Windows 11のMicrosoftアカウントサインインが失敗するバグ、緊急パッチで修正

Microsoftは2026年3月22日(土)、Windows 11向けに緊急の帯域外(Out-of-Band)パッチ KB5085516 をリリースした。3月のPatch Tuesday(月例パッチ)で配信された更新プログラムKB5079473に起因する深刻なバグに対応するためだ。

影響範囲と症状

今回の問題はWindows 11バージョン 25H2 および 24H2 を使用しているユーザーに影響し、個人用Microsoftアカウントでアプリにサインインする際に発生する。

Microsoftの公式リリースノートによると、「2026年3月10日以降にリリースされたWindowsアップデートをインストールすると、一部のユーザーがMicrosoftアカウントでアプリにサインインできなくなる場合がある。インターネット接続が正常に機能している状態でも、サインイン中に『インターネットなし』エラーが表示され、Microsoft Teamsや OneDriveなどのMicrosoftサービス・アプリへのアクセスが妨げられる」という。

影響を受けるアプリは広範囲にわたり、Microsoft Teams(Free)・Outlook・OneDrive・Microsoft Edge・Excel・Word など、日常的に使われる主要ツールが軒並み含まれる。

相次ぐ月例パッチのバグ問題

今回の緊急パッチ配信は、Microsoftが「2026年を通じてWindows 11の信頼性とパフォーマンスを向上させる」計画を発表した直後に起きた。その計画にはユーザーが好きなだけアップデートを一時停止できる機能も含まれているが、品質問題が続く現状では皮肉な展開とも言える。

実際、近年は月例パッチのたびに問題が頻発している。

  • 2026年1月:クラウドストレージサービス、リモート接続、シャットダウン処理に影響するバグを修正するため、緊急パッチを2本リリース
  • 2026年3月第3週:Windows 11 Enterpriseエディション向けに、Bluetoothとネットワーク障害に対処する帯域外アップデートを2本配信

日本のビジネス環境でも Teams や OneDrive は多くの企業に導入されており、今回のような認証障害は業務に直結する影響をもたらす。すでに3月の月例更新を適用済みで、Microsoftアカウントのサインインに問題が発生している場合は、KB5085516 を速やかに適用することを強く推奨する。

Windows Updateから自動取得できるほか、Microsoftカタログからも手動ダウンロードが可能だ。


元記事: Windows 11 Gets Emergency Patch to Fix Microsoft Account Sign In Issues