パブリッククラウドではブロードキャスト/マルチキャストを使えない

最近パブリッククラウドを検証用途でちょっとずつ使うようになりました。管理者権限がないのでちょっと触る程度なのですが…。(貧乏性なので、自腹で環境を持つ勇気が出ないのです。) パブリッククラウドのIaaSにオンプレミスで作成したスクリプトをそのまま持って行っても動かずびっくりしたのが「ブロードキャスト/マルチキャストが使えない」ということです。ちょっと考えれば当たり前なんだろうなとも思うのですが、完全に考慮外でした。 ブロードキャストがつかえないんじゃぁ、arpも通らないの?そんなわけないし…と思って検索してみたらいろいろ面白い記事を見つけて読みました。 - [EC2でブロードキャスト/マルチキャスト | Techy? Geeky? Whatever!](http://kentiest.wordpress.com/2013/03/23/ec2%e3%81%a7%e3%83%96%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%83%81%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%82%b9%e3%83%88/) - [The Limits of Cloud: Gratuitous ARP and Failover | Cloud Computing Journal](http://cloudcomputing.sys-con.com/node/2469233) amazonの情報は日本語ですら見つかりますが、Azureの情報はほとんどないですね。 クラウド上ではクラウドの流儀でいろいろなことを行わなければいけないということを実感しており、やっぱりみんなでクラウド…ってわけにもいかないなぁと再認識しております。

October 30, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

「イントラネットに繋がらない」 - ドメインサフィックス&Proxy編

今回は「インターネット」ではなくて、「イントラネット」に繋がらないというケースについて書いてみます。 今、Active Directoryで構成されたWindowsネットワーク(ドメイン名sample.lcoal)があるとして、そこにintraという名前のメンバサーバーがあり、そこでイントラサイトが稼働しているとしましょう。このときのURLは何になるでしょうか? - http://intra/ - http://intra.sample.local/ さて、どちらが正解でしょうか? 正解は、「どちらも正解」です。 「なんだ、それは」と思うかもしれませんが、これがなかなか奥深い話もあったりします。たとえば1のhttp://intra/というアドレスを使っている場合。クライアントの設定によってはつながったりつながらなかったりします。繋がる場合でも、名前解決の方法が異なったりします。ちょっと詳しく見てみましょう。 名前解決の手段は何か? まず、http://intra/というURLですが、実際にはintraというホストのIPアドレスを知らなくてはいけません。最終的にはTCP/IPで接続するわけですから。 名前解決の手段としては様々なものがある、という話は以前しました。 - 参考:[NETBIOS名とホスト名の違い](https://windowsadmin.ebisuda.net/2009/02/10/netbios%e5%90%8d%e3%81%a8%e3%83%9b%e3%82%b9%e3%83%88%e5%90%8d%e3%81%ae%e9%81%95%e3%81%84/) この場合intraを名前解決する方法は以下のパターンがあるわけです。 - hostsファイル(ホスト名) - DNS(ホスト名) - lmhostsファイル(NETBIOS名) - WINS(NETBIOS名) - ブロードキャスト(NETBIOS名) で、厄介なのが2に関してです。 ドメインサフィックス DNSとして考えたときに「intra.」なんていうホスト名はあり得ないわけです。本来は「intra.sample.local」です。なので「intra」を裏で「intra.sample.local」に変更してくれている仕組みが存在するわけです。 マイネットワーク→プロパティ→(対象NIC)→プロパティ→インターネットプロトコル(TCP/IP)→プロパティ→詳細設定→DNSタブ (なんてわかりづらい所にあるんでしょう…) - 「プライマリおよび接続専用のDNSサフィックスを追加する」 - 「プライマリDNSサフィックスの親サフィックスを追加する」 - 「以下のDNSサフィックスを順に追加する」 - 「この接続のDNSサフィックス」 そしてもう一か所あります。 マイコンピュータ→プロパティ→コンピュータ名タブ→変更→詳細 (なんてわかりづらい所にあるんでしょう…) - 「このコンピューターのプライマリDNSサフィックス」 - 「ドメインのメンバシップが変更されるときにプライマリDNSサフィックスを変更する」 これらの設定が"仕組み"になります。 勝手にドメインサフィックスが追加される理由 通常は以下のような流れで、勝手に適切なドメインサフィックスが追加されるようになっています。 - Active Directoryに参加する - 「ドメインのメンバシップが変更されるときにプライマリDNSサフィックスを変更する」が既定で有効であるため、ドメイン名(sample.local)が「このコンピューターのプライマリDNSサフィックス」として設定される - DNSを使った「intra」の名前解決の際に「プライマリおよび接続専用のDNSサフィックスを追加する」および「プライマリDNSサフィックスの親サフィックスを追加する」が有効であるので「intra.」だけではなくて「intra.sample.local」も検索される うまくいかないケース ここまでの説明が理解できれば、http://intra/ではアクセスできないケースがあることが理解できるのではないかと思います。 具体的なケースを示します。まず前提として以下のケースで、 - hostsファイルに記載されていない - lmhostsファイルに記載されていない - WINSが構成されていない - 対象サーバーと同一サブネットに無い(ブロードキャストでの名前解決はできない) これらすべてに加えて、以下のどれかの条件に当てはまる時です。 ...

March 11, 2009 · 1 min · 胡田昌彦

レイヤ2 –データリンク層- 宛先はMACアドレス

今回はレイヤ2の話です。 レイヤ2と一口に言ってもPPPやHDLCやADCCP等多数のデータリンクプロトコルがありますが、まずはなんといってもイーサネットに関しての理解が必要です。 MACアドレス レイヤ2において色々と理解すべきことはありますが、まずは何と言っても「MACアドレス」を理解しなくてはいけません。大げさに言えば、私はMACアドレス、レイヤ2の概念をきちんと理解しているかどうかが素人とプロのまず大きな違いだと思っています。そのくらい重要です。 昨今ではTCP/IPが全盛なので、「コンピューターはIPアドレスを持っていて、IPアドレスを住所のように使って通信している」という理解をしている人が多いですし、確かにそれは間違いではありません。ですが、それはレイヤ3を考えた時の話です。レイヤ2で同じようなレベルで理解をするならば「NICはMACアドレスを持っていて、MACアドレスを住所のように使って通信している」ということになります。 「NIC」というのは「Network Interface Card」の略で「LANカード」などとも言われます。このNICに、MACアドレスというものが指定されているわけです。 MACアドレスを確認する 「IPアドレスは設定したことあるけど、MACアドレスなんて設定したことないよ?」という人も多いと思います。まずは自分が今使っているコンピューター(についているNIC)のMACアドレスを確認してみましょう。 コマンドプロンプトで「ipconfig /all」を実行してみてください。 「Physical Address. . . . . . . . . : XX-XX-XX-XX-XX-XX」という行があります。これがMACアドレスです。上の例だと「00-0F-B5-8E-0B-54」ですね。 このMACアドレスはメーカーが工場でNICを生産する際に埋め込みます。ですので基本的に私たちが設定するものではありません。(例外はありますがまずはこの理解でいいでしょう。) MACアドレスからベンダーを調べる このMACアドレスは重複しないようにメーカーごとに割り当てることができる範囲が決まっています。ですので、MACアドレスを見ればどのメーカーのNICなのかわかるようになっています。具体的にはMACアドレスの先頭24ビットがベンダーをあらわしています。具体的には以下のようなサイトで調べることができます。 IEEE Registration Authority - IEEE OUI and Company_id Assignments サイトに行って「Search the public OUI listing . . .」という項目に自分のNICのMACアドレスの先頭24ビットの値を入力して「Search!」して見ましょう。 上の例であれば「00-0F-B5」というのは「NETGEAR Inc」のNICであることがわかります。 フレームの構造 レイヤ2のレベルで考えたときには宛先、送信元にMACアドレスが入力され、Ethernetに電気信号として伝えられます。これの塊をレイヤ2では「フレーム」と呼びます。「フレーム」は以下のような構造をしています。 「プリアンブル」「タイプ」「FCS」などの理解はとりあえず後回しで大丈夫です。重要なのは「宛先MACアドレス」と「送信元MACアドレス」です。 原則としてEthernetでは全てのフレームが全てのコンピューターに届けられます。レイヤ1レベルではただの電気信号なので繋がっている全てのコンピューターまで届くわけです。NICはフレーム内の宛先MACアドレスが自分のMACアドレスと等しいかを確認し、自分宛のものであれば上位の層(具体的にはレイヤ3)にデータを渡す、という動きをします。(※例外あり、後述) どうやって通信相手のMACアドレスを知るのか では、何か通信をしたい時、送信元MACアドレスには自分が知っている自分自身のMACアドレスを入れればいいとして、宛先MACアドレスはどうしたらいいでしょうか?どうしたらわかるでしょうか? たとえばpingを考えてみましょう。「ping x.x.x.x」という形でコマンドを打つときには、宛先のipアドレスはコマンドを打つ人が入力してくれますが、このときにMACアドレスを入力するということはしません。 ですので、IPアドレスからMACアドレスを知る仕組みが必要になるわけです。NICの気持ちになって考えてみると「x.x.x.xのIPアドレスを持っている人MACアドレス教えて」という事をネットワークに流せばよさそうです。そしてMACアドレスを教えてもらう。このやり取りを**ARP(Address Resolution Protocol)**と言います。 ARPは正確にはレイヤ3に属するプロトコルなのですがレイヤ2のMACアドレスを理解するために重要なのでここで登場してもらいました。 ブロードキャスト ところで、「x.x.x.xのIPアドレスを持っている人MACアドレス教えて」という時には宛先MACアドレスには何を入れればいいでしょうか?宛先MACアドレスを知るための通信をするときの宛先MACアドレスです。 なかなか難しいですが、正解は「全員宛て」です。全員に通信を受け取ってもらって、受けとったコンピューターのうち、x.x.x.xのIPアドレスを持っているコンピューターからのみ返事をもらえればいいわけです。 このような「全員宛て」という意味で「FF-FF-FF-FF-FF-FF」というMACアドレスが使われます。先ほど「NICはフレーム内の宛先MACアドレスが自分のMACアドレスと等しいかを確認し、自分宛のものであれば上位の層(具体的にはレイヤ3)にデータを渡す」というように説明しましたが、より正確にはここで宛先MACアドレスとして「ブロードキャストアドレス(FF-FF-FF-FF-FF-FF)」やマルチキャストアドレス「01-00-5E…」であっても受け取って上位層に渡します。 MACアドレスだけではなぜいけないのか? さて、MACアドレスというものを知りました。宛先のアドレスはブロードキャスト、ARPを使って知ることができます。この仕組みだけあれば他にアドレスは必要ないようにも思います。なぜMACアドレスだけでは駄目なのでしょうか? 実際、昔Windowsネットワークで使われていたNETBEUIというプロトコルには他にアドレスは存在しません。NETBIOS名というものはつけますが、NETBEUIにおいてNETBIOS名はMACアドレスと一対一に対応付けられます。サブネットマスクだのデフォルトゲートウェイだのルーティングだの面倒なことはなにもありません。ネットワークに接続しさえすればきちんと通信できるのです。こっちのほうが楽でいいのではないでしょうか? この問いへの答えはブロードキャストのことを考えるとわかります。実際にデータを届けるには相手のMACアドレスが必要なわけですからブロードキャストするわけです。そのフレームは全コンピューターに届かなくてはいけません。これは小規模なネットワークなら問題にならないでしょう。ですが、今日最大のネットワークであるインターネットではどうでしょうか? インターネット上の全てのコンピューターの発するブロードキャストが全てのコンピューターが受信する必要があるとしたら、おそらくブロードキャストパケットだけでネットワークは飽和してしまうでしょう。 ...

February 12, 2009 · 1 min · 胡田昌彦

NETBIOS名とホスト名の違い

今回は「NETBIOS名」と「ホスト名」について解説します。「NETBIOS名」と「ホスト名」が混ざってしまいよく理解できていない人はかなり多いです。いざという時のトラブルシュートで差が出ますのでしっかり理解しましょう。 Windowsネットワークの歴史 NETBEUIの時代 「NETBOIS名」のことをよく理解するためにはWindowsネットワークの歴史を知らなくてはいけません。 まず、今のTCP/IP全盛の時代からすると信じられないかもしれませんが、初めてWindowsにネットワーク機能が標準搭載されたWindows95では規定のプロトコルはTCP/IPでは無くてNETBEUIというものでした。そしてNETBEUIはNETBIOSというAPIを利用しています。 NETBEUIはTCP/IPとは全く異なる考え方のプロトコルです。IPアドレスなんてありません。ルーティングもしません。名前だけ決めておけばアクセスできる。そんなプロトコルです。考え方は非常にシンプルです。 このNETBIOSのAPIを利用するために「コンピューターにつける名前」が「NETBIOS名」です。 Windows95, 98の時代にはコンピューターにコンピューター名(=NETBIOS名)だけつけておいて、あとはEthernetで接続(レイヤ1で接続)だけしておいてあげれば「\コンピューター名」という形式で他のコンピューターにアクセスしてファイル共有やプリンタ共有を利用することができました。 「NETBEUI時代に使っていたコンピューター名」が「NETBIOS名」です。 NETBEUIの限界 NETBEUIは現在ではほぼ使われていません。なぜ使われていないのかというと以下の点で現在のネットワーク環境に合わなくなってしまったからです。 - ルーティング機能が無いため大規模なネットワークには向かない - インターネットが普及し、NETBEUIとの相互接続性に問題がある 95, 98の時にはファイルやプリンタの共有のためにはNETBEUIプロトコルを使って、インターネット接続にはTCP/IPを使って・・・と、複数のプロトコルスタックを使うようなこともありました。今では用途別に複数のプロトコルスタックを使い分けるということはもうほぼありません。 TCP/IPへの移行 Windowsネットワークもインターネット普及の流れに乗るためにTCP/IPを標準のプロトコルに採用します。時代の流れです。ですが、単純にTCP/IPに移行してしまうと今まで使っていたNETBIEUI+NETBIOSのAPIをつかったWindowsファイル共有やプリンタ共有が使えなくなってしまいますし、Windowsネットワークの特徴であった「とりあえず名前だけ決めておけば繋がる」という利点が失われてしまいます。 そこでマイクロソフトがとったのはTCP/IPの上でNETBIOSのAPIを使えるようにする、という戦略です。これをNETBIOS over TCP/IPといいます。TCP/IP上でNETBOISを使えるようにしたわけです。これにより、NETBIOSのアプリケーションそのままに、TCP/IPを使って複数セグメントに分かれた大規模なネットワークにも対応可能になりました。 このNETBIOS over TCP/IPの機能があるため、何も設定していない状態で「ping コンピューター名」に応答が返ってくるわけです。 複数セグメントになったことで起きる問題 NETBIOS over TCP/IPによって複数セグメントに対応し、大規模なネットワークに対応できるようになりました。ですが、もともとNETBEUIは「ブロードキャスト」を多様することで簡単に接続できるようになっていたため、複数セグメントに分かれてしまうとNETBIOSのAPIがきちんとネットワーク全体で使えない、という問題が出てきてしまいます。 この問題を解決するために、セグメントを越えるために、出てきた技術がWINSです。各コンピューターがNETBIOS名とIPアドレスの対応付けをWINSサーバーに登録しておき、利用したい場合にはWINSサーバーに問い合わせることで、セグメントを越えることができるようになりました。 また、lmhostsファイルというファイルにもNETBIOS名とIPアドレスの対応付けを書くことができるようになっています。 WINSサーバーを使うかlmhostsファイルにそれぞれ記述することでセグメントを越えることが出来るようになっています。 NETBIOS名 ここまで見てきたようにNETBIOS名というのはもともとTCP/IPとは別のNETBEUIというプロトコルスタック上で使われていた名前です。WindowsがNETBEUIからTCP/IPに乗り換える際に、過去の遺産を持ってきた、そういう構造になっています。ですからはじめからプロトコルスタックにTCP/IPを採用していたUNIX系のOSではNETBIOS名という考え方は存在しません。 基本的には自分のNETBIOS名をコンピューターは知っていて、それが(ブロードキャストで)呼ばれたら変事をするような仕組みになっています。 UNIX系ネットワーク(TCP/IP)の歴史 hostsファイル TCP/IPでは他のコンピューターと通信する際にはIPアドレスを利用します。 IPアドレスを人間が全て記憶することは難しいため、hostsファイルにIPアドレスとそれにつけるコンピューターの名前(=ホスト名)を記述し、管理していました。全てのコンピューターにhostsファイルを記述する、というのがもっとも原始的な形態です。 個別のhostsファイルにホスト名とIPアドレスの対応付けを全て記述していたのでは、ネットワークにコンピュータが1台増えただけで、既存のコンピューター上の全てのhostsファイルを更新して回る必要が発生してしまいます。同じようにIPアドレスを変更したい、ホスト名を変更したいと思った場合も同様です。 このようにhostsファイルだけでは小規模なネットワークならともかく、大規模なネットワークでは事実上管理できません。 DNS hostsファイルの問題を解決する仕組みとして考え出されたのがDNSです。クライアントはDNSサーバーに問い合わせて、ホスト名とIPアドレスの変換を行います。 ただし、この際に単純にhostsファイルに記載されていたものをDNSサーバー上に登録しただけでは何百、何千、何万というレコードを1台のサーバーで管理しなくてはいけなくなります。DNSはインターネット上でも使われていますが、インターネット上のホストとなると何百万、何千万、何億という単位です。これを1台で全て管理したり、冗長化のために複数台にコピーしたり、というのはかなり効率が悪いです。 さらにもしかしたら全く同じ名前を持っているホストが存在しているかもしれません。この場合どちらかのレコードのみを登録するわけにもいきませんのでどちらかの名前を変更しなくてはいけなくなってしまいます。 そこでDNSには、このような問題を解決するためのしくみとして、「ドメイン」という概念が導入されています。「ドメイン」ごとにレコードを管理し、ホスト名のあとにドメイン名までつけて1つのホストを表します。たとえばこのブログが稼動しているサーバーはdyndns.bizというドメイン上のebiというホストです。ebi.dyndns.biz.というのが完全修飾ドメイン名(FQDN)になります。(※完全修飾ホスト名とは言わずに、完全修飾ドメイン名といいます。) ちなみにWINSにはこのような「ドメイン」という考え方は存在しませんので上記の問題をそのまま抱えています。ですので、マイクロソフトもWINSには見切りをつけていて、廃止の方向に向かっています。 ホスト名 見てきたように「ホスト名」はhostsファイルおよびDNSにて管理され、ドメインという概念を含んだものです。 NETBIOS名とは異なり、自分のホスト名に対してそのIPアドレスを返答するような仕組みは備わっていません。 Active DirectoryでDNSを導入 マイクロソフトはWindows2000でActive DirectoryというWindowsネットワークを管理する新しい仕組みを導入し、その中で名前解決の仕組みにDNSを導入します。ここから本格的にWindowsネットワークでもTCP/IP+DNSという仕組みを採用したわけです。 ですが、過去の資産を継承するためにNETBIOSの仕組みも存続させます。NETBIOS over TCP/IPも搭載していますし、NETBIOS名の名前解決の仕組みとしてWINSも健在です。 このようにして、WindowsネットワークはNETBIOS名とホスト名が混在するややこしい状態になりました。 ポイント - lmhostsファイルとhostsファイル、WINSとDNSとが技術的には対応付けられる。ただし、その技術が必要となってきた経緯は異なる。 - ホスト名はTCP/IP,Unixの文化から来ている。 - NETBIOS名はNETBEUI(プロトコルスタック)+NETBIOS(API)という過去の技術を継承しているために残っている。TCP/IPへとプロトコルスタックを変更する際にNETBIOS over TCP/IPという技術が導入され、これによりTCP/IPネットワーク上でNETBIOS(API)が利用できる。 - NETBIOS名とホスト名が混在しているのはWindowsネットワークだけ。 参考 - [Insider's Computer Dictionary [NetBEUI] - @IT](http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/14/5787514.html) - [DNSの仕組みの基本を理解しよう](http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/dns01/dns01.html) - [@IT:基礎から学ぶWindowsネットワーク](http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/serial/index/index.html#baswinlan)

February 10, 2009 · 1 min · 胡田昌彦