OpenAI、学生向けCodex提供と深層調査モード廃止を相次いで発表
OpenAIは2026年3月20日、AIコーディングエージェント「Codex」を米国・カナダの大学生向けに開放する「Codex for Students」プログラムを開始したと発表した。同時に、ChatGPTのレガシー版「深層調査(Deep Research)」モードを3月26日に廃止することも明らかにした。
学生はCodexを$100クレジットで試せる
Codex for Studentsは、在学中の大学生がSheerIDを通じて大学メールアドレスで本人確認を行うと利用できる。確認完了後、$100相当(2,500クレジット) がChatGPTの個人ワークスペースに自動付与される。
このクレジットはChatGPT Free・Go・Plus・Proプランに含まれるCodex利用枠を超えた分に充当でき、付与日から12ヶ月間有効。ただしAPIクレジットとは別扱いで、API経由では使用できない点に注意が必要だ。利用開始は chatgpt.com/codex/students から。
日本の学生は現時点で対象外だが、OpenAIが学生層への展開を本格化させている動向として注目される。国内大学でのChatGPT Enterprise/EDU導入が進む中、今後の日本展開も期待される。
レガシー深層調査モードは3月26日終了
ChatGPT(個人・Business・Enterprise/EDU)全プランで、旧来の「レガシー深層調査(Legacy Deep Research)」モードが2026年3月26日(木) に廃止される。
現行の深層調査機能や過去の会話履歴は引き続き利用可能で、ユーザーへの実質的な影響は限定的とされている。OpenAIは現行モードへの一本化を進めることで、機能の統合・保守コストを削減する狙いとみられる。
Enterprise/EDU向けにはインパクト調査機能も強化
ChatGPT Enterprise・EDUユーザー向けには「インパクト調査(Impact Survey)」機能の拡充も発表された。これまでEnterpriseのみだった調査機能がEDU(教育機関向け)にも展開され、専用の設問セットが追加される。調査結果のエクスポートや、ワークスペースオーナーによるオンデマンド実施も可能になった。
OpenAIの製品統合戦略が加速
今回の一連の発表は、OpenAIが進める製品ラインの統合・整理の一環と見られる。ChatGPT・Codex・Atlas(企業向け高機能版)を段階的に融合させ、単一のスーパーアプリとして展開する動きが進んでいる。さらにPythonエコシステムの主要ツール(ruff、uvなど)を開発するAstralの買収も伝えられており、Codexのコード実行・品質管理機能が大幅に強化されるとの見方も出ている。
AIアシスタントの「群雄割拠」から「統合プラットフォーム」へのシフトが、OpenAIを中心に加速しつつある。
元記事: OpenAI Is Merging ChatGPT, Codex, and Atlas Into One Desktop Superapp and Acquires Astral