Microsoftは2026年3月21日、Microsoftアカウントのサインインが失敗する深刻な不具合を修正する緊急更新プログラム「KB5085516」を公開した。
不具合の概要
今月のパッチチューズデー(定例セキュリティ更新)として配信された累積更新プログラム「KB5079473」を適用後、Teams、OneDrive、Microsoft Edge、Microsoft 365 Copilot、ExcelやWordなどのOfficeアプリでサインインができなくなる事象が報告されていた。
エラーメッセージには「インターネット接続が必要です。インターネットに接続されていないようです(You’ll need the Internet for this. It doesn’t look like you’re connected to the Internet.)」と表示されるが、実際にはデバイスはインターネットに正常に接続されており、誤検知であることが判明している。
影響を受けるユーザー
この問題はMicrosoftアカウント(個人・Teams無料版など)を使用している場合のみ発生する。企業環境でEntra ID(旧Azure Active Directory)を使って認証している場合は影響を受けない。
日本でも個人利用や中小企業でMicrosoftアカウントを利用しているケースは多く、特に「Teams無料版」を業務で活用しているユーザーは注意が必要だ。
修正方法
Microsoftは暫定的な回避策として「PCを再起動する」ことを案内していたが、今回のKB5085516の適用により根本的な修正が提供された。
更新プログラムはWindows 11バージョン25H2および24H2を対象としており、以下の方法で適用できる。
- Windows Update:設定 → Windows Update から「更新プログラムのチェック」
- Microsoft Update カタログ:手動でKB5085516を検索してダウンロード
なお、今回の更新にはパッチチューズデーで配信されたすべてのセキュリティ修正も含まれている。
相次ぐ緊急パッチ
今月のパッチチューズデー以降、Microsoftは複数の緊急対応を余儀なくされている。Bluetoothデバイスの認識問題やRRAS(ルーティングとリモートアクセスサービス)のセキュリティ脆弱性に対するホットパッチ、さらに一部のSamsung製Windows 11ノートPCでCドライブにアクセスできなくなる問題への対処など、異例の頻度で修正が続いている。
Windows Updateを自動更新に設定していないユーザーは、手動での適用を強く推奨する。
元記事: New KB5085516 emergency update fixes Microsoft account sign-in