Microsoft 365、複数サービスの障害が長期化——管理者は早急な確認を

2026年3月28日時点で、Microsoft 365(M365)において8件のサービス障害(Service Degradation)が継続中であることが確認された。障害の中には3月中旬から解消されていないものも含まれており、企業の情報システム担当者は改めて影響範囲を確認することが推奨される。

継続中の主な障害一覧

発生日 影響サービス 概要

3月27日 Power BI / Azure Analysis Services デスクトップ版からAzure Analysis Servicesへのライブ接続レポートに接続できない場合がある

3月27日 SharePoint Online SharePoint Designer 2013を使用したサイト編集が不可

3月25日 Exchange Online カスタムアドインへの接続が不可

3月23日 Outlook 「My Templates」アドインにアクセスできない場合がある

3月20日 Exchange Online(Outlookモバイル) モバイルアプリからのメールボックスアクセスが断続的に不可

3月19日 Microsoft 365(米国) 米国内の一部ユーザーがM365サービスに断続的にアクセスできない

3月18日 SharePoint Online 検索結果で高関連度アイテムが優先表示されない

3月17日 Outlook Classic Microsoft Teams会議アドインが有効な状態でOutlook Classicが使用不可

注目すべきポイント

Outlookモバイルのメールボックスアクセス障害は3月20日から継続しており、テレワーク中のスマートフォンユーザーに直接影響する。特にOutlookアプリを業務の主要コミュニケーション手段としている組織では注意が必要だ。

SharePoint Designer 2013の問題は、同ツールが旧世代のツールであるにもかかわらず、現在もオンプレミスとのハイブリッド構成やレガシーワークフローで使い続けている企業において問題となりうる。Microsoftはすでに同ツールのサポート終了を案内しており、今回の障害を機に移行を検討するタイミングとも言える。

復旧済みの障害も多数

一方で、Teams会議への招待が .ics ファイルとして正しく処理されなかった問題、Microsoft 365 Copilotのボットへのメンション不可問題、Power Appsモバイル(iOS 26.4)でのモデル駆動型アプリへのアクセス不能などは、3月28日までに順次復旧が確認されている。

管理者へのアクション

M365テナントを管理する情報システム担当者は、Microsoft 365管理センターの「サービス正常性」ダッシュボードから最新ステータスを確認することを強く推奨する。特に影響を受けているユーザーから問い合わせが来ている場合は、インシデントIDをもとにMicrosoftサポートへのエスカレーションも検討されたい。

Microsoftは各障害に対してインシデントIDを付番しており、管理センターから詳細な影響範囲と回避策(ワークアラウンド)を確認できる。


元記事: M365 Service Status (9 degradations at 2026-03-28)