EntraID認証できたらSSHの鍵を生成するOPKSSH
EntraID認証でSSH鍵を動的生成するOPKSSH入門 この記事の内容 SSHをEntra ID(OpenID Connect)認証と連携させるツール「OPKSSH」の概要を解説します 認証成功時に動的にSSH鍵を生成し、鍵管理の手間を大幅に削減できます サーバー側に必要な2つの設定ファイル(providersとauth.id)の書き方を紹介します クライアントPCでのopkssh loginから実際のSSH接続までのフローを説明します Entra IDの条件付きアクセスポリシーをSSH接続に適用できるセキュリティ上のメリットを紹介します OPKSSHとは こんにちは、あさです。今回は、SSH接続をEntra ID(旧Azure AD)の認証——正確にはOpenID Connect(OIDC)認証——に対応させるツール「OPKSSH」をご紹介します。 通常、サーバーへSSH接続する際には、事前に生成・配布されたSSH鍵ファイルを使った認証が必要です。しかし、この方法では鍵の管理が煩雑になりがちです。OPKSSHは、この課題を解決するために開発されたツールです。Entra IDでの認証が成功した場合にのみ、動的にSSH鍵を生成し、それを用いてサーバーへの接続を許可する仕組みを提供します。 OPKSSHの仕組み OPKSSHはOpenID Connect(OIDC)プロトコルを利用してSSH認証を制御します。具体的なフローは以下の通りです。 ユーザーがクライアントPCから opkssh login コマンドを実行します ブラウザが起動し、Entra IDの認証画面が表示されます ユーザーがEntra IDで認証(多要素認証などを含む)を完了します 認証が成功すると、Entra IDから認証トークンが発行されます OPKSSHがそのトークンを受け取り、一時的なSSH鍵ペアをクライアントPC上に生成します ユーザーは生成された鍵を使って、目的のサーバーへSSH接続します サーバー側では、その鍵が信頼できる発行者(この場合はEntra ID)から発行されたものか検証し、接続を許可します これにより、ユーザーはSSH鍵自体を意識・管理する必要がなくなります。また、管理者はEntra IDの強力な認証基盤(条件付きアクセスなど)をSSH接続に適用できるようになります。 サーバー側の設定 OPKSSHを動作させるには、サーバー側でいくつかの設定ファイルを用意する必要があります。主要な2つのファイルを見ていきましょう。 1. プロバイダー設定(providersファイル) このファイルには、どのIDプロバイダーからの認証トークンを信頼するかを定義します。今回はEntra IDを設定します。 # l o p g r i o n v . i m d i e c r r s o フ s ァ o イ f ル t の o 中 n 身 l ( i 例 n ) e . c o m / { テ ナ ン ト I D } { ク ラ イ ア ン ト I D } テナントID: ご自身のEntra IDテナントのIDです クライアントID: Entra IDに事前登録した「OPKSSH用アプリケーション」のアプリケーションIDです この設定により、指定したEntra IDテナントに属する特定のアプリケーションが発行したトークンのみを許可するようになります。 ...