米テクノロジーメディア「Tom’s Guide」は2026年4月22日、Dave LeClair氏による記事で、Appleがカメラ機能の大規模刷新計画を段階的に進めていると報じた。情報源は中国のWeibo系リーカー「Digital Chat Station」で、iPhone 18 Proを皮切りとする4ステップのロードマップが示されている。

可変絞りとは何か——固定絞りからの解放

現行のiPhone(iPhone 17 Proまで)のメインカメラはf/1.78という固定絞りを採用しており、光の取り込み量を撮影者がコントロールできない設計だ。iPhone 18 Proではこれを廃止し、シーンに応じてレンズの絞りを動的に変化させる「可変絞り」機構が搭載される見込みだ。

具体的な効果として想定されるのは以下の3点だ。

  • 暗所撮影:レンズを大きく開いて光量を確保し、ノイズを抑制
  • 明るい場面:絞りを絞り込んで露出オーバーを防止
  • ポートレートモード:被写界深度のコントロール範囲が広がり、より芸術的な表現が可能

Appleの4ステップ計画——iPhone 18 Proはその序章

Tom’s Guideの報道によれば、Digital Chat Stationが公開したロードマップは以下の4段階で構成されている。

  • iPhone 18 Pro:可変絞り機構(第一弾)
  • 将来のモデル:1/1.12インチ「超大型」メインカメラセンサー(現行iPhone 17 Proは1/1.28インチ)
  • 将来のモデル:超広角レンズの光学手ぶれ補正強化
  • 2028年頃のモデル:2億画素ペリスコープ望遠レンズ

Tom’s Guideはこの中で「可変絞りはiPhoneカメラの最大の進歩であり、近い将来のアップグレードを考えているなら、iPhone 18 Proが最有力候補になる」と評している。一方で、現時点でiPhoneが必要な人に向けては「iPhone 17 Proも素晴らしい選択肢」と補足している。

日本市場での注目点

iPhone 18 Proは2026年秋のAppleイベントでの発表が予想されており、日本での発売は例年通り発表から1〜2週間後になる見込みだ。価格帯については現時点で公式情報はないが、iPhone 17 Pro(日本での発売価格は179,800円〜)からの上昇が見込まれる。

注意すべきは、可変絞り機構がスマートフォン業界で全くの新技術ではない点だ。Samsung Galaxy S25 Ultraをはじめ、Android上位機種では既に採用実績がある。差別化というより「キャッチアップ」の側面もあるが、AppleがComputational Photography(計算写真技術)と組み合わせることで独自の体験をどこまで生み出せるかが本命の評価軸となる。

なお、今回の情報はリーカーによるものであり、Appleの正式発表ではない。Digital Chat Stationは過去に精度の高い情報を提供してきた実績があるとされるが、計画は発表直前まで変更される可能性もある。

筆者の見解

可変絞りはデジタルカメラやミラーレス機では当たり前の機能であり、「スマートフォンにようやく来た」という印象を持つ人も多いだろう。技術的な驚きというよりも、スマートフォンカメラが本格的な光学設計に踏み込んだという意味で評価したい。

より注目すべきは、ロードマップの先にある2億画素ペリスコープ望遠レンズだ。スマートフォンが光学的にも「本格撮影機材」に近づく未来が、具体的なスペックとともに見えてきた。ハードウェアの進化とAIによる画像処理の融合がどこまで進むか、中長期的な視点で追いかける価値がある計画といえる。

もっとも、今年秋の発表まで数カ月ある。続報を冷静に見極めながら、iPhone 18 Proの実際の姿を待ちたい。

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出典: この記事は iPhone 18 Pro is step one in Apple’s massive camera improvement plan — here’s what’s coming の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。