PC Watchが2026年5月21日に報じたところによると、ファーウェイ・ジャパンは「HUAWEI WATCH FIT 5 Pro」を5月29日に国内発売する予定だ。価格はオープンプライスで、実売予想価格はホワイト/ブラックモデルが3万9,380円前後、オレンジモデルが4万2,680円前後となっている。
なぜ注目か——心電図「医療機器承認」とダイビング規格対応の本格仕様
このモデルで特筆すべき点は、日本のプログラム医療機器承認を取得した心電図測定機能を搭載していることだ。スマートウォッチへの心電図搭載は近年珍しくなくなってきたが、日本の薬機法に基づく医療機器承認を受けた製品として販売されることは、「健康を測る道具」としての信頼性において意味のある基準となる。
加えて、グローバルダイビングアクセサリー規格「EN13319」に準拠し、40mのフリーダイビングにも対応する仕様は、スポーツウォッチとして本格的な位置づけを示す。ゴルフ・ランニング・登山・サイクリングといった多彩なスポーツシーンに対応するナビゲーション・モニタリング機能も統合されている。
主要スペック
項目 仕様
ディスプレイ 1.92型AMOLED(480×408ドット、3,000cd/m²)
本体素材 航空機グレードアルミ合金+チタン合金、サファイアガラス
バッテリー 通常約10日間、ヘビー約7日間、常時点灯約4日間
重量 約30.4g(ベルト除く)
接続 Bluetooth 6.0
対応OS Android 9.0以降、iOS 13.0以降
防水 EN13319準拠(40mフリーダイビング対応)
健康機能 心電図(医療機器承認済み)、睡眠測定、情緒モニタリング
サイズ 40.8×44.5×9.5mm
PC Watchの報道によると、ボディには航空機グレードのアルミニウム合金とチタン合金を組み合わせ、ディスプレイにはサファイアガラスを採用している。約3〜4万円台のスマートウォッチとしては素材面の仕様が充実している。
日本市場での注目点
発売・価格: 5月29日発売予定。実売予想はブラック/ホワイトが3万9,380円前後、オレンジが4万2,680円前後。ファーウェイ公式オンラインストアおよびAmazonなど主要ECサイトでの販売が見込まれる。
競合製品との比較: 同価格帯にはApple Watch SEやSamsung Galaxy Watch 7が存在する。WATCH FIT 5 Proの差別化ポイントは、最大10日間のバッテリー持続時間と30.4gの軽量設計、そしてダイビング規格対応の3点が軸となる。毎日充電が必要なApple Watchと比べて、バッテリー面は実用上の明確な優位点だ。
注意点: ファーウェイ製品はGoogle Mobile Services(GMS)に非対応のため、AndroidユーザーはGoogleアプリとの連携に制限が生じる。iOSユーザーにはこの制約は基本的に関係ないが、Androidユーザーは購入前に確認しておきたい点だ。
筆者の見解
HUAWEI WATCH FIT 5 Proは、スポーツ特化と健康モニタリングの両立という設計思想において、整理のとれたアプローチを取っている。とりわけ日本での医療機器承認を取得した心電図機能は、「数字を測れる」ではなく「信頼できる数字を測れる」という意味で、健康管理を本気で考えるユーザーにとって意味のある要素だ。
約3〜4万円台という価格帯でチタン合金ボディ・サファイアガラス・Bluetooth 6.0・最大10日バッテリーを組み合わせてくるコスト設計は評価できる。ダイビング規格「EN13319」への対応は使う人を選ぶが、アウトドア全般に強いという訴求として機能している。
ただし、Androidユーザーにとってのエコシステム制約は現実的な考慮事項だ。スマートウォッチはスマートフォンとの連携前提で価値を発揮するデバイスであるため、「自分のスマホとシームレスにつながるか」をまず確認することが選択の出発点になる。その前提を押さえた上でスペックと価格を見るなら、4万円前後のスポーツウォッチ市場において十分に検討に値する選択肢だ。
関連製品リンク
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出典: この記事は ファーウェイ、心電図測定もできる1.92型スマートウォッチ「WATCH FIT 5 Pro」 の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。