Appleが2026年に投入する初の折りたたみスマートフォン「iPhone Fold」について、Tom’s Guideが4月20日付けで新たなリーク情報をまとめた。X(旧Twitter)で活動するリーカーのMajin Buが最終デザインとみられる画像を複数公開し、MagSafe搭載を示唆するケース画像も流出した。
横長ワイドデザインを採用——なぜAppleはこの形を選んだか
これまでの複数のリーク情報を整理すると、iPhone Foldは他の折りたたみスマートフォンと比べて横幅が広い設計を採用していることが見えてくる。Tom’s Guideの報道によれば、Majin Buが公開した画像はこれまでの情報と一致しており、画面比率はほぼ正方形に近い。
比較対象として挙げられているのがGoogle Pixel Fold(初代)だ。当時から「他社より短くて幅広」と評されたPixel Foldと比べても、iPhone Foldはさらに横長になる可能性がある。
カメラバンプはiPhone Airに近いデザインとされているが、Airのように背面全体に横断するカメラバーは採用していないとのこと。これは折りたたみ時のグリップ感や手触りへの配慮とみられる。
MagSafe搭載がケースリークで浮上
今回のリークで新たに注目を集めたのがMagSafe対応の可能性だ。Majin Buが公開したとされるiPhone Fold用ケースには、背面にMagSafe対応を示すリングが確認できる。
Tom’s Guideは「ケースのリークは信頼性が低い情報源ではあるが、MagSafe搭載を示唆するリークが出てきた意味は大きい」と評価している。なお、15W標準MagSafeか25W高速充電になるかは現時点では不明だ。
参考として、GoogleのPixel 10 Pro FoldはMagSafe互換のQi2磁気充電に対応しており、折りたたみスマートフォン市場全体でMagSafeエコシステムへの追従が進んでいる状況がある。
スペックの現状まとめ
Tom’s Guideの報道を整理すると、現時点で伝えられているiPhone Foldのスペックは以下の通りだ。
項目 内容(リーク情報)
内側メインディスプレイ 7.8インチ(折りたたみ)
外側カバーディスプレイ 5.5インチ
折り目(クリース) 折り目なしを目指すと噂
本体厚さ 歴代iPhone最薄(iPhone Airの5.6mmより薄い可能性)
薄さについては、Samsung Galaxy Z Fold 7が展開時4.2mmとされており、Tom’s Guideはこの水準に近づけるかどうかを注目点として挙げている。
日本市場での注目点
現時点で日本での発売日・価格は未発表だ。ただし、過去のiPhone上位モデルの傾向からすると、日本での発売は米国と同タイミング(秋)になる可能性が高い。価格については、Galaxy Z Fold6が国内で約25万円前後で販売されていることを踏まえると、iPhone Foldはそれを上回る価格帯になると予想するアナリストが多い。
MagSafe対応が確定すれば、日本で普及している純正・サードパーティのMagSafeアクセサリがそのまま利用できる点は実用上の大きなメリットになる。バッテリーパック、ウォレット、車載ホルダーなどのエコシステムを既に持っているiPhoneユーザーにとっては乗り換えの敷居が下がる。
折り目(クリース)問題は折りたたみスマートフォン全般の課題であり、Appleがここをどう解決するかは実機レビューが出るまで判断できない。Galaxy Z Foldシリーズも改善を続けているが完全には解消されていない。この点がiPhone Foldの評価を左右する最重要ポイントの一つになりそうだ。
筆者の見解
Appleが折りたたみスマートフォンに参入するタイミングとして、2026年は「遅すぎる」とも「ちょうどいい」とも言える。Samsungがカテゴリを作り、GoogleがPixel Foldで実用性を示した後に参入するAppleのやり方は、いつも通り「先行者に学んで完成度を上げてから出す」という戦略だ。
横長ワイドデザインの採用は、既存の折りたたみスマートフォンが縦長に寄りがちだった中での差別化として興味深い。タブレットとして開いたときのアスペクト比が正方形に近いことで、コンテンツ消費やマルチタスクの体験がどう変わるかは実機が出てみないとわからないが、少なくともAppleなりの「折りたたみとはこうあるべき」という回答が出ることになる。
MagSafe搭載は、iPhoneユーザーのエコシステム継続性という観点で正しい判断だと思う。折りたたみという新しいフォームファクターに移行する際、「今持っているアクセサリが使える」という継続性は購入ハードルを大きく下げる。この点はAppleがよくわかっている部分だ。
価格と折り目の解決度——この2点が日本市場でのiPhone Foldの運命を決めると見ている。秋の正式発表が楽しみだ。
本記事はTom’s Guide(2026年4月20日付)の報道およびリーカーMajin Buの情報をもとに構成しています。リーク情報であり、正式発表内容と異なる場合があります。
関連製品リンク
Samsung Galaxy Z Fold7 256GB ジェットブラック
SIM Free Google Pixel 10 Pro Fold 16gb 256gb Moonstone
上記はAmazon.co.jpへのリンクです。記事執筆時点の情報であり、価格・在庫は変動する場合があります。
出典: この記事は iPhone Fold leak may have revealed final design and confirmed MagSafe — here’s what we know の内容をもとに、筆者の見解を加えて独自に執筆したものです。

