メールボックス移行時のトランザクションログの生成量について(移行元にもトランザクションログは発生するのか?)

今回はメールボックス移行(移動)時のトランザクションログの生成量に関してです。 特に、Exchange Serverのバージョンアップ時には、大量のメールボックス移動が発生します。この中で移行先のメールボックスに関しては大量にメールボックス、メールアイテム等を書き込むことになりますのでメールボックスサイズ以上の量のトランザクションログが発生します。一方、移行元のメールボックス側にはトランザクションログは大量に発生するのでしょうか?しないのでしょうか? この問題は移行案件があるたびに、案件メンバーから質問もでますし、実はネット上の情報も混乱しています。さらに、実際の挙動も不思議な感じです。 確認できるネット上の情報 メールボックス データベースおよびログの容量の要因について: Exchange 2010 のヘルプ http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee832796(v=exchg.141).aspx 移動元サーバーでログに記録されるのはレコードの削除で、ログの量は多くありませんが、移動先サーバーでは転送されたすべてのデータを最初にトランザクション ログに書き込む必要があります。 Exchange Server 2003 でのメールボックスの移動 http://support.microsoft.com/kb/821829/ja データを 1 GB 移動するたびに、移動元および移動先のサーバーに 1 GB のトランザクション ログが生成されます。トランザクション ログ ドライブに十分な空き容量があることを確認してください。 バージョンの違いはありますが、真逆のことが書かれています。 Exchange Server 2007から2010への移行テストでの実績 以下は特定の環境で簡単にテストしてみた結果です。 - 移行先発生量 100MB移行時 –> 約200MB程度 - 1GB移行時 –> 約1.5GB程度 - 移行元発生量 100MB移行時 –> 約2MB程度 - 1GB移行時 –> 約200MB程度 移行元にもそれなりの量のトランザクションログが生成されています。しかも、元々のメールボックス容量と比較して正比例の関係にもなっていません。 また、移行をトリガーとせずにトランザクションログが異常に大量生成されるようなバグも過去存在しています。 - An Exchange Server 2007 mailbox server randomly generates many transaction logs in an Exchange Server 2007 Service Pack 1 environment http://support.microsoft.com/kb/947014/en-us ...

April 9, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013用のJetstress 2013が公開されています

Load Generatorと並んでExchange Serverのパフォーマンステスト時にお世話になる定番ツールのJetstressのExchange Server 2013用が公開されています。 - [Download Jetstress 2013 from Official Microsoft Download Center](http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=36849) Load Generatorはクライアントの動きをシミュレートして結果的にCAS経由で負荷をかけるのに対して、Jetstressはデータベース(ESE、別名Jet)に対して直接負荷をかけることができるツールです。 パフォーマンステスト時にはLoad GeneratorおよびJetstressで負荷をかけつつ、パフォーマンスカウンターを取得しておき、それぞれのツールの結果レポートと合わせてパフォーマンスカウンターの値からシステムを評価します。結局パフォーマンスカウンタの意味や、システムとしての特性を理解しておかないと数値の判断が下せないので、このあたりはかなり経験や知識が必要になってきます。 さらに、パフォーマンステストは本番環境に実施することが推奨されていないため、テスト用に環境を組み、そこでストレスをかけて評価し、それを持って本番環境の構成の妥当性を証明する…あるいは必要があれば構成を変更するという形になる……のですが、実際にはレポートの値が変だったり、きちんと負荷がかけられなかったりで色々と苦労することになります。この辺りはかなり現場での実践的なノウハウ(あるいはバッドノウハウ)になってくるのであまり細かいことは書けないのですが「ツールがあるからそれを実行すればいいんだな。ふむふむ。」と思っていると痛い目をみることは間違いないでしょう…。 とはいえ、新バージョン。すんなりと動作して、きちんとパフォーマンス測定ができるといいなぁと期待します。期待はずれになりませんように…。

April 5, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013テスト環境をWindows Server 2012上に構築する手順

telnetport25.comにてExchange Server 2013テスト環境をWindows Server 2012上に構築する手順が順次公開されています。 - [Building an Exchange 2013 LAB Environment using Windows Server 2012 from scratch – Part 1: Active Directory Domain Controller O/S Install… — www.telnetport25.com](http://www.telnetport25.com/2013/01/building-an-exchange-2013-lab-environment-using-windows-server-2012-from-scratch-part-1-active-directory-domain-controller-os-install/) - [Building an Exchange 2013 LAB Environment using Windows Server 2012 from scratch – Part 2: Active Directory Domain Controller: AD Installation… — www.telnetport25.com](http://www.telnetport25.com/2013/01/building-an-exchange-2013-lab-environment-using-windows-server-2012-from-scratch-part-2-active-directory-domain-controller-ad-installation/) - [Building an Exchange 2013 LAB Environment using Windows Server 2012 from scratch – Part 3: Active Directory Domain Controller: CA Installation… — www.telnetport25.com](http://www.telnetport25.com/2013/01/building-an-exchange-2013-lab-environment-using-windows-server-2012-from-scratch-part-3-active-directory-domain-controller-ca-installation/) - [Building an Exchange 2013 LAB Environment using Windows Server 2012 from scratch – Part 4: Provisioning your Exchange Servers… — www.telnetport25.com](http://www.telnetport25.com/2013/02/building-an-exchange-2013-lab-environment-using-windows-server-2012-from-scratch-part-4-provisioning-your-exchange-servers/) - [Building an Exchange 2013 LAB Environment using Windows Server 2012 from scratch – Part 5: Installing your first Exchange 2013 Server… — www.telnetport25.com](http://www.telnetport25.com/2013/02/building-an-exchange-2013-lab-environment-using-windows-server-2012-from-scratch-part-5-installing-your-first-exchange-2013-server/) - [Building an Exchange 2013 LAB Environment using Windows Server 2012 from scratch – Part 6: Configuring a DAG… — www.telnetport25.com](http://www.telnetport25.com/2013/03/building-an-exchange-2013-lab-environment-using-windows-server-2012-from-scratch-part-6-configuring-a-dag/) - [Building an Exchange 2013 LAB Environment using Windows Server 2012 from scratch – Part 7: Setting up DAG Databases and SSL… — www.telnetport25.com](http://www.telnetport25.com/2013/03/building-an-exchange-2013-lab-environment-using-windows-server-2012-from-scratch-part-7-setting-up-dag-databases-and-ssl/) - [Building an Exchange 2013 LAB Environment using Windows Server 2012 from scratch – Part 8: Users, Mailboxes, Distribution lists and Public Folders… — www.telnetport25.com](http://www.telnetport25.com/2013/03/building-an-exchange-2013-lab-environment-using-windows-server-2012-from-scratch-part-8-users-mailboxes-distribution-lists-and-public-folders/) かなり詳しく手順を記述してくれているので、テスト環境構築の際の参考になると思います。 ...

April 1, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

オブジェクトを削除してメールアドレスを引き継ぐ場合、オフラインアドレス帳とLegacyExchangeDNに注意

先日とある相談を受けたのですが、不通に操作するとしばらくメールが飛ばなくなってしまうケースだったので該当するケースが多いと思い、書き残しておきます。 やりたかったことは以下だそうです。 - これまでAD上に連絡先が存在し、あるアドレスから外部のアドレスにメールを転送していた addressA@externaldomain.sample - 上記の連絡先の転送先だったユーザーが組織内にメールボックス、メールアドレスを持つようになった。externaldomain.sampleは組織内のドメインになった。 newaddressA@internaldomain.sample - 上記の新メールボックスに、addressA@externaldomain.sampleのメールアドレスを持たせたい。 今まで外部に連絡先を使って転送していたが、そのユーザーが組織内部に存在するようになったので…というのは色々なケースでよくあることだとおもいます。この時に不通に操作すると以下の様になります。 - 連絡先オブジェクトを削除する - 新メールボックスにセカンダリアドレスとして旧アドレスを付与する SMTP:newaddressA@internaldomain.sample - **smtp:addressA@externaldomain.sample** たしかに上記の操作で問題無いケースもあるのですが、たいていの場合、すべてはうまく行かず、以下のような事象が発生します。 - 正常にメールが送信できるユーザーもいる(が、一部にとどまる) - Outlookのキャッシュから送信するとメッセージが届かない。 - アドレス帳から宛先を選択してもメッセージが届かない。(届く人もいる。届かない人もいる。選ぶアドレス帳によっても結果が変化する。) - 過去の送信済みメールを「全員に返信」した場合に該当のメールボックスにメッセージが届かない。 そして、上記の2,3の事象は2,3日で収まることになります。 これらは消された連絡先オブジェクトを指し示すものが以下の箇所にあることが原因です。 - Outlookの宛先キャッシュ - オフラインアドレス帳 - 過去のメールアイテム これらに格納されているのはオブジェクトのLegacyExchangeDNという値です。どれも、連絡先オブジェクトが存在している時にそのLegacyExchangeDNを覚えていますので、オブジェクトがなくなると紐づくものがなくなってしまい、メールが送れなくなります。 Outlookの宛先キャッシュはNDRを受け取るとクリアされるのでしばらくすれば勝手に無効となったキャッシュは消えていきます。Outlook上で宛先候補が表示されている時に明示的にDeleteキーを使って削除することもできます。 そうすると次はアドレスを手動で入力するとアドレス帳の中のデータと紐付くのですが…ここが曲者で、オンラインモードのクライアントはほぼリアルタイムにGCに問い合わせ、最新の情報を取得してくれるので問題は起きないのですが、キャッシュモードのクライアントは規定の状態でオフラインアドレス帳を見に行きます。オフラインアドレス帳はサーバー上で1日に1回更新、その後クライアントのダウンロードもまた1日程度かかるので運が悪いと丸2日程度更新されないことになります。この間すでに存在していないオブジェクトに対してメールを送り続けてしまうわけです。 オフラインアドレス帳は規定の状態ではグローバルアドレス一覧のみOutlookクライアント上に保持しており、名前解決に使われるのでグローバルアドレス帳から選択したり、宛先にアドレスを入力してAlt+Kで名前解決をすると無効なものが選ばれてしまいます。一方例えば「すべてのユーザー」などは規定の状態ではオフラインアドレス帳に含まれていなので「すべてのユーザー」からユーザーを選択するときちんとメールが送信できることになります。オンラインモードであればグローバルアドレス一覧から選んでも問題がないことと相まって、なかなか気が付きにくいポイントです。 さらに過去のメールにはメールアドレスではなく、オブジェクトのLegacyExchangeDNの値が保持されており、返信するとそれをそのまま使おうとしてしまうので問題が発生します。 これらの問題を全部未然に防ぐには結局無効になってしまったLegacyExchangeDNを、新しいメールボックスにひもづければ良いことになります。これはメールアドレスとしてX500アドレスを付与し、その値として問題のLegacyExchangeDNの値を入力すれば良いことになります。 LegacyExchangeDNとX500アドレス周りを理解するとかなりExchangeシステム周りが見えるようになってきます。例えばExchange Onlineへの移行ツールなども、全く同じようにX500アドレスを付与してこのあたりの問題を回避しています。気にしてみてみると面白いと思います。私が確認する限り、Exchange Server 2000移行はすべてこの仕組になっています。(5.5以前は確認していません。)

March 12, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013のマルチテナント構成について

Exchange Server 2013のマルチテナント構成についての情報が以下で公開されています。 Exchange Server 2013 hosting solutions and guidance マルチテナントというのは1つのExchange組織のなかに複数の独立したグループを作成し、それぞれが独立して管理されるようにする方法のことです。テナント1つが1組織。それが複数入ってくるような構成ですね。テナント同士はインフラは共有するものの、利用上は別テナントが存在していることが全く意識されないようになります。例えばOffice 365のExcahnge Server Onlineは典型的なマルチテナント構成です。 「別にホスティング業者じゃないからマルチテナント構成のやり方なんて知ってても意味ないでしょ?」という感想を持たれるかもしれませんが、実はちょっと大きな組織になってくるとグループ会社同士でお互いの存在をある部分隠したい、という要望はよく出てきます。アドレス帳を分離したい、予定表の共有はあそことあそこは許可するけど、あそこには許可したくない…。 基本的にExchange Serverはフォレストに対して1つの組織ということでずっとやってきているのでマルチテナント構成にはできない時代も長く、むりやりやろうと思うとかなり変態的な設定になり、副作用も大きく、そもそもできないことも多かったのですが、Microsoft自身がマルチテナント構成のサービスを提供するようにもなっており、最近はかなりきちんとマルチテナント構成が組めるようになってきているようです。 お客さんからちょっと特殊な要望が出てきた時には、マルチテナント構成にするような方法が適用できる事があるかもしれません。頭の片隅にとめておくと良いと思います。

March 11, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013は年4回のCU提供になるそうです

下記Exchange Teamブログで述べられている通り、Exchange Server 2013ではこれまでの不定期のSP, RUの提供ではなく定期的に年4回のCUの提供が行われるようになるそうです。 - [Servicing Exchange 2013 - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogs](http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2013/02/08/servicing-exchange-2013.aspx) CUはcumulative updatesの略で、累積アップデートですね。主にExchange Onlineとオンプレミスとの同期を取るための戦略変更となるようです。バグフィックスと同時に機能アップがなされることになります。Office365では気がついたら機能追加されていたり、変更点がわからなかったり、オンプレミスとの機能差異が多すぎて混乱したり…などかなりひどい感じだったのでこの辺りが整理されてくるとありがたいです。 また、はっきり言ってここのところのExchange ServerのRUの品質は悪いものが多く、RU自体の適用に失敗したり、RUを当てると大きなトラブルが発生したり、RUが出てからもしっかりと様子を見てからでないといけない感じでした。その辺りが今回の変更で改善されることを期待します。 ただ、それにしても、CUのサポート期間は短すぎる気がします。リリースからたったの半年しかサポートされません。 Q: How long is a CU supported? A: A CU will be supported for a period of three (3) months after the release date of the next CU. For example, if CU1 is released on 3/1 and CU2 is released on 6/1, CU1 support will end on 9/1. しかも場合によってはADのスキーマ変更まで含まれるとのこと。 Q: Will AD schema changes be included in CU’s? ...

February 22, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Onlineでやっとアドレス一覧の機能が提供されるそうです

日々徒然さんで、Exchange Onlineの新機能としてアドレス一覧の機能が実装されるという事が紹介されていました。 【新機能】アドレス帳のカスタマイズ « 日々徒然 新しい機能が追加、公開されていくこと自体は素晴らしい事だと思うのですが、はっきり言って「まだこのレベルでは大企業では使えないな」という気持ちが強まるばかりです。アドレス一覧の機能はオンプレミスではExchange Server 2000の頃からある機能で、それでも機能が足りないから・・・ということでやっと階層型アドレス帳が一般的に使えるようになってきたところですので…。 オンプレミスとOffice365。Office365は急速に機能拡張してきてはいますが、まだまだ(日本の?)要求が厳しいお客様への提案は難しいかなと思います。

February 19, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange 2010 SP3がリリースされました

待望のExchange Server 2010 SP3がリリースされています。 - [Download: Microsoft Exchange Server 2010 SP3 - Microsoft Download Center - Download Details](http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=36768) トピックは色々ありますが、目玉はなんといっても以下2点です。 - Exchange Server 2013との混在をサポート - Windows Server 2012上へのインストールをサポート これでやっと既存のExchange Server 2010組織に2013を追加して移行できる…!と思ったら、今度はExchange Server 2010との共存には2013側にCU1を適用しないと共存はサポートされず、2013のCU1は2013年の第1クオーターに出る予定…との事です。移行はまだお預けですね。 もうすぐExchange Server 2013に移行できるようになるわけですが、このように新しいOSをサポートしたり、新しいバージョンと共存できるようになったりと大きな変更が加わっていますので何らかの大きな問題が埋まっている可能性も高いと思われます。先行者として利益を得られるメリットもありますが、地雷を踏んで痛い目を見るリスクもありますので、その辺りは慎重に判断すべきと思います。個人的にはまだラボでのテストに留め、本番環境への適用は情報、事例が出揃うのを待つべきとおもいます。 Exchangeチームブログでも情報が出てますので確認してみて下さい。 - [Released: Exchange Server 2010 SP3 - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogs](http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2013/02/12/released-exchange-server-2010-sp3.aspx)

February 14, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange 2010 SP3からExchange 2013へのパブリックフォルダ移行

無くなる、無くなると言われながら何時までたっても無くならない(無くせない?)Exchange Serverのパブリックフォルダですが、Exchange Server 2013になって、今までのパブリックフォルダ専用のデータベースがなくなり、パブリックフォルダ用メールボックスにデータが格納されるようにデザイン変更されました。それにともなってパブリックフォルダの移行方法も今までのように「複製」設定をするわけではなくなっています。 具体的にはNew-PublicFolderMigrationRequestコマンドレットを使うわけですが、それ以前、以後に色々と手順が必要になります。 以下のTechnetの記事にその辺りの詳細があるので、移行の際には熟読の上、テストを十分にしてからの移行する必要があります。 - [Migrate Public Folders to Exchange 2013 From Exchange 2010 SP3: Exchange 2013 Help](http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj150486.aspx) 以前からパブリックフォルダ周りはバグが多かったですが、今回はさらに大きなデザインチェンジも入ってますのでかなり注意して移行作業を進める必要があるだろうと思います。

February 12, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013用のトランスポートエージェントの書き方

Exchange Team BlogでExchange Server 2013のトランスポートサービスの構造と、トランスポートエージェントについての解説およびサンプルプログラムが公開されています。 - [How to write an Exchange 2013 transport agent - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogs](http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2013/01/21/how-to-write-an-exchange-2013-transport-agent.aspx). トランスポートエージェントを書けばかなりのことがコントロールできるので、この拡張性の高さは魅力です。実質的にExchange Server 2010の時と同じことができるようですし、サンプルプログラムが公開されているのでかなりお手軽に実装できそうです。 ただし、どうしてもトランスポートエージェントを自作するとパフォーマンスの問題や「本当に全部のメールで大丈夫なのか」といった懸念が出てきてしまいその部分のテストをどのようにするか、ということが問題になってしまいます。私自身まだ確立したものは無いのですが、動作に関しては別途様々なパターン、文字コード、トランスファーエンコーディングのメールを送りつけてテストできるスクリプトを書いて問題の有無を確認するのが有効なように感じています。 ちょっと話題がそれてしまいましたが、トランスポートエージェントはある意味、お客の要望を叶える最後の砦ですので、しっかりと抑えておく必要があります。

January 29, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013のヘルプファイル(.chm)

以下の場所からExchange Server 2013のヘルプファイル(.chm)がダウンロード出来ます。残念ながら英語版ではありますが、手元にヘルプファイルがあると現場のエンジニアの皆さんは何かと便利だと思います。 Download Microsoft Exchange Server 2013 Help from Official Microsoft Download Center

January 28, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013のVisio用ステンシルが公開されています。

Microsoft純正のExchange 2013のステンシルが公開されており、ダウンロード可能です。資料作成に便利ですね。 - [Office Visio Stencil for Exchange 2013](http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=36448)

January 24, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013の負荷分散について

MSExchange.orgにてExchange Server 2013の負荷分散についての記事が公開されていました。 Introducing Load Balancing in Exchange Server 2013 (Part 1) :: High Availability & Recovery :: Exchange 2013 Articles :: Articles & Tutorials :: MSExchange.org 要点は以下です。 - 2013のCASはただのReverse Proxyでありユーザーの存在するMailboxにトラフィックを届ける - OWAのレンダリングもCASではなくMBXで行う - OutlookからもMAPIではなくRPC over HTTPS - CASへのHTTPSだけ考えればいい - どのCASにパケットが到達しても問題無い。フォームベース認証の問題はHTTPのクッキーではなくSSLのセッションIDで解決されており、CAS毎に再認証は必要ない。 - CASはすべて同じ証明書を利用する。 - ハードウェアロードバランサーを使わず、DNSラウンドロビンでも冗長化が行える。 - ただし、DNSラウンドロビンには欠点もある。 きれいに負荷分散されず負荷は偏る。 - 何かCASにエラーが起きていてもアクセスし続ける。(これはNLBも同じ) - ハードウェアロードバランサーを使う場合でもExchange2010のようにレイヤー7ではなく、レイヤー4で負荷分散できれば十分。 - 1つのVIPでは特定のサービスだけの障害時でも全部のサービスの切り替えになってしまう。手間を掛けるならサービス毎にVIPを作成しサービス毎に振り分けることも考えられる。 Exchange Server2013は2010までに比べて随分とシンプルになりましたね。冗長化さえできてしまえば良い…というケースではDNSラウンドロビンでもそれを実現できるというのはなるべくコストを掛けたくないお客様にとっては随分と素敵な事に思えます。ハードウェアロードバランサーは安いものもあるとはいえ、やはり構成し、トラブルを解決し…というあたりでかなり手間がかかりますからね。

January 17, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange Server 2013のメールフロー

MSExchange.orgでExchange Server 2013のメールフローについて解説されています。(英語) - [Exchange 2013 Mail Flow (Part 1) :: Planning & Architecture :: Exchange 2013 Articles :: Articles & Tutorials :: MSExchange.org](http://www.msexchange.org/articles-tutorials/exchange-server-2013/planning-architecture/exchange-2013-mail-flow-part1.html) - [Exchange 2013 Mail Flow (Part 2) :: Planning & Architecture :: Exchange 2013 Articles :: Articles & Tutorials :: MSExchange.org](http://www.msexchange.org/articles-tutorials/exchange-server-2013/planning-architecture/exchange-2013-mail-flow-part2.html) 以下要点です。 - Exchange Server 2013ではロールは2つ。MBXとCAS。Edgeは現在無い。 - メールは「トランスポートパイプライン」を流れる。これは3つのサービスでできている。 Front End Transport service: CAS上。ステートレスのProxy。基本的なフィルタ処理(コネクション、ドメイン、送信者、受信者)。ローカルにキューを貯めない。Transport serviceと通信する。 - Transport service: MBX上。以前のHUBと同等のことを行うが、直接メールボックスデータベースと通信はしない。Mailbox Transportと通信する。 - Mailbox Transport: MBX上。2つのサービスから成る。 Mailbox Transport Delivery: Transport serviceからメールを受け、RPCでメールボックスデータベースに配信する。 - Mailbox Transport Submission: メールボックスデータベースデータベースからRPCでメッセージを取り出しTransport serviceへ投げる。ローカルにキューを貯めない。 - Exchange Server 2007, 2010とは異なり、2013のCASは規定の状態で匿名ユーザーからのメールを受信するように構成されている。 - 組織には4つの方法でメッセージが入ってくる Receive connector - Pickup, Replayディレクトリ - Mailbox Transport service - Agent Submission - Transport Agentは2013でも健在。2010のHUB用に書かれたものは2013でも動く。 - メールボックスもtransportサービスを持つため、全サーバーがDAGを認識して動作する。 - 配布グループを展開するのはメールボックスサーバー。 ...

January 16, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Windows AzureにExchange Server 2010のテスト環境を構築する方法

MSExchange.orgにExchange Server 2010のテスト環境をWindows Azure上に構築する方法が公開されています。 - [Installing an Exchange 2010 Test Environment on Windows Azure (Part 1) :: Migration & Deployment :: Exchange 2010 Articles :: Articles & Tutorials :: MSExchange.org](http://www.msexchange.org/articles-tutorials/exchange-server-2010/migration-deployment/installing-exchange-2010-test-environment-windows-azure-part1.html) とは言っても、まだサポートされていないので、あくまでも自己責任でテスト用の環境を構築する形になります。 私自身はまだWindows Azureは試していないのですが、このStep by Stepを見る限りいくつかAzureの特徴を抑えておく必要があるようですね。とはいえ、かなり扱いやすそうにも思います。 最近はリソースをバカ食いするソフトウェアばかりになってしまってテスト環境を用意するだけでも大変です。メモリ4GB程度しか積んでいないPCなんかもう殆ど役に立ちませんしね。その点ではクラウドはかなり魅力的です。とは言え自腹で環境を借りるのも中々…。Azureには90日の無料期間があるようなのでどこかのタイミングで試そうとは思っています。

January 15, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange 2010を仮想化し役割を統合する

Exchange 2010を仮想化し役割を統合することについて以下で書かれています。(英語) - [Exchange Server and Active Directory Blog: Exchange 2010 Virtualization and Combining Server Roles ?](http://smtp25.blogspot.jp/2013/01/exchange-2010-virtualization-and.html) 要約は以下です。 - 仮想化によって様々な利益が得られる - HUB, CASを1台に、MBXを1台にというのがよく見られる構成だが、HUB, CAS, MBXを1台にまとめることができれば台数は半分に減らせる。**この構成はMicrosoftにサポートされている**。 [Announcing Enhanced Hardware Virtualization Support for Exchange 2010 - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogs](http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2011/05/16/announcing-enhanced-hardware-virtualization-support-for-exchange-2010.aspx) ただし、この構成ではDAGはFailOverClusterを使っており、Fail Over Clusterが機能している状態でのNLBはサポート外なので、ハードウェアロードバランサーは必須になります。実際に私の知っているある程度大規模な顧客でも3つのロールを共存させた構成で正常に稼働しており、悪くない構成であると思います。 以下のExchange Teamのブログエントリではかなりこの構成をおすすめしています。 - [Robert’s Rules of Exchange: Multi-Role Servers - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogs](http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2011/04/08/robert-s-rules-of-exchange-multi-role-servers.aspx) HUB, CASが同居、MBXは別サーバーという構成はExchange Server 2007の時にはMBXを冗長化した上で他のロールと共存できなかったのでよくありましたが、2010以降では3ロール共存をまず検討してよさそうです。 ...

January 13, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Exchange, Outlookのアドレス帳表示について

Exchange ブログ Japanにアドレス帳表示についての話題が掲載されていました。 Exchange サーバーのアドレス帳表示について - Exchange ブログ JAPAN - Site Home - TechNet Blogs このアドレス帳表示に関しては、散々泣かされてきたのでかなり知識を持っていたりします。ただ、Exchange Server 2003から2007になる時に受信者更新サービスが削除され、それによって随分とマシになりました。2003の頃の受信者更新サービスは設定によりますが、基本的に常に動き続けており、どのようなツールでどのように更新されても再度評価されていたのですが、その処理が止まってしまうトラブルが数多くありました。2007以降では常時動き続けるモデルではなくなったので「止まってしまう」というトラブルは仕組み上絶対に起きないように改善されたのですが、逆にその弊害が幾つか…という感じですね。 上記のブログで紹介されていることは以下のことです。 - アドレス帳表示はActiveDirectory上のオブジェクトの「ShowInAddressBook」属性でコントロールされる。 - 各種プロパティを更新するコマンドレットを叩くと、裏でShowInAddressBook属性が評価、変更されている。 - DCの複製遅延によりアドレス帳表示が意図しない結果となることがある。 - 直接DCに対して書き込みを行うと、ShowInAddressBook属性が更新されず、アドレス帳表示が意図しない結果となる。 - アドレス帳のフィルタに「グループのメンバ」であるいことを用いていると、そのグループにメンバとして登録してもShowInAddressBook属性は更新されない。 - Update-Recipient、Update-GlobalAddressList、Update-AddressListを使うと最新の状態に更新可能なので不整合は(DCの同期を行った上で)これらのコマンドレットを実行すれば解決する。 さらに、アドレス帳周りでよくあるのは以下のトラブルです。 - アドレス一覧には表示されるのに、グローバルアドレス一覧には表示されない。 キャッシュモードで構成されているOutlookはオフラインアドレス帳の方を優先的に参照します。オンラインのアドレス帳(つまりDC上のShowInAddressBook属性)が更新されてから、オフラインアドレス帳が更新され、さらにそれがOutlookクライントまでダウンロードされてくるまでには設定やタイミングによっては数日必要なため、このような状態になります。 このトラブルはあまりにも発生頻度が多いので知っている方も多いと思いますが、みなさんもお気をつけください。

January 9, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Public Folder replication troubleshooter

しばらく前になりますが、Exchange Server 2003のパブリックフォルダの複製トラブル対応に使えるPublic Folder replication troubleshooterというWebベースのツールが公開されています。 Public Folder replication troubleshooter - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogsなぜこんな時期に今更Exchange Server 2003のパブリックフォルダの話が?という感じではありますが、結局のところExchange Server 2003から新しいバージョンに移行する……というケースがまだまだ多いのだろうと思われます。パブリックフォルダは無くなる、無くなると言われて機能拡張が2003のころからほぼされないままであるという現実とも無関係ではないだろうと思います。 Exchange Server 2007, 2010ではパブリックフォルダ周りの問題が多いですから今から移行される方、覚悟して移行に望んでください。そしてちょっと変な事をするとすぐにおかしな動きをするので安全な道のど真ん中を進むように移行、運用される事をおすすめします……。

January 7, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Office365, Exchange Onlineからの送信数制限が緩和されました。

Exchange Team Blogにて以下のエントリが公開されています。 Recipient Rate Limit Increase to 10K for Office 365 and Exchange Online - Exchange Team Blog - Site Home - TechNet Blogs 要点は以下です。 - 今までは1ユーザーが1日あたり1500のアドレスにしか送信できなかった。(※配布グループは1アドレスとカウント) - これからは1日あたり1万アドレスに上限を緩和する。 - 大量の顧客に個別にニュースレターを送信する……というようなケースではOffice365, Exchange Onlineは使えない。 このあたり上限が増えたとはいえ、顧客の業種によってはOffice365, Exchange Onlineだけで全ての業務をまかなえない例として常に注意する必要がありますね。 ちなみにオンプレミスではこの制限は当てはまりません。オンプレミスでも制限したい場合にはThrottlingPolicyで制御する事になります。 Does exchange 2010 sp2 (RU2) has a Recipient rate limit ?

January 6, 2013 · 1 min · 胡田昌彦

Update Rollup 5 v2 for Exchange 2010 SP2, Exchange 2010 SP1 RU8 and Exchange 2007 SP3 RU9が出ています

各種Rollupがリリースされています。 - [Update Rollup 5-v2 for Exchange Server 2010 Service Pack 2](http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=2a49ed58-9dab-4d48-ae8a-c7139e3b34ba) - [Update Rollup 8 for Exchange Server 2010 Service Pack 1](http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=e43b1164-d768-4152-b9a3-d1491e2f3cba) - [Update Rollup 9 for Exchange Server 2007 Service Pack 3](http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=605fc9bc-a05c-4466-ace6-9c2af087d797) Exchange ServerのRollupは公開頻度が多くて、管理者は大変ですね…。

December 19, 2012 · 1 min · 胡田昌彦