Azure Database for PostgreSQL、2026年2月の主要アップデートを発表

Microsoftは、Azure Database for PostgreSQLにおける2026年2月分のアップデート内容をまとめて公開した。今回のアップデートでは、インフラのコード化(IaC)環境の強化やUI改善、モニタリング機能の充実など、開発・運用両面での機能追加が目立つ。

PostgreSQL 18のTerraformサポートが追加

最大のトピックは、PostgreSQL 18に対するTerraformサポートの追加だ。新規サーバーの作成だけでなく、既存サーバーからPostgreSQL 18へのメジャーバージョンアップグレードも、Terraformのコードから実行できるようになった。

Terraformを活用してAzureインフラを管理しているチームにとっては、データベースのバージョン管理もIaCに統一できる大きなメリットとなる。GitOpsやCI/CDパイプラインとの親和性も高まり、データベース運用の自動化がより容易になる。

PostgreSQL 18は現在プレビュー段階のメジャーバージョンで、クエリ最適化やJSON処理の改善、論理レプリケーションの強化など多くの新機能が含まれている。本番環境への採用を検討している組織にとって、Terraformからの管理対応は重要なステップとなる。

Elastic ClusterもTerraformで管理可能に

スケールアウト型の分散PostgreSQL構成であるElastic Cluster(旧称:Hyperscale/Citus)についても、Terraformサポートが追加された。大規模データを扱うワークロードで利用されるElastic Clusterの構成管理を、コードで一元管理できる環境が整いつつある。

ポータルのVM SKU選択UIを刷新

Azureポータル上でのサーバー作成・変更時に使用するVM SKU(仮想マシンのサイズ選択)の画面が刷新された。従来のUI では選択肢が見づらく、必要なスペックを見つけるのに手間がかかるケースがあったが、新UIではコア数・メモリ・ストレージなどのスペック比較がより直感的に行えるよう改善されている。

Grafanaダッシュボードとのネイティブ統合

モニタリング面では、Grafanaダッシュボードとの統合が追加された。Azure Managed Grafanaを利用することで、PostgreSQLの各種メトリクス(接続数、クエリレイテンシ、ストレージ使用量など)を可視化・監視するダッシュボードをすぐに活用できる。

Observabilityを重視する運用チームにとって、別途カスタムダッシュボードを構築する手間を省けるのは実用的なメリットだ。

まとめ

今回のアップデートは、Terraformによる管理範囲の拡大、ポータルUXの改善、そしてGrafana統合と、クラウドネイティブな開発・運用ワークフローへの対応を着実に進めている印象だ。Azure Database for PostgreSQLを利用中のチームは、特にIaC管理の強化ポイントを中心に変更内容を確認しておくとよいだろう。


元記事: February 2026 Recap: Azure Database for PostgreSQL