Microsoftは、Microsoft Entra管理センターに新たな「ライセンス使用状況(License Usage)」ページを追加した。組織が購入したEntraライセンスの利用実態を、機能単位で可視化できる機能だ。
ライセンス管理の課題を解消
多くの企業が直面しているのが、Entraライセンスの過不足を把握しにくいという問題だ。Microsoft Entra ID P1やP2といったプレミアムライセンスには多数の機能が含まれているが、どの機能がどれだけ使われているかを確認する手段がなく、過剰購入や未活用ライセンスの放置が常態化していた。
今回追加されたページでは、条件付きアクセス(Conditional Access)、Identity Protection、Privileged Identity Management(PIM)などのプレミアム機能ごとに、実際の利用状況をダッシュボード形式で確認できる。
機能レベルの可視化で最適化が可能に
従来の管理ツールでは「ライセンスが割り当てられているかどうか」しか分からなかった。新しいページでは、割り当て済みライセンスのうち実際に機能を利用しているユーザー数を把握でき、「ライセンスは持っているが誰も使っていない機能」を特定できる。
日本企業においても、Microsoft 365のライセンス管理は常にコスト最適化の課題として挙げられる。特にEntra ID P2はP1に比べて高価なため、PIMやIdentity Protectionを使いこなせているかどうかの確認は、ライセンス費用削減に直結する。
利用方法
Microsoft Entra管理センター(entra.microsoft.com)にサインインし、「ID」→「概要」→「ライセンス使用状況」から確認できる。グローバル管理者またはライセンス管理者のロールが必要だ。
この機能はパブリックプレビューとして提供されており、今後さらなる機能拡張が予定されている。ライセンスの棚卸しや契約更新を控えている組織にとって、まず確認すべきツールになるだろう。
元記事: New Microsoft Entra License Usage Insights Shows Feature‑Level License Consumption