Azure DevOps MCPサーバーがMicrosoft Foundryに登場

Microsoftは、Azure DevOps向けのMCP(Model Context Protocol)サーバーをMicrosoft Foundryで正式に提供開始したと発表した。これにより、AIエージェントがAzure DevOpsのパイプライン・作業項目(Work Items)・リポジトリを自然言語で直接操作できるようになる。

MCPとは何か

MCP(Model Context Protocol)は、AIモデルと外部ツール・データソースを標準的なインターフェースで接続するためのオープンプロトコルだ。Anthropicが提唱し、近年急速に採用が広がっている。MCPサーバーを経由することで、AIエージェントはアプリケーションのAPIを直接知らなくても、自然言語の指示だけで外部システムを操作できるようになる。

何ができるようになるのか

Azure DevOps MCPサーバーを使うことで、開発者やAIエージェントは以下のような操作を自然言語で実行できるようになる。

  • パイプラインの管理: ビルドやリリースパイプラインの状態確認、トリガー実行
  • 作業項目の操作: バックログの確認・更新、スプリント計画の調整
  • リポジトリへのアクセス: コードの参照やプルリクエストの状況確認

たとえば「先週マージされたPRの一覧を見せて」「今日のビルドが失敗した原因を調べて」といった指示を、AIエージェントが直接Azure DevOpsに問い合わせて答えられるようになる。

リモートMCPサーバープレビューも同時提供

今回の発表と合わせて、リモートMCPサーバーのプレビューも提供が開始された。従来のMCP接続はローカル環境でのプロセス起動が前提だったが、リモートMCPサーバーにより、クラウド上でホストされたMCPサーバーへのHTTPS接続が可能になる。これにより、エンタープライズ環境での大規模なエージェント活用がより現実的になる。

エージェント駆動のDevOpsへ

この動きは「DevOpsのエージェント化」というトレンドの加速を示している。GitHub CopilotやAzure AI Foundryとの連携により、コードの記述から本番デプロイまでの一連のフローをAIエージェントが補佐・自動化する未来が近づいている。

日本でもAzure DevOpsを活用している企業は多く、CI/CDパイプラインや作業管理にAIエージェントを組み込む需要は高い。Microsoft Foundryのエコシステムを通じて、こうした機能が標準的に利用できるようになることは、DevOpsチームの生産性向上に大きく貢献するだろう。

利用開始方法

Azure DevOps MCPサーバーはMicrosoft Foundry経由で利用可能。Azure DevOpsのサービス接続とMicrosoft Foundryプロジェクトを組み合わせることで、既存のDevOps環境にAIエージェントを統合できる。


元記事: Azure DevOps MCP Server Now Available in Microsoft Foundry