先日DPMのバックアップロジックについて改めて確認しました。まだ把握しきれていないのですが、私はかなり誤解をしていたようです。「15分おきに同期される」というイメージが強く何から何まで…とは言わなくても大部分がそういう管理をされているのかと思い込んでいたのですが実際に調べてみると全然違いました。(※まだ確認中なので誤解が含まれている可能性が高いです。ご注意ください。)
現時点の私の理解は以下です。
- 15分おきに同期をする。それはディスクのミラーリングが同期的にやられているのに対して、非同期で時間差を持ってやっているイメージ。つまり、極端な言い方をすると「遅い」。
- 回復可能なポイントの作成は別途スケジュールされて行われる。これはVSSを使っている。同期をどれだけ頻繁にやっても結局回復ポイントを作らなければリストア可能なポイントは増えない。
- 高速完全バックアップをしないと同期対象にならず、したがってリストアもできない。 新規に作成されたファイルがリストア可能になるのは高速完全バックアップが行われたあと。
- **ファイルのバックアップはこのような感じだが、他の「アプリケーション」っていうのは色々あるしロジックも個別に全部異なる。**
例えばSQL Server15分おきの同期のタイミングでログを取得する、DB本体との同期は行わない。これによって任意のタイミングにリストア可能になる(=ファイルの回復ポイントとの依存関係も無い)。
- **下手に「15分おきに同期されます」という説明を注釈をつけずに行うと嘘になる。**
ここまで理解して以下のバックアップ設定の意味がわかるようになりました。
あとは、個別の「アプリケーション」についてそれぞれどのような挙動になっているのかを見ていく必要があるようです。以下は一例ですがDPMやバックアップ対象のバージョンによってこのロジック自体も変更になっている(改善されている)ようですので注意が必要なようです。
- [DPM 2012] DPM 2012 SP1 における Hyper-V バックアップのロードマップ - Japan System Center Support Team Blog - Site Home - TechNet Blogs [http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2012/06/20/3504815.aspx](http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2012/06/20/3504815.aspx)
CSV 1.0、すなわち Windows Server 2008 R2 の CSV 環境ですと、VM のバックアップは高速完全バックアップ、つまり前回のバックアップからの差分のみの転送が出来ず、毎回、VHD ファイルを全て読み出し・比較するという事が必要であり、それに伴ってバックアップ速度は非常に遅かったのですが、CSV 2.0 ではこれに対しての改善が図られています。
また、勉強する上では以下の記事がかなりデザイン周り含めて参考になりましたので紹介しておきます。
- DPM Protection Group Design Considerations - AuTechHeads Blogs [http://www.autechheads.com/blogs/entryid/252/dpm-protection-group-design-considerations](http://www.autechheads.com/blogs/entryid/252/dpm-protection-group-design-considerations)
DPMも色々と奥が深いですね。