Gizmochinaは2026年4月27日、中国の著名リーカー「超次元境界(Hyperdimensional Realm)」が公開した情報として、Huaweiの次世代トライフォルドスマートフォン「Mate XT 2」に関する主要スペックを報じた。Huaweiは現時点で同デバイスを公式に認めておらず、内容はあくまでリーク情報だが、ハードウェアの大幅な改良を示唆するものとなっている。

なぜMate XT 2が注目されるのか

Huaweiは2024年に「Mate XT」で世界初の3つ折りスマートフォンを商業化し、折りたたみ端末市場において独自の先進性を示した。初代モデルは技術的な話題性こそ高かったものの、折り目の視認性やヒンジ耐久性に課題が残るとも評されていた。Mate XT 2ではこうした弱点への直接的な対応が図られると見られており、トライフォルド端末の実用化を次の段階へ進める本命として業界の注目を集めている。

オンデバイスAIに特化するとされるKirin 9050 Proチップセットの搭載も見どころだ。クラウドに依存せずスマートフォン内部で高速なAI処理を完結させる方向性は、業界全体のトレンドとも合致する。

リーク情報のポイント

Gizmochinaが伝えるリーク内容によると、超次元境界が明かした主な詳細は以下の通りだ。

  • チップセット: Kirin 9050 Pro(オンデバイスAI処理に注力)
  • バッテリー: 6,000mAh超(前世代の5,600mAhから約400mAh増)
  • ヒンジ機構: 新世代ヒンジを採用し、折り目の視認性を大幅に削減
  • カメラ: Mate X7シリーズと同等水準の性能
  • カラー展開: ミスティックブラック、オースピシャスレッド、クリムゾンパープル、ブライトホワイトの4色
  • 発表時期: 2026年10月のMate 90シリーズと同時発表が有力

ヒンジと折り目の改善はトライフォルド端末の実用性を大きく左右するポイントだ。Gizmochinaの報道では「大幅な技術的進歩」と表現されており、前モデルからどこまで改善されたかは正式発表時に改めて確認したい。

日本市場での注目点

Mate XT 2が日本市場で正規販売される可能性は、現状では低いと見ておくべきだろう。初代Mate XTも中国国内向けが中心で、日本での公式展開は行われていない。米国の輸出規制に伴うサプライチェーンの制約が続く中、日本向け正規ルートの開設は引き続き難しい状況だ。

並行輸入品や越境EC経由での入手は技術的には可能だが、技術基準適合証明(技適)の問題があるため通信機能の利用には注意が必要となる。トライフォルド形状に関心があるなら、国内正規流通しているSamsung Galaxy Z Fold6などを参考にしつつ、Mate XT 2の正式発表を待つのが現実的な選択肢となるだろう。価格については初代Mate XTが中国で約2万元(約43万円)だったことを踏まえると、後継機も相応のプレミアム価格帯になると予想される。

筆者の見解

初代Mate XTはトライフォルドという構造の「できること」を証明したデバイスだった。一方、日常的に使う端末として見たとき、折り目の視認性とヒンジの信頼性は見過ごせない要素だ。Mate XT 2がその部分に正面から取り組んでいるとすれば、方向性としては正しい。

興味深いのはKirin 9050 ProのオンデバイスAI強化という方針だ。クラウド接続が制限されるHuaweiにとって、端末内でのAI完結は戦略的な必然でもある。この制約が逆に技術革新の原動力になっているとすれば、皮肉でもあり評価すべき点でもある。端末内AI処理の高速化は、クラウド不要のリアルタイム翻訳や写真編集において実用価値が高く、今後の各社競争においても重要な指標になっていくだろう。

いずれにせよ今回の情報はリーカーによるものであり、正式発表まで仕様変更の可能性は十分にある。10月の発表に向けて続報を注視していきたい。

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出典: この記事は Huawei Mate XT 2 leak reveals stronger hinge, bigger battery along with launch timeframe の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。