Networld.next 2018 DXにて登壇 - 日本のIT業界の未来について思う

今日はNetworld.next 2018 DXにて - 【Networld】3大メガクラウド構築ベンダーがガチンコ対決! - 【Networld】メガクラウド vs HCI ガチンコ頂上決戦! というセッションにて登壇させていただきました。 対決形式、ということで今まで経験のない形式でしたが、私はAzureでのシステム構築をするベンダーという立場でAzure推進の立場で楽しくやらせてもらいました。 今回はNutanixさんが投票で1位になりました。私は1つめが1位,2つめが3位でした。どれも結局そのクラウドや製品の良し悪し…というよりは、登壇している人の口の旨さ的なところと、その場で会場にいた人の感覚に依存した話にはなっているのですが。 いや、でも、私正直なところAWS, GCP, AzureとオンプレミスのHCIを比較するなんて「このクラウドファーストの時代にそもそも比較する対象としておかしい」くらいの感覚でした。そもそも比較対象ですらないでしょと。AWSとGCPとAzureのどれかが一番になって当たり前と思ってました。 なので、結果を見て結構本当に驚いてしまいました。 いや、もちろん私の力不足というのはあります。特に2つ目のセッションはQ&Aのみであり、そもそも話したいこと、伝えたいポイントについてほとんど話せなかった…というのはあります。ですが、それにしても日本のオンプレ思考の強さってのはちょっと本当にまずいんじゃないかと改めて思ってしまいました。 いや、Nutanixさんがクラウド思考だったり、パブリッククラウドとの連携を強めてたりするのはわかってるんですけどね。いや、それにしても。 私が感じている「当たり前」というのは別に私がそう感じるからとかそういう話ではなくて、ガートナーだってそう言ってます。タイミングよくレポート記事を目にしたので画像を引用しつつリンクします。 引用元:OpenStack Days Tokyo:ガートナーが予測する消えるエンタープライズデータセンターの衝撃 | Think IT(シンクイット) 様々なデータをもとに未来を予測するGartnerはもう「エンタープライズのデータセンターは消える」くらいのことを言ってるんです。ポイントは「コンテナ」「サーバーレス」だと。(※私はその先にもう一回(コンテナやサーバーレスの良いところも取り込んだ)PaaSが重要になると思ってるのですが) この世界の流れと、日本のお客さんとの会話の乖離や、このようなイベントでの結果というのはどうしてなのか、どうにかならないのか…そういう思いで「ハイブリッドクラウド研究会」をやってますので、今日のもやもやはそちらの活動にぶつけようと思ってます。 …で、まぁ、本当はなんでなのかというのはわかってるんですよね。記事にも言及があるのと、こちらもタイムリーに業界の解説記事が出ていたのでそちらもリンクしてしまいます。 - [IT業界の仕組みと偽装請負の闇を分かりやすく解説しよう (1/3):「多重下請け+客先常駐+偽装請負」のコンボで業火に包まれるな - @IT](http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1809/11/news006.html) 詳しくは記事を読んでほしいのですがこういう構造の中では「クラウドを使ってビジネスに貢献するシステムづくりを!開発速度を上げて市場の変化に迅速に対応を!」…っていう発想にならないです。 - クラウドになってしまったら自分たちの仕事がなくなってしまうじゃないか - 早くシステムが作れちゃったら、もらえるお金がすくなくなってしまうじゃないか こういう発想にどうしてもなりやすい構造が業界としてあります。 エンドユーザー企業自体が優秀なエンジニアを高給で抱えて、自社のサービスを継続的に改善していく…こういう枠組みのなかでクラウドを使ったシステムづくりの良さが活きてきます。 日本は業界構造の改善が進まなければ、本当に世界からますます取り残されてしまう…という危機感を私はもう何年もずっと抱えてますが、はてさて。 でも、今日は一緒に登壇した方から、「最近はXXX系でもクラウドの話が多い」「XXX業界はIoTなどにすごく力を入れている」など日本の大手企業も変わりだしているという話を結構聞けました。それはすごく良かったです。

September 11, 2018 · 1 min · 胡田昌彦