AppleInsiderは2026年3月30日、Apple新型「MacBook Air(M5)」の詳細レビューを公開した。13インチと15インチの両サイズに展開されたM5世代は、一見すると地味なアップデートに映るが、「多くのユーザーにとって依然として最良の選択肢」との評価を受けている。
M5チップが変えたこと・変えなかったこと
外観デザインはM4世代と完全に同一。薄さ・重さ・ポート構成に変更はなく、「新型かどうか見た目では区別がつかない」状態だ。変わったのはシリコンの中身である。M5チップはCPU・GPU性能がM4比で向上しており、特にAI処理を担うNeural Engineの強化によって「Apple Intelligence」関連機能の動作がより滑らかになっている。
AppleInsiderのレビューによると、日常的なタスクはもちろん、写真・動画の編集、マルチタスク処理においても体感できるレスポンスの向上が確認されている。ファンレス設計を維持しながらこれだけの性能を実現している点は、同メディアが「変わらぬ強み」として評価したポイントだ。
海外レビューのポイント
良い点(AppleInsider評価)
- 処理性能の着実な向上:日常用途からクリエイティブワークまで余裕のある処理能力
- バッテリー持続時間:従来世代から維持される長時間駆動(公称最大18時間以上)
- 価格帯の優位性:性能対価格比でWindowsノートPC・前世代Macと比較して競争力を維持
- Apple Intelligenceの活用:M5のNeural Engineが文章生成・要約・画像処理を快適に動作させる
気になる点
- 外観上の差別化がゼロ:M4ユーザーがアップグレードする動機としては弱い
- 「インクリメンタルな更新」の域を出ない:革新的な変化ではなく着実な改善にとどまる
- 16GB統一メモリ(ベースモデル):AI処理を多用するヘビーユーザーには上位メモリ構成が推奨される
日本市場での注目点
日本では2025年春の発売後、13インチが16万円台前半から、15インチが19万円台前半での展開となっている(構成により変動)。
Apple Intelligenceの日本語対応については、一部機能が順次展開中の段階であり、英語環境に比べて利用できる機能に差がある点は留意が必要だ。日本市場では競合として、Qualcomm Snapdragon X搭載のCopilot+ PC(ASUS・Lenovo・Dellなど各社)が同価格帯に投入されているが、Appleシリコンのバッテリー効率とソフトウェア最適化は依然として一日の長がある。
M4世代のMacBook Airを所有しているユーザーなら買い替えを急ぐ必要はない。一方でM1・M2世代から乗り換えを検討しているなら、M5世代は十分に説得力のある選択肢となる。
筆者の見解
「インクリメンタルなアップデート」という評は、見方によっては批判にも聞こえるが、筆者はこれをむしろ成熟の証と捉えている。毎年劇的に変わる必要はなく、「確実に良くなっている」ことが重要だ。MacBook Airはいつも道のド真ん中を歩いており、それが最大の強みだ。
注目したいのはAI性能の向上だ。M5のNeural Engineの強化は、ローカルで動作するAI処理の実用性を着実に押し上げている。クラウドに依存せずエンドポイントで推論が完結する方向性は、プライバシーとレイテンシの両面で意味がある。エンジニアや開発者にとっても、AIを日常ワークフローに組み込む際の土台として見直す価値がある一台だ。
AppleInsiderが「多くのユーザーにとって最良の選択肢」と評したのは、決して過大評価ではない。派手さはないが、これだけ完成度の高いラップトップをこの価格で買えるという事実は揺るぎない。
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出典: この記事は M5 MacBook Air review: Incremental update, but the best buy for most の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。