海外の著名リーカー Sonny Dickson が2026年4月27日にX(旧Twitter)上で公開した画像により、サムスン Galaxy Z Fold 8・Galaxy Z Fold Wide・Galaxy Z Flip 8 の3機種のダミーユニットが初めて姿を現した。Tom’s Guide がその詳細を報じている。
3機種のデザインを並べて確認
ダミーユニットは折りたたんだ状態と開いた状態の両方が並べて撮影されており、各モデルの大きさの違いが一目でわかる形で公開された。中でも目を引くのが新モデル Galaxy Z Fold Wide だ。現行の Z Fold シリーズより明らかに縦が短く横幅が広い「ランドスケープ型」の設計で、Appleが今夏に投入予定の iPhone Fold と真正面から競合する形状となっている。
Tom’s Guide の記事によると、ワイド型の利点として「動画視聴時に上下の黒帯が減少する」「折りたたんだ際にポケットへの収まりがよくなる」の2点が挙げられている。一方で同記事は「Z Fold 8と比べてそれほど幅が広いわけでもない」とも指摘しており、実際の画面面積については正式な寸法データの公開を待つ必要があると慎重な見方を示している。
最注目ポイント:背面の円形カットアウトはQi2磁石か
今回のリークで特に話題を集めているのが、背面に確認できる円形のカットアウトだ。iPhoneのMagSafeや一部のPixelケースに採用されている Qi2磁気リングに酷似した形状で、次世代 Galaxy フォルダブルへの磁気ワイヤレス充電対応を示唆している。
Tom’s Guide の分析によると、これまでサムスンは Galaxy S25/S26シリーズでQi2充電規格には対応しながらも、磁石リングは非搭載だった。その理由は「内蔵磁石がSペンに干渉する」という技術的制約にあったとされる。しかし Galaxy Z Fold 8ではSペンのサポートが廃止される方向と伝えられており、制約がなくなることで磁石リングの正式採用が現実味を帯びてきた、と同記事は見ている。ただし、ダミーユニットはあくまで参考デザインである可能性もあるため、最終仕様の確認には公式発表を待つ必要がある。
日本市場での注目点
Galaxy Z Fold 8とZ Flip 8の発売日は複数情報源から 2026年7月22日 が挙がっており、Galaxy Unpackedイベントはその数週間前になる見通しだ。日本市場への投入も同時期が予想される。
Qi2磁石対応が確定すれば、MagSafeエコシステムのアクセサリ群——車載ホルダー、磁気スタンド、ウォレットアタッチメントなど——がAndroidでも利用可能になる。日本国内でもQi2対応製品の流通は増加しており、この対応は実用面での大きな差別化要因になりうる。
iPhone Fold も今夏から秋にかけてリリース予定とされており、「ワイドフォームファクター折りたたみ」を巡るサムスンとAppleの直接対決が注目される。Galaxy Z Fold Wide が先行リリースされれば、iPhone Fold 発売前の有力な比較対象として評価の場に立つことになる。
筆者の見解
今回のリークで最も興味深いのは、Qi2磁石リング搭載の可能性だ。Androidの磁気ワイヤレス充電体験はiPhoneと比べて一段見劣りしていたのが率直なところで、Galaxy Z Fold 8での正式対応はその格差を一気に縮める可能性がある。「Sペンを諦めた代わりに磁石リングを得る」というトレードオフは、実用性の観点では十分にあり得る選択だ。
Galaxy Z Fold Wide については、ワイドフォームファクターが日本市場でどう受け入れられるかが焦点になる。縦長を折り畳む現行Z Foldと、横長で動画や横画面アプリとの相性を重視したWideとでは、ユーザーの使い方によって評価が大きく分かれそうだ。7月の正式発表まで約3か月、今後のリークでより具体的な寸法やスペックが明らかになってくるはずで、引き続きウォッチしていきたい。
出典: この記事は Samsung Galaxy Z Fold 8 and Galaxy Z Fold Wide shown side by side in new dummy unit leak の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。