ファイルシステムの選択

今回はファイルシステムの選択に関しての話です。インストールの最中に以下のように聞かれます。 NTFSかFATか NTFSかFATか、という選択に関しては**迷うことなく「NTFS」**を選択すれば間違いありません。その理由としては「NTFSの方があらゆる面で高機能だから」ということになります。具体的に機能の比較表を見てみましょう。以下の評価Webサイトのあちこちから情報を拾ってきてつくった表です。(参考:ファイル システム) 全ての面でNTFSが優れていて、FATを積極的に選ぶ理由がないことが理解してもらえると思います。その中でも特に重要なのは以下のあたりだと思います。 最大ファイルサイズ FAT16, 32の4GBというのは今となっては小さすぎます。特にサーバーシステムでDBを利用するようなものに関しては1ファイルのサイズは4GBどころではなく、10GB、100GBなどというサイズも当たり前にあり得ます。 最大パーティションサイズ こちらもFAT16, FAT32では4GB、2TBとなっており今となっては小さすぎます。 ローカルセキュリティ機能の組み込み これはつまりファイルやフォルダに対してアクセス権を設定できるということです。具体的にはファイルやフォルダのプロパティを開いたときの「セキュリティ」タブの有無ですね。昨今のシステムでセキュリティ設定ができないなんてありえませんので、これは非常に重要なことです。 ちなみにこれはファイルシステムとしてのセキュリティ機能であり、共有フォルダのアクセス権とは別ですので、混同しないようにしましょう。 ローカル暗号化機能の組み込み これはつまりEFSが使えるかどうかということです。「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックを入れると暗号化できます。この設定を行わないと、物理的にPCにアクセスできれば事実上セキュリティ設定なんて意味がありませんので(詳細は別エントリで解説予定)、これも非常に重要な機能です。 FATをあえて選ぶのはどのような時か? FATよりもNTFSの方があらゆる面で優れているということは理解してもらえたと思いますが、ではファイルシステムとしてFATを選択するケースというのは存在しないのでしょうか?存在しないのならそもそも選択肢として用意されている意味がないのでは? もちろんFATを選択することになるケースも存在します。それはたとえば以下のようなケースです。 FATは扱えるがNTFSは扱えないOSからアクセスされる可能性があるとき。 デュアルブート環境 ブートディスクからの起動時 リムーバブルメディア 等 最近ですとLinuxからもNTFSの読み書きも行えますが、少し前は読むことはできても書くことはできないという状況がありました。WindowsとLinuxのデュアルブートにしつつ、データの受け渡し用のパーティションはあえてFATを選択するということを私自身していたことがあります。 他にもあえてFATを選ぶケースがありそうですが、ちょっと私には思いつきませんでした、そのくらいFATを選ぶケースというのは現状では稀だと思います。

November 17, 2008 · 1 min · 胡田昌彦