PC Watchの関根慎一氏が報じたとおり、シャオミ・ジャパンは2026年5月14日、スマートウォッチ「Redmi Watch 6」を正式発売した。実売価格は1万4,800円で、5月27日までは早割価格1万1,980円での購入が可能だ。カラーバリエーションはオブシディアンブラック、シルバーグレー、グレイシアブルーの3色。
なぜこの製品が注目か
スマートウォッチ市場の1〜2万円台は最も激戦区だ。AmazfitやHUAWEI Bandシリーズと熾烈な価格対機能争いを繰り広げるRedmiシリーズが今回投入してきたのは「ピーク輝度2,000cd/m²」というスペックカードだ。これはエントリー機では異例の水準であり、「屋外で腕をサッと上げたときに見えない」という多くのスマートウォッチユーザーが抱える日常的な不満へのストレートな回答となっている。
スペック詳細
項目 仕様
ディスプレイ 2.07型有機EL(ピーク輝度 2,000cd/m²)
フレーム アルミニウム合金
防水性能 5気圧防水
バッテリー 550mAh/最大24日間
Bluetooth 5.4
ストレージ 512MB(前モデルの約3倍)
衛星測位 GPS / Galileo / GLONASS / BeiDou / QZSS
スポーツモード 150種類以上
対応OS Android 8.0以降 / iOS 14.0以降
サイズ/重量 46.45×40.03×9.94mm / 約31g
PC Watchが伝える改善ポイント
PC Watchの報道によると、前モデルから複数の実用的な改良が加えられている。
評価できる変更点:
本体右側面に新設された操作ボタンは、単押し・長押し・3回押しにコントロールセンター表示や再起動メニューなどを割り当てられる。物理ボタンによる操作体系の充実は、グローブ着用時やアクティビティ中の利便性向上に直結する。
ストレージは164MBから512MBへ約3倍に拡張。ウォッチフェイスや楽曲などのデータをより多く保持できるようになった。心拍数モニタリングは水泳中にも対応し、独自アルゴリズムによる精度向上も謳われている。衛星測位はQZSSを含む5システム対応で、日本国内での測位精度向上が期待できる。
気になる変更点:
デュアルマイクから単マイクへの変更は注目しておきたいポイントだ。近年のスマートウォッチはAI音声アシスタントやハンズフリー通話の活用場面が増えており、マイク構成の変更がどの程度影響するかは実使用での確認が必要だろう。コスト圧縮のための変更と推測されるが、この価格帯に求められる機能として通話品質は軽視できない要素になりつつある。
日本市場での注目点
国内購入はAmazon.co.jpおよび楽天市場で対応している。5月27日までの早割価格1万1,980円は、このスペック構成においてかなり競争力がある設定だ。
直接の競合としてはAmazfit GTSシリーズ、HUAWEI Watch FitシリーズなどAndroid親和性の高いウォッチが挙げられる。Redmi Watch 6が差別化できるポイントは「高輝度ディスプレイ」「QZSS込みの5衛星測位」「150種以上のスポーツモード」の組み合わせで、アウトドアやフィットネス用途を重視するユーザーには訴求力のある構成だ。iOSにも対応しているため、スマートフォンを問わず選択肢に入る。
筆者の見解
2,000cd/m²という輝度数値は、ハイエンド機と肩を並べる水準だ。スマートウォッチの根本的な価値である「瞬時に情報を取れる」体験を、1万円台で実現しようとしている方向性は理にかなっている。
一方、デュアルマイクから単マイクへの変更は惜しい判断だと感じる。音声操作やハンズフリー通話の利用機会が増えているいま、マイク性能の後退は長期的なユーザー体験に響いてくる可能性がある。「もう少し踏ん張れたのでは」という気持ちが残る。
全体を通じて見ると、Redmi Watch 6は「本格的なスマートウォッチエコシステムは必要ないが、日常のフィットネス記録と通知確認を安価にこなしたい」というユーザーに向けた実用的な選択肢として完成度を上げてきている。標準的な構成を安価に、かつ日本市場向けにきちんと投入してくるXiaomiのスタンスは、この価格帯では依然として有力な選択肢であり続けている。
関連製品リンク
上記はAmazon.co.jpへのリンクです。記事執筆時点の情報であり、価格・在庫は変動する場合があります。
出典: この記事は Xiaomi、日中の視認性と操作性を向上した「Redmi Watch 6」 の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。