Exchange 2010を仮想化し役割を統合する

Exchange 2010を仮想化し役割を統合することについて以下で書かれています。(英語) - [Exchange Server and Active Directory Blog: Exchange 2010 Virtualization and Combining Server Roles ?](http://smtp25.blogspot.jp/2013/01/exchange-2010-virtualization-and.html) 要約は以下です。 - 仮想化によって様々な利益が得られる - HUB, CASを1台に、MBXを1台にというのがよく見られる構成だが、HUB, CAS, MBXを1台にまとめることができれば台数は半分に減らせる。**この構成はMicrosoftにサポートされている**。 [Announcing Enhanced Hardware Virtualization Support for Exchange 2010 - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogs](http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2011/05/16/announcing-enhanced-hardware-virtualization-support-for-exchange-2010.aspx) ただし、この構成ではDAGはFailOverClusterを使っており、Fail Over Clusterが機能している状態でのNLBはサポート外なので、ハードウェアロードバランサーは必須になります。実際に私の知っているある程度大規模な顧客でも3つのロールを共存させた構成で正常に稼働しており、悪くない構成であると思います。 以下のExchange Teamのブログエントリではかなりこの構成をおすすめしています。 - [Robert’s Rules of Exchange: Multi-Role Servers - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogs](http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2011/04/08/robert-s-rules-of-exchange-multi-role-servers.aspx) HUB, CASが同居、MBXは別サーバーという構成はExchange Server 2007の時にはMBXを冗長化した上で他のロールと共存できなかったのでよくありましたが、2010以降では3ロール共存をまず検討してよさそうです。 ...

January 13, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2010(SP1)は規定の設定のままでは高負荷時にメール配送遅延が発生します。

今回はExchange Server 2010の高負荷時の挙動についてです。特にシステム導入前にLoadGeneratorで実際にパフォーマンス試験を行うような場合に規定値のままでは問題が発生してしまいますので注意してください。 規定値から設定変更すべき項目 現時点(2012/03/05)ではExchange Server 2010 SP1導入時にはSet-TransportServerコマンド及びEdgeTransport.exe.configの値を変更すべきです。規定値のままで動作させた際に、制限値に到達し、問題が発生するケースが多数報告されています。具体的な設定変更すべき項目等をここに書きたいのですが、残念ながら業務上得た知識なので、公開されているもの以外はここに書けません。(他の皆さんはどうされているのでしょうかね・・・) ネット上に情報があるものとしては以下のものが確認できました。 - [Exchange 2010 SP1 Store Driver throttling | Thoughtsofanidlemind's Blog](http://thoughtsofanidlemind.wordpress.com/2010/12/07/exchange-2010-sp1-store-driver-throttling/) The new keys and their values are: - [メッセージ調整について](http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb232205.aspx) Set-TransportServer MaxConcurrentMailboxDeliveries このパラメーターには、メッセージをメールボックスに配信するためにハブ トランスポート サーバーが同時に開くことができる配信スレッドの最大数を指定します。ハブ トランスポート サーバーのストア ドライバーは、メールボックス サーバーへのメッセージの配信とメールボックス サーバーからのメッセージの受け付けを行います。この制限は、Exchange 組織内のすべてのメールボックスへのメッセージの配信に適用されます。MaxConcurrentMailboxDeliveries パラメーターの既定値は 20 です。 Set-TransportServer MaxConcurrentMailboxSubmissions このパラメーターには、メールボックスからメッセージを受け付けるためにハブ トランスポート サーバーが同時に開くことができる配信スレッドの最大数を指定します。ハブ トランスポート サーバーのストア ドライバーは、メールボックス サーバーへのメッセージの配信とメールボックス サーバーからのメッセージの受け付けを行います。この制限は、Exchange 組織内のすべてのメールボックスからの新しいメッセージの受け付けに適用されます。MaxConcurrentMailboxSubmissions パラメーターの既定値は 20 です。 Set-TransportServer MaxConnectionRatePerMinute このパラメーターには、ハブ トランスポート サーバーまたはエッジ トランスポート サーバーに対して開くことができる新しい受信接続の最大数を指定します。これらの接続は、サーバーに存在する任意の受信コネクタに対して開かれます。MaxConnectionRatePerMinute パラメーターの既定値は 1 分あたり 1200 接続です。 ...

December 9, 2012 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2010(SP1)は規定の設定のままでは高負荷時にメール配送遅延が発生します。

今回はExchange Server 2010の高負荷時の挙動についてです。特にシステム導入前にLoadGeneratorで実際にパフォーマンス試験を行うような場合に規定値のままでは問題が発生してしまいますので注意してください。 規定値から設定変更すべき項目 現時点(2012/03/05)ではExchange Server 2010 SP1導入時にはSet-TransportServerコマンド及びEdgeTransport.exe.configの値を変更すべきです。規定値のままで動作させた際に、制限値に到達し、問題が発生するケースが多数報告されています。具体的な設定変更すべき項目等をここに書きたいのですが、残念ながら業務上得た知識なので、公開されているもの以外はここに書けません。(他の皆さんはどうされているのでしょうかね・・・) ネット上に情報があるものとしては以下のものが確認できました。 - [Exchange 2010 SP1 Store Driver throttling | Thoughtsofanidlemind's Blog](http://thoughtsofanidlemind.wordpress.com/2010/12/07/exchange-2010-sp1-store-driver-throttling/) The new keys and their values are: - [メッセージ調整について](http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb232205.aspx) Set-TransportServer MaxConcurrentMailboxDeliveries このパラメーターには、メッセージをメールボックスに配信するためにハブ トランスポート サーバーが同時に開くことができる配信スレッドの最大数を指定します。ハブ トランスポート サーバーのストア ドライバーは、メールボックス サーバーへのメッセージの配信とメールボックス サーバーからのメッセージの受け付けを行います。この制限は、Exchange 組織内のすべてのメールボックスへのメッセージの配信に適用されます。MaxConcurrentMailboxDeliveries パラメーターの既定値は 20 です。 Set-TransportServer MaxConcurrentMailboxSubmissions このパラメーターには、メールボックスからメッセージを受け付けるためにハブ トランスポート サーバーが同時に開くことができる配信スレッドの最大数を指定します。ハブ トランスポート サーバーのストア ドライバーは、メールボックス サーバーへのメッセージの配信とメールボックス サーバーからのメッセージの受け付けを行います。この制限は、Exchange 組織内のすべてのメールボックスからの新しいメッセージの受け付けに適用されます。MaxConcurrentMailboxSubmissions パラメーターの既定値は 20 です。 Set-TransportServer MaxConnectionRatePerMinute このパラメーターには、ハブ トランスポート サーバーまたはエッジ トランスポート サーバーに対して開くことができる新しい受信接続の最大数を指定します。これらの接続は、サーバーに存在する任意の受信コネクタに対して開かれます。MaxConnectionRatePerMinute パラメーターの既定値は 1 分あたり 1200 接続です。 ...

March 6, 2012 · 1 min · 胡田昌彦

レイヤ2 -データリンク層- スイッチングハブの動作

レイヤ2においてはまずMACアドレスを意識することが重要だという話をしました。 - 参考:[レイヤ2 –データリンク層- 宛先はMACアドレス](https://windowsadmin.ebisuda.net/2009/02/12/%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%a42-%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%af%e5%b1%a4-%e5%ae%9b%e5%85%88%e3%81%afmac%e3%82%a2%e3%83%89%e3%83%ac%e3%82%b9/) MACアドレスを理解したら、次に理解したいのはリピータハブとスイッチングハブの違いです。 リピータハブで接続されたネットワーク上の通信 まずは復習です。リピータハブで接続されているネットワークでは大まかに以下のような動きをします。 - コンピューターが通信を行う - NICがデータを受け取り、宛先MACアドレスをセットする(レイヤ2) - NICが電気信号としてデータを流す(レイヤ1) - リピータハブは電気信号をそのまま伝える(レイヤ1) - **リピータハブは受け取った電気信号を全ポートにそのまま流す(レイヤ1) ** - (別のコンピューターの)NICが電気信号を受け取る(レイヤ1) - **受け取るべきフレームであるかどうかをMACアドレスを元に判断する(レイヤ2) ** - 受け取るべきであれば上位層にデータを渡す。受け取るべきフレームでなければ破棄する。(レイヤ2) ここでのポイントは、5と7の動きです。リピータハブは全ポートに電気信号をそのまま流すので、リピータハブにつながっている全PCで受信してしまいます。PC-1からPC-2への通信をしているときに、その全てが他のコンピューターにまで全部届くのです。1GBのファイルをコピーするとしたら、まったく無関係なのに1GB分のデータが流れてくるのです。これは非常に無駄ですし、ネットワークがすぐに混雑してしまいます。 本来、PC-1宛ての通信であればPC-1だけに届き、PC-2宛ての通信であればPC-2だけに届いてくれさえすればいいのです。 スイッチングハブの動き で、これを実現してくれるのがスイッチングハブです。結局必要なコンピューター(=ポート)にだけ、電気信号を流してあげればいいわけです。コンピューター(NIC)が7で行っていることをスイッチングハブもしてあげればいいわけです。 はい。あとは考えればどうしたら良いのかは考えれば分かると思いますので、考えてみてください。 [問題]スイッチングハブはどのような動きをするでしょうか? 考えましたか?間違っていたとしても、きちんと自分の頭で考えてみることで血肉になっていきますのできちんと考えてくださいね。 スイッチングハブの動作 - MACアドレステーブル 「スイッチングハブがフレーム内の宛先MACアドレスを見て、そのMACアドレスがつながっているポートにのみ電気信号を流せばいい。」のですが、それでは「どのポートにどのMACアドレスがつながっている」ということはどのように把握できるでしょうか。 これを実現するために、スイッチングハブには「MACアドレステーブル」が備わっています(Arpテーブルとは別物ですので注意)。どのポートの先にどんなMACアドレスがあるかを記憶しておくわけです。 以下はスイッチングハブの気持ちになって一緒にMACアドレステーブルを更新してみましょう。 まずポート1からフレームが流れてきました。フレームにはもちろん送信元MACアドレスが書いてありますから(ここではMAC Aとしましょう)、ポート1の先にはMAC Aがある、とMACアドレステーブルに書き留めておきます。 ポート1 MAC A 流れてきたフレームにはもちろん宛先MACアドレスも書いてあります(ここではMAC Bとしましょう)。MAC B宛のフレームはどのポートに流せばいいでしょうか?MACアドレステーブルを見てみると、MAC Bがどのポートの先にいるかはわかりません(まだ学習していません)。ですから全てのポートに対してとりあえず流します。この「全てのポートに対してフレームを流す」という動作を「フラッディング」と言います。 MAC Bの持ち主は実際にはポート2の先にいたとしましょう。全ポートに対してフラッディングしましたので、もちろんポート2の先にいるコンピューター(NIC)もフレームを受け取ります。その上で宛先MACが自分宛ですから受け取って上位層に渡し処理をしてもらいます。ここでは、お返事をする必要があったことにしましょう。 (スイッチの気持ちになって。)今度はポート2からフレームが流れてきました。送信元MACアドレスはMAC Bです。MACアドレステーブルに書き留めておきます。 ポート1 MAC A ポート2 MAC B 流れてきたフレームの宛先MACアドレスはMAC Aになっています。MAC Aはポート1の先に繋がっていることを知っているので、ポート1のみにフレームを流します。 ・・・。 文字だけで書くとかなりわかりづらいですが、このようにフレームから「送信元MACアドレス」を読み取り、それをポートに対して対応付けておくことで、次回以降の通信の際には宛先MACアドレスを見て必要なポートにのみフレームを流すことができる。これがスイッチングハブの動作です。 ちなみに明示的にブロードキャストを要求された場合(宛先MACアドレスがFFFFFFの場合)にはきちんとフラッディングしてくれるので大丈夫です。 MACアドレステーブルはいつまで覚えているのか? でも、ちょっと待ってください。それは確かにあるときは1つのポートに繋がっているでしょうけど、そのうちポートを変更するかもしれません(座席移動などで)。そうなると、必要なフレームが必要な場所に流れてこないのではないでしょうか? この疑問は正しくて、MACアドレステーブルが更新されないとフレームは流れてきません。なので、きちんとMACアドレステーブルが更新される以下のような仕組みが備わっています。 - 一度覚えたMACアドレスは一定時間たつと消える - 学習済みのMACアドレスからのフレームが別のポートから入ってきたら、既存のものを消し、新しいポートに学習しなおす 基本的には何も考えなくてもポートを差し替えただけで繋がりますが、何かおかしいと思ったときにはMACアドレステーブルをチェックするということを発想できるようになりましょう。 ...

February 18, 2009 · 1 min · 胡田昌彦

レイヤ1 -物理層- なぜ情報が伝わるのか

この層はイメージすることが難しいネットワークの層の中では比較的イメージしやすい層かもしれません。なぜなら目に見える(ものもある)ので。具体的には以下のようなものがレイヤー1に対応するものとして存在しています。 ネットワークケーブル リピータハブ モデム 一番具体的にイメージしやすいのはネットワークケーブルだと思います。ネットワークケーブルを使ってコンピューターとコンピューター(や、HUBなど)を接続すると、情報がやり取りできるようになります。Windowsでいえばファイルもコピーできますし、きちんと構成してあげればInternet経由で世界中のサーバーからWebページ、音楽、動画なども取得することができます。 このとき、ネットワークケーブルの中では何が起きているのでしょうか?色々なものが通るのだからものすごく複雑なものが、得体のしれないものが通っているのでしょうか? 実は非常に複雑・・・ではなく、ものすごくシンプルです。基本的に電気信号が通るだけです。しかも電圧が高い、電圧が低いの2パターンしかありません。2パターンしかないのだから、言ってしまえば人間が手で旗を上げている、下げている、ということと同じことしかやっていません。 2パターンしかないのに、PCで使える全てのもの(文字、画像、音声、動画、プログラム、その他なんでも)を全て伝えられるのは何でだろう?と思うかもしれませんが、それこそが「デジタル」のすばらしいところです。この部分に関して突っ込んでいくと今回のエントリの目的からどんどん離れていってしまいますので、そこにかんしては後日別エントリでまとめたいと思います。 さて、本題に戻ります。ネットワークケーブルはただ単に電気信号を通しているだけ、という話でした。リピータハブに関しても同じです。リピータハブは入力があった電気信号を他のすべてのポートに対して電気信号として流す、ということをやっているだけです。モデムは電気信号を電話回線に対して「ガガガ」と音声に変換して流したり、その逆をしたりしているだけです。 つまりレイヤー1に属するものたちは何も考えずに電気信号なり、音声なりを流す、あるいは変換して流す、というただそれだけだということです。そしてその信号を「デジタル信号」として上位の層(レイヤー2)に渡します。 OSI参照モデルを思い出してほしいのですが、OSI参照モデルではそれぞれの層が独立しているのがポイントです。一昔前までは物理層として物理的なケーブルしかありませんでしたが、今は無線LANのように電波をつかって通信するものがあります。ですが、有線だろうが無線だろうがきちんとTCP/IPで通信できるわけです。新しいテクノロジが出てきても関連する層でのみ対応を行えばよく、他の層は何も気にしなくてもよいのがポイントです。 参考 詳細編 実際のWebアクセスをレイヤーで見てみよう:ITpro

December 5, 2008 · 1 min · 胡田昌彦