Microsoft、Windows 11の「長年の不満」にようやく正面から向き合う
Microsoftは、Windows 11に対してユーザーが長年にわたって指摘してきた問題点を解消する大規模なアップデートを正式に発表した。2026年4月以降、Windows Insider Program(ベータテストプログラム)を通じて段階的に提供される予定だ。
主な改善点
タスクバーの移動が可能に
Windows 11でもっとも批判を受けてきた仕様変更のひとつが、タスクバーを画面の上部や左右に移動できなくなった点だった。Windows 10では自由に配置できたこの機能が、Windows 11では廃止されていた。今回の発表では、この要望に応える形でタスクバーの移動機能が復活する見込みだ。
Copilot統合の大幅縮小
Windows 11ではAIアシスタント「Copilot(コパイロット)」がOSに深く組み込まれ、意図しない場面で起動するなどとして不満の声が多かった。今回の改善では、CopilotのOS統合が大幅に縮小される。AIを積極的に活用したいユーザーには引き続きオプションとして提供しつつ、不要なユーザーへの押しつけを減らす方向に舵を切った形だ。
File Explorerの高速化
ファイル管理の要であるFile Explorer(ファイルエクスプローラー)のパフォーマンス改善も発表された。大量のファイルを扱う業務ユーザーやクリエイターにとって、体感できるレベルでの速度向上が期待される。
広告の削減
スタートメニューやエクスプローラー内に表示される推奨アプリや広告についても削減が予定されている。有料OSでの広告表示はかねてより批判が強く、今回の対応はユーザーの声を反映したものといえる。
「Microslop」批判への回答
ネット上では品質低下を揶揄して「Microslop(マイクロスロップ)」と呼ぶ声も一部で見られるほど、Windows 11への批判は根強かった。今回の発表はそうした声への直接的な回答とも受け取れ、Microsoftがユーザー体験の改善を最優先課題として位置づけたことを示している。
展開スケジュール
改善は2026年4月以降、まずWindows Insiderチャンネル経由で提供が開始され、その後一般ユーザーへ段階的に展開される予定だ。日本国内のユーザーも同時期に利用できるとみられる。
長年のフラストレーションに応える今回の大型改善が、Windows 11の評価を大きく塗り替えるか、今後の展開が注目される。
元記事: Microsoft announces major Windows 11 updates designed to fix biggest flaws