MicrosoftがSharePointの新UIを段階展開中——3年ぶりの大型刷新
Microsoftは2026年3月3日より、Microsoft 365上のSharePointを全面的にリデザインした「New SharePoint Experience」のパブリックプレビューを開始した。コラボレーション基盤として長年使われてきたSharePointが、より直感的かつAI活用を前提とした形に生まれ変わる。
アプリバーを「3つのジョブ」で再設計
最大の変化は左側のアプリバーの刷新だ。従来は統一的なナビゲーションが並んでいたが、新UIでは以下の5つのセクションに整理された。
- Home — グローバルナビゲーションが有効な場合、企業イントラネットの入口として機能。Viva Connectionsで提供されていた体験がこのHomeサイトに統合される
- Discover — 従来のSharePointスタートページを置き換え。AIによるアクションで質問したり、フォロー中のサイトのアップデートをキャッチアップできる
- Publish — コミュニケーションサイトやニュース発信などのコンテンツ公開に特化
- Build — ビジネスソリューションやカスタムアプリの構築に特化
- OneDrive — 個人ファイル管理
なお、グローバルナビゲーションが設定されていない場合はHomeではなくDiscoverが最初のアイコンとして表示される。
AI機能はCopilotライセンスが必要
新UIにはAI連携ツールが統合されているが、利用にはMicrosoft 365 Copilotライセンスが必要となる点は注意が必要だ。SharePoint Admin Agentなど、管理者向けのAI支援機能も追加される予定。
日本企業でCopilotライセンスを導入済みの組織にとっては、SharePointがより実用的なナレッジハブとして機能するようになる。
展開スケジュール
フェーズ 時期
パブリックプレビュー 2026年3月3日〜3月中旬
ターゲットリリース 2026年4月末〜5月初旬
一般提供(GA) 2026年5月初旬〜5月末
有効化の方法
新UIはデフォルトでは無効。SharePoint管理者またはグローバル管理者がSharePoint管理センターから手動で有効化する必要がある。手順は以下のとおり。
- SharePoint管理センターにアクセス
- 「設定 → SharePoint → New SharePoint experience」に移動
- 「Enable the new SharePoint experience」チェックボックスをオン
- 保存
有効化後、ユーザーはアプリバー下部の「New SharePoint」トグルで新旧UIを切り替え可能。プレビュー期間中はいつでも旧UIに戻せる。
旧「Featured Links」機能は2026年6月末に廃止
新UIへの移行に伴い、旧来の「Featured Links」機能は2026年6月末に廃止予定。現在この機能を活用しているイントラネット担当者は、早めに新UIへの移行計画を立てておく必要がある。
現在はプレビュー段階のため、本番環境への適用は一般提供開始後が推奨される。