が近づく中、対応外モデルの予測が始まった
WWDC 2026を目前に控え、米国テックメディア Tom’s Guide のTom Pritchard氏が「iOS 27に対応しないiPhoneはどれか」についての予測記事を公開した。Appleは毎年秋のiPhone新モデル発売と同時に最新iOSをリリースするが、古いデバイスは少しずつサポート対象から外れていく。今年もその「脱落候補」が注目されている。
なぜiOS 27の対象機種が毎年話題になるのか
Appleのソフトウェアサポートは、Androidメーカーと比べて「業界最長クラス」と評されることが多い。スマートフォンの多くが3〜4年でサポート終了となる中、Appleは概ね 6〜7年 にわたってiOSアップデートを提供してきた実績がある。
ただしAppleは「いつまでサポートするか」を事前に明言しない。毎年WWDC(世界開発者会議)で新OSが発表されて初めて正式な対応機種リストが公開されるため、各メディアがWWDC前に「今年脱落しそうな機種はどれか」を予測するのが恒例行事となっている。
iOS 26の対応状況をまず整理する
Tom’s Guideの報道によれば、iOS 26では以下のモデルが対応している:
- iPhone 17シリーズ(17e / Air / Pro / Pro Max)
- iPhone 16シリーズ(16e / Plus / Pro / Pro Max)
- iPhone 15シリーズ(15 / Plus / Pro / Pro Max)
- iPhone 14シリーズ(14 / Plus / Pro / Pro Max)
- iPhone 13シリーズ(13 mini / Pro / Pro Max)
- iPhone 12シリーズ(12 mini / Pro / Pro Max)
- iPhone 11シリーズ(11 / Pro / Pro Max)
- iPhone SE 2020 / SE 2022(第3世代)
ただし Apple Intelligenceを含む全機能 を利用するには、8GBのRAMを搭載した iPhone 15 Pro以降 が必要。iPhone 15 / 15 PlusはiOS 26に対応しているものの、AI機能は利用できない「半対応」状態に置かれた点は見逃せない。
iOS 27の「脱落候補」はiPhone 11シリーズとiPhone SE 2020
Tom’s GuideのPritchard氏の分析では、iPhone 11シリーズ(2019年発売)がiOS 27の対応外になる最有力候補 とされている。
根拠はシンプルだ。iOS 26では2018年発売の iPhone XS / XS Max / XR が対応外となった。このパターンをそのまま当てはめると、2019年モデルのiPhone 11シリーズが今年脱落することになる。
さらに、iPhone 11と同じ A13チップ を搭載する iPhone SE(第2世代・2020年発売) も対象外になる可能性がある、とPritchard氏は指摘している。
一方で、iPhone 6s が7年間フルサポートを受けた前例もあり、「iPhone 11がもう1年延命される可能性も完全には否定できない」という留保も記事では付け加えられている。
日本市場での注目点
現役ユーザーへの影響: 日本でもiPhone 11はまだ現役ユーザーが少なくない。2019年発売から約7年が経過しており、iOS 27で対応外になる可能性は相当高い。現在iPhone 11 / SE(第2世代)を使用している場合は、今年の秋を買い替えの判断タイミングとして意識しておきたい。
「使えるOS」と「使えるAI機能」の乖離: 仮にiOS 27に対応したとしても、iPhone 15 Pro未満のモデルはApple IntelligenceのようなAI機能を利用できない。「OSはアップデートできるが、中心的な新機能は使えない」という格差は今後さらに広がる見通しだ。
買い替えを考える際の目安:
- iPhone 11以前のモデル → iOS 27非対応の可能性が高く、検討時期
- iPhone 12〜14シリーズ → iOS 27は対応見込みだが、Apple Intelligenceは利用不可
- iPhone 15 Pro / 16 / 17シリーズ → フル機能で利用可能
筆者の見解
Appleが6〜7年というソフトウェアサポート期間を維持してきたことは、スマートフォン業界全体から見ても評価に値する。しかし今回のiOS 27予測が示す本質的な問題は、「OSサポートの有無」よりも 「AI機能が使えるかどうか」という新たな断層の拡大 にある。
iOS 26でApple IntelligenceがiPhone 15 Pro以降に限定されたように、今後のOSアップデートは「AI機能あり / なし」の二極化がより鮮明になっていくだろう。OSとしての動作は維持されても、そのOSの中心的な価値を享受できない「形だけのサポート」が広がる構造だ。
これはAppleに限った話ではなく、AI機能を搭載するすべてのプラットフォームが直面する課題でもある。「まだ動くから大丈夫」と思っているうちに、実質的に重要な機能から取り残されていくリスクを、日本のiPhoneユーザーも今後より明確に意識しておくべき段階に来ている。
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出典: この記事は iOS 27 is coming, but it won’t be available on every iPhone — here’s the devices we don’t think will make the cut の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。

