Huaweiは2026年4月20日、独自コンセプトを持つハイブリッドウェアラブル「Huawei Watch Buds 2」を中国で正式発売した。スマートウォッチのケース内にTWSイヤホンを収納するというユニークな設計は2022年の初代から継承しつつ、ディスプレイ・素材・健康機能を全面強化している。中国テックメディア「GizmoChina」が詳細スペックとともに報じた。
なぜこの製品が注目か
「スマートウォッチにイヤホンを内蔵する」というアイデアは初代Watch Buds(2022年)で先鞭をつけたHuawei独自の路線だ。イヤホンの紛失リスクゼロ・充電場所の一元化・持ち物の削減という合理性がある一方、ニッチすぎて市場に定着するか懐疑的な見方もあった。Watch Buds 2はその問いに対し、素材・スペック・健康機能を底上げすることで「本当に使える製品か」という問いに正面から答えようとしている。
スペックと主な特徴
ディスプレイとボディ
1.5インチOLEDパネルを採用し、解像度466×466ピクセル、ピーク輝度3,000ニットを実現。第2世代「崑崙ガラス」で保護され、スリムなベゼルにより画面占有率も向上した。ボディは航空宇宙グレードのチタン合金製で、サイズは47×47×14.69mm、重量約54.5g。カラーはアンバーブラウン・オブシディアンブラック・チタンシルバーの3色展開。
内蔵イヤホン
各イヤホンの重量は約4gで、アクティブノイズキャンセリング(ANC)・外音取り込みモード・骨伝導マイクを搭載。ANCオン時で最大3時間、オフ時で最大4時間の再生が可能。どの向きでもケースに戻すだけで充電できる設計になっている。
健康・センサー機能
睡眠モニタリング・感情ウェルビーイング分析・終日HRV計測・不整脈アラート・睡眠時無呼吸検知に加え、研究ベースの高血糖リスク評価も搭載。90種類以上のスポーツモードをサポートする。NFC・BeiDou/GPS/GLONASS/ガリレオの4系統衛星測位・デジタルカーキー機能にも対応。バッテリーは410mAhで総合使用時間は最大3日間。
価格
中国本土での販売価格はフルオロゴムストラップモデルが3,488元(約510ドル/約7.5万円)、チタンストラップモデルが3,988元(約585ドル/約9万円)。グローバル展開は現時点で未定。
日本市場での注目点
日本市場への正規投入は現時点でアナウンスがない。Huaweiのウェアラブルは一部が日本でも販売されているが、米国輸出規制の影響から販路や機能に制限が生じるケースが多い。並行輸入品の場合、FeliCa非対応・日本語サポートの不完全さなど運用上の課題が残る点に注意が必要だ。
競合として、Samsung Galaxy Watch7+Galaxy Buds3の「別売り2台持ち」構成や、Apple Watch+AirPodsという組み合わせがあるが、Watch Buds 2は「1デバイスで完結させたい」ニーズへのユニークな回答を提示している。
筆者の見解
チタン合金ボディや3,000ニットOLEDといったスペックは、7〜9万円という価格帯を考えれば決して手抜きではない。コンセプトの合理性も整理すれば理解できる部分がある。
ただし、日常的な使い勝手については疑問も残る。イヤホンの再生時間が最大4時間という点は、通勤往復+αでギリギリのラインだ。ウォッチ本体込みの重量・厚みを許容できるかは個人差が出るだろう。
日本のユーザーにとって最大の壁は、グローバル販売の見通しが立っていないことだ。このコンセプトが本当の意味で普及するには、エコシステムの整備とグローバル展開が不可欠である。初代Watch Budsから4年を経て着実に進化していることは確かで、独自路線の完成度という観点では引き続き注目に値する製品だ。
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出典: この記事は Huawei Watch Buds 2 goes on sale for ~$510, brings built-in ANC earbuds, upgraded display, and more の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。


