ギリシャの技術メディア「Techmaniacs」(GSMArena経由)と常連Samsungリーカー「Ice Universe」氏によるスペック情報を、Tom’s Guideが5月20日に報じた。Galaxy Z Fold 8と新モデル「Galaxy Z Fold Wide」の全容が徐々に明らかになりつつある一方、搭載されない機能の話題が注目を集めている。
Galaxy Z Fold 8のスペック概要
Techmaniacsのリークによると、Galaxy Z Fold 8にはQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載する。Galaxy S26 Ultraと同一SoCを採用するのは、Samsungが近年継続してきたトレンド通りだ。
本体は重さ約210g・展開時の厚さ4.1mmと、Z Fold 7比で約5g軽量・若干薄型化している。カメラ構成は200MPメイン+50MP超広角(Z Fold 7の12MPから大幅強化)+10MPセルフィー。望遠カメラの情報はリークに含まれていない。
最大のアップグレードはバッテリー容量の5,000mAhへの増強だ。Z Fold 7の4,400mAhから大きく向上し、Galaxy S26 Ultraと同等水準にようやく達する。
Galaxy Z Fold Wide——iPhone Fold対抗の新フォームファクター
AppleのiPhone Foldへの対抗として開発が噂される「Galaxy Z Fold Wide」についても、Techmaniacsからスペックがリークされている。
- アスペクト比:4:3
- リアカメラ:50MP広角+50MP超広角の2眼構成
- バッテリー:4,800mAh
- 重量:約200g
Tom’s Guideによれば、これらは過去のリーク情報を概ね裏付けるもの。より「スマートフォンらしい」縦横比で、従来のZ Foldシリーズより一般ユーザーが扱いやすいフォームファクターを狙っていると見られる。
「消えた機能」が話題をさらう
Tom’s Guideが特に注目するのは、搭載されない機能だ。Ice Universe氏がXに投稿した情報によると、以下の3点が確認されている。
Privacy Displayは非搭載 Galaxy S26 Ultra発売時に実装されたPrivacy Displayは、視認角度を制限してのぞき見を防ぐ機能だが、「テキストがぼやける」「目が疲れる」という批判が相次いだ。Fold 8での不採用は、ユーザーの声を受けた判断と見られる。
Sペン非対応が継続 Z Fold 7でもSペンを廃止済みだが、Ice Universe氏はFold 8でも引き続き非対応と言明する。ただし、Fold 8がSペンを復活させるという別のリーク情報も存在しており、Ice Universe氏の情報と矛盾している。正式発表まで見極めが必要な状況だ。
ディスプレイ折り目の改善は限定的 Z Fold 7では折り目が改善されてきたが、Ice Universe氏は「折り目はあまり改善されない」と指摘する。Tom’s Guideはこの点に関し、「AppleがiPhone Foldで折り目の排除を目標にしているとすれば、Z Fold 8は古く見えるかもしれない」と懸念を示している。
日本市場での注目点
Galaxy Z FoldシリーズはNTTドコモ・au・ソフトバンクを通じて日本でも展開されており、例年通りであれば8月頃のGalaxy Unpacked Eventでの発表が見込まれる。国内価格はZ Fold 7の実績(20〜25万円台)を踏まえると、同水準か若干の上昇が予想される。
Sペン非搭載は、手書きノートや文書への注釈を重視するビジネスユーザーにとっては痛い仕様だ。一方、バッテリー5,000mAhへの増強はモバイルワークを重視する日本のビジネスパーソンには歓迎される改善だろう。
競合面では、Appleが今秋にも初代iPhone Foldを投入するとの観測がある。折り目の目立ちにくさを強みにAppleが参入するタイミングで、Z Fold 8の折り目改善が「限定的」に留まるとすれば、日本市場での比較論争は避けられない。
筆者の見解
今回のリーク内容で興味深いのは、「強化された部分」よりも「削られた部分」が議論をさらっている点だ。
バッテリーの5,000mAh化はようやくハイエンド水準に達した形で、差別化というより「遅れていた宿題をこなした」印象が正直なところだ。超広角の50MP強化も着実な改善ではあるが、驚きはない。
Privacy Display非搭載は率直に正しい判断だと思う。ユーザーからの批判に耳を傾けて修正する姿勢は評価できる。
折り目問題については、Z Fold 7まで着実に改善を重ねてきたSamsungの努力を認めた上で言えば——iPhone Foldが正面から「折り目ゼロ」を掲げて登場するタイミングで「大して改善なし」は、もったいない。折りたたみディスプレイ技術をここまで育ててきたSamsungなら、もっと正面から勝負できるはずで、この一点だけが気になる。
年内にiPhone Foldとの直接比較が始まるなか、Galaxy Z Fold 8が「折りたたみスマートフォンの本命」を主張し続けられるか。正式発表が待たれる。
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出典: この記事は Galaxy Z Fold 8 and Z Fold Wide specs leak but what’s surprising are the missing features の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。
